科学?感性?経験?

不定期に「初心者の主張」を綴ります(゚Д゚;)

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昨日、水換え後、金魚がpHショックになりました。

水の酸性~アルカリ性が極端に変ると

金魚がショック状態を起こすというヤツですね。

場合によっては死ぬこともあるそうです。

私の場合、今回は水合わせが不十分
だったようです。
幸い金魚はすぐに元気に戻りましたが…

水槽のpHを何度も測ってると、
科学の実験をやってる気分になります。

原因を考える時も、アルカリ性寄りの要因とか、
水槽の中の原因物質を考えたりします。

「金魚を科学する」みたいな感じですか(笑)

ここに初心者にとっての陥穽があります。
いわゆる「頭でっかち」(笑)
未だに陥りがちですが…

金魚って科学なのか、経験値なのか、感性なのか…

答えのない問いですし、敢えて解答を探すならば
(私のような初心者が言うのもなんなんですが)
「全部のバランス」だってことになると思うんですね。

金魚関係のwebサイトを見てると、
すばらしく理論的・科学的に水槽を運用してる例が、
いっぱい出てきます。

でも逆に、ベテランの金魚飼いの中には
「亜硝酸?なにそれ(笑)」
みたいな方もおられます。

過密飼育や貧弱な設備もなんのその
「金魚をちゃんと見れば、どんな環境でも飼える」
なんて達人もおられるようです。

私だけではないと思いますが、初心者は
最初どれかに偏ってしまいます(笑)

私は科学には疎い癖に、
理論的な飼育に憧れたりしてました。
(今も憧れはありますけどw)

その後はネットで知り合った人たちの
知識に触れ、触発されて、
先輩の言うことは全部真似したい!
って方向に振れました(笑)

以下、自省を込めてですが。

pHだのバクテリアだの亜硝酸だのって、
少々面倒でも、理屈は最低限知って
おいた方が良いんだと思います。

病気治療などの時にも役立ちます。
白点病の病原虫の生態を教えてもらって、
治療のイメージが描きやすくなった、
なんてこともありましたし。

でも一方では、
化学や生物の授業みたいなこと「だけ」では
たぶん金魚は正しく飼えないんです。

金魚にとって良いことだけやってれば、
素晴らしい飼育になるかというと、
どうもそうではないみたいですから。

「丈夫な金魚を育てる」って事は、
敢えて少々環境が悪くても、大丈夫なように
金魚を鍛えるって意味合いも含まれます。

ベテランの病気に対する落ち着き具合も、
症状をきちんと観察する力があるからこそ、
なんだろうと思いますし。

私は幸いにも先輩から「頭でっかちになるなよ」と
注意をしていただけました。

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水のこと、金魚の生態のこと、病気のこと。
科学的な知識は持ってて邪魔にはならない。

自分でどんどん経験すること、
先輩の経験を伝えてもらうこと。
慣れる、ってことも含めて、とても大事です。

金魚を観察する目。
変化を見逃さず、異変を察知する能力。
これなしにはたぶん、どんな知識も無駄。

知識と感性と経験…バランスよく向上させ、
金魚にとって良い飼い主に早くなりたいものです!

水槽コンプレックス

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青水、舟、タタキ池・・・

私もまだ未経験ですが、これらの単語は
金魚初心者を威嚇し、威圧する力があります(笑)

初対面のベテランからいきなり、
「舟?タタキ?何面?」と畳み掛けられ、
答えに窮したこともありました。

その質問には

「水槽なんて最初から眼中にない」って
主張が込められてる・・・ように感じます。

「外が良いよ~」と無邪気に勧めてくれる人もいます。

でも、室内にも飼育スペースに限界があるように、
室外飼育が難しい住環境だって、
狭いこの日本では、当たり前にようにあるんです。

金魚にとって青水が良いっていうのは「常識」でしょう。
日光の下で育てた方が、病気にも罹りにくく、
丈夫になるとも聞きます。

でも。

そうやって飼える人ばかりじゃない。
我が家も狭いマンションで、ベランダも狭い。
電源もないので、簡単に外飼いができる状況じゃない。

なので、外で飼ってる人たちの話を見聞きして、
身を縮こまらせるしか術がありませんでした。

でも、徐々に疑問が湧いてくる。
快適に金魚を飼うことは、不動産に比例するの?
金魚って相変わらずお大尽の道楽なのか?

大掛かりなブリーディングしなくても、青水じゃなくても、
金魚飼育の楽しみ方はあるはずなのに…と。

でも、その事に自信が持てずに、
あてどもなくネットをさまよい、
「青水の作り方」みたいな情報を
眺めた時期もありました。

そして金魚のことを考えれば、
無理してでも外飼いしかない…と
どんどん思いつめて行く。

私のように感じてた、
もしくは感じてらっしゃる金魚初心者も
いらっしゃるのではないでしょうか。

でも、私の場合、ネットを通じて知り合った
先輩たちに救っていただきました。

曰く

「水槽でも立派に金魚は飼える」

「水槽でも稚魚から立派な金魚を育てられる」

寿恵廣錦で有名な大阪の
金魚ショップに行った時、
店主さんからいただいた言葉も嬉しかった。

「寿恵廣錦は、最初水槽で飼う方が良い」

「日本の環境に合わせた金魚ですから」

これでずいぶん気が楽になった記憶があります。

ベテランの金魚飼いからしてみると、
他愛のない話かもしれません。

でも、諸先輩たちの話がなければ、
私は水槽で飼っている自分にを
ずっと責め続けてたかもしれません。

青水じゃなくても、
舟やタタキ池じゃなくても、
金魚は元気に飼えるんです。

また、そうでなくては
日本の金魚文化は衰退の一途を辿るしかないと
思います。

私たち金魚初心者は
「金魚の消費者」ですから、
生産者と違う環境で当然ですし、
それを卑下することなんかない。

むしろ。

環境自慢をする人たちは、
「下品な金持ち自慢」をしてるぐらいに
思うことにしましょうよ!

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貧乏人のヒガミと思われても結構。

本当に金魚が好きな人たちは、
自分の環境を人に押し付けたり、
自慢げに語ったりしないものですから。
そうじゃない人たちに何を言われても
アッカンベーですヽ(´ー`)ノ

私は今でも外飼いにチャレンジしてみたい。
ベランダで小さな舟しか置けないでしょうけど。
でもそれは、コンプレックスからではなく、
「太陽の下の金魚」に憧れてるからです。