今回は@まつやまのメモです。
長文ですし、一部シモネタが入ります。
読み飛ばし推奨どころか、
読まない方が良いですよw
金魚は最後にちょっとだけ写真があります~
5月29日午前11時:
仕事中、胸の真ん中が痛くなる。
この痛みには覚えがある。
というか、ちょくちょく経験してた。
たいていは数分から数十分で収まってた。
内臓系(消化器系)の痛みだと、
自分では考えてた。
数年前に高知に金魚を見に行ってて、
この痛みの酷いのを経験してる。
(熱帯魚園さんに向かう途中でリタイアw)
その時は松山に帰ってから病院で見てもらったが、
心臓に大きな問題はなかった。
正午すぎ、痛みが収まる。
同時に空腹感。
会社の近くでうどんを食う。
このうどん屋さんは麺も旨いが、
チクワ天が好きで、
気分が乗ってる時は2つ載せて食う。
この日も2つ食った。
仕事を再開した午後1時過ぎ、
再び痛みが走る。
そこそこの痛みだが、
我慢してみる。
いっこうに痛みが収まらないので不安になる。
いつもはガスター10を持ち歩いてるのに、
この日に限って持ってきてない(;・∀・)
脂汗が止まらない。
立ったり座ったり、
厚生室(社内の休憩室)で寝転がってみるが、
痛みが収まらない。
ただし、絶叫するほどではない。
後輩に異変を気づかれる。
あと30分だけ休むから、
厚生室に様子を見に来てくれ、と頼む。
だが状態は変わらない。
仕方なく病院へ行くことにする。
会社の近くの総合病院へ、
原付を運転してGO!
午後2時:
駐輪場から受付までが遠い。
汗だくのデブが、顔をしかめながらロビーを縦断する。
心なしか待合の客が目を逸らしてるような気がした(笑)
受付で「薬をくれ。このへん(胸中央)が痛い。たぶん胃だ」と伝える。
が、受付は薬を持ってくるどころか、
車椅子やストレッチャーに載せようとする。
大汗をかいてるデブを見て、
大病患者と思ったようだ(゜o゜;
馬鹿野郎!ここまで長々と歩かせておいて、
今更そんなもん乗れるか!
と思ったが、大人な私は口に出さずに、
「いいから胃薬の良いヤツをくれ」と繰り返す。
看護師らと口論のすえ、車椅子に乗せられることに(´;ω;`)
「ただし、その前にトイレに行くよ」
自分の足で立って小用を足す。
まさか、この後、24時間以上、それができなくなるとは、
この時点では気づいてない。
ERに運び込まれる。
海外ドラマでありましたよね、「ER」。
大げさだなーと思うが、
医師は心臓だ!心筋梗塞だ!とウルサイ。
「いいからまず、薬をよこせ」と
ブチ切れる@まつやま。
若い元気な医師が、
入れ代わり立ち代り
「面倒な患者」を説得にかかる。
カテーテルを入れて、
心臓を検査すべきだ、と。
嫁を呼べ、と言われ、電話する。
嫁は一瞬戸惑ったようだが、
いつもの感じで「すぐ行くね」。
嫁の「すぐ」は、あまり「すぐ」じゃないのだが、
この日は15分かからずに病院に来た。
その間、
「この時間がもったいないんですよ」と
医師もイラツイている。
声が大きい若い医師に、
「いいからボリューム落とせや!」と
@まつやまも大人げない対応をしたり、
ERはとても悪い雰囲気に包まれてましたw
@まつやまは空気を読み、観念した。
まず胃の薬をよこせ。
そして、カテーテルとやらをやってみよう。
プロの意見に従おう。
ただし!
何も無かったらスグに抜くこと!
検査の準備が始まる。
陰毛を剃るというから、
ツルツルにされるのかと思ったら、
周辺部の一部だけ剃られた。
なんか逆に恥ずかしい(/ω\)
続いてチン○ンに管を入れる。
手術中の失禁を防ぐためらしいが、
人生で2回目。
ただ、今回は局所麻酔なので、
私の意識がハッキリしている状態で、
管を入れられたヽ(`Д´)ノ
これは初めてだった。
痛かった(ToT)
かなり痛いうえに、
オシッコが出そうで出ない、
溜まってるけど出せない、
両方の違和感を混ぜて100倍にしたような感覚が
下腹部を襲う。
「ぎゃお!ヽ(´Д`;)ノ」
何度も叫ぶ。
腹立たしいことに、
管を入れてるのは、
女医さんだったし、
マスク越しだが、美人っぽい。
その美人に
「もう少し!頑張って!大丈夫よ!」と
言われながら、管を奥へ奥へと入れられる。
こちらは、
「ぎゃお!ヽ(´Д`;)ノ」
としか言葉が出ない。
…病院ってのは、ある種、尊厳が損なわれるのを
覚悟して来るところだとは思うが、
なかなか強烈な経験でした(´;ω;`)
午後4時:
手術室にストレッチャーで移動し、検査開始。
まず右手首の辺りからカテーテルを入れる。
言葉で書くと簡単だが、
手首に麻酔をして、穴を開けて、
血管に管を通して心臓まで突っ込むわけで…
内視鏡手術とカテーテルは、
患者のダメージが極めて少ない手術方法で、
画期的な技術だと頭では理解してる。
しかし、実際に「何か」が腕の中に入ってきた時は
最初にカテーテルをやってみようと思った医師は、
ちょっと○○○○なんじゃないかと思った。
右手から心臓まで、血管という管の中に
さらに管を通すて!ヽ(`Д´)ノ
どんなマッドサイエンティストなアイデアだよ!
最初にナマコを食ったヤツはエライ、
と、よく言いますが、
カテーテルで心臓手術をしようと最初に思った人は、
同じぐらいエライわw
痛い(ToT)
手首の穴よりも、
手首から肘までの「内側」が痛む。
「センセー、痛いんやけど」
訴えて、麻酔を増やしてもらうが、
あまり効果はない。
意識がハッキリしてるから、
痛みを感じるわけで…
「ねぇ、全身麻酔に今からでも変えられない?」
2度ほど言ってみたけど、
医師には軽くいなされた。
「リスクが高いから」と。
手術を担当した医師は、
術後、主治医となり、
話が分かる、話を聞いてくれる、
とても熱心で腕の良い医師だと思えるようになるのだが、
この時点で@まつやまは、
「手術マニアの冷酷なメガネ医者」
としか思えなかったヽ(`Д´)ノ
(ごめんね、先生w)
手術担当医が最初に疑った場所には、
血管の詰まりはなかった、という。
ところが、別の場所が「詰まりかけてる」。
※右冠動脈だったそうです。
※心臓に繋がってる太い血管。ここが詰まるとかなり危ない、とのこと。
※ということで病名はやはり「心筋梗塞」になるようです(;・∀・)
このまま検査から手術に移行する、と告げられる。
ここまでの時間は約20分。
すでに痛みは限界に近い。
「手術て・・・時間はどれぐらいかかるんスか?」
医師はニコリともせずに答える。
「1~2時間です」
「それは無理!もたんて!」
しかも!
手首からの血管が細いため、
右足の付け根にも穴を開け、
そこから第2のカテーテルを入れて、
手術をするという∑(`・д・´ノ)ノ
冗談じゃない!
「いったん抜いて、改めて手術するほうが負担は大きいですから」
冷酷メガネ(あくまでこの時点で)は馬耳東風ヽ(`Д´)ノ
というわけで、二本目のカテーテルを挿入。
約1時間半にわたり手術が行われました(´;ω;`)
右手の痛みに加え、
寝返りがうてないため、
腰がドンドン痛くなりましたが、
最後の方は薬のせいなのか、
なんなのか、
@まつやまは電池切れのようになり、
痛いけど騒げない状態になり、
ボーっとしてた気がします。
午後6時:
「よし!いった!」
医師たちの声で我に返り、
手術が終盤に入ったことを知る。
カテーテルを通じて、
詰まりそうな血管にバルーンを入れて拡張、
そこが縮まないよう、ステントという器具を入れる、という手術だったのですが、
無事、ステントが入ったようです。
同時に胸の痛みも無くなった気がしますが、
それは心臓の手術の成果なのか、
事前に飲んだ胃薬のせいなのか、
寝てたも同然に感覚が麻痺してたからなのか、
今でも正直、分かりません。
「うまく行きましたから。今から抜きますよ~」
ようやく終わったと、ホッとしたのもつかの間。
手首からに比べて痛みが少なかった、
足の付根からのカテーテルを抜く時、
かなりの痛みが走りましたヽ(`Д´)ノ
「んごおぉぉっ!」
例えるなら、直径3センチほどの金属の筒が、
皮膚を押し破って体から出てくるような…(´;ω;`)
かなり大きな声を出した記憶があります(´;ω;`)
2本のカテーテルを抜き終わった後、
医師が満足そうな…しかし疲れた顔で寄ってきて、
「今日、病院に来てくれて良かったですよ」と
声を掛けてくれた。
医師からすると、私の心臓は
「症状こそ軽いが、非常に危ない状況」
だった、ということらしい。
そこでこちらも「ありがとう!先生!」とか、
応じれば感動のシーンだったのでしょうが、
あいにく、動かせない腰は滅茶苦茶痛いし、
チン○ンの管の違和感はそのままだし、
血管拡張剤のせいで頭痛がしてきた。
@まつやまの主観としては、
胸が痛いだけだったのに、
病院に来てから痛い場所が
幾何級数的に増えてるわけで(´;ω;`)
「そーっすか( ̄Д ̄)ノ」
そう言うのが精一杯だった(´;ω;`)
さて、本邦初公開!
というか、私も初めて見ました!
@まつやまの心臓の血管の造影写真。
手術前に比べて、手術後の方が、
血管が広がってる・・・ように見えなくもない(笑)
赤丸の部分にステントが入ってる…らしいですよw
午後6時半:
手術室から今度はICUへ。
ここからが地獄だった。
嫁もしばらく付き添ってくれたが、
面会時間は午後7時まで。
早々に帰ってもらう。
ICUではひたすら「絶対安静」。
心臓への負担を極力減らし、
足の付根に開けた穴から出血するのを防ぐためらしい。
手術時から痛みがあった腰が、
ますます辛くなってくる。
なにせ寝返り禁止。
デブな@まつやまにとっては、
かなりの苦行だ(´;ω;`)
加えて・・・
どんどん大きくなる頭痛。
左手に繋がってる点滴の管も痛いし、
右手の手術後の穴を塞いでる部分も痛い。
鼻に付けられた酸素用の管も鬱陶しい。
様子を見に来た医師に、
どうにかしてくれと訴える。
「採血の結果が良ければ、早くて明日の夕方病棟へ行けるかも」
病棟に行けば、チン○ンの管は外してもらえる、とのこと。
約20時間!
なんとか耐えるしかない(´;ω;`)
医師の言葉を信じ、ひたすら痛みに耐え、
浅い眠りに就く。
が、採血だの検温だの血圧測定だので、
数時間ごとに看護師さんたちによるアトラクションがあり、
長時間は寝られない。
起きるたびに痛みと向き合い直すことになる(´;ω;`)
深夜、看護師さんが「左足は立てて良いですよ」と言ってくれて、
かなり楽になった。
左足を動かせるだけで、
腰に掛かる荷重はかなり分散できる。
明け方には看護師さんに支えてもらって
横向きにしてもらった。
ここでかなり腰の痛みは減らすことができたヽ(´ー`)ノ
頭痛薬もようやく効き始めた。
5月30日午前7時:
朝食が出るが、食欲もないし、
敢えて口をつけなかった。
「小」は管で排出させられてるが、
「大」はオムツを履かされてるのみ。
つまらない意地かもしれないが、
自力でトイレに行く許可が出るまでは、
なんとか「大」はしたくない。
固形のものを口にして、
便意を催すのは避けたかった。
正午ごろ:
午後3時に病棟へ移動する許可が出た。
超嬉しい!
病棟に行けばチン○ンの管も外してもらえる。
絶対安静じゃなくなる!
嫁と電話で相談して、
個室にすることした。
大部屋でも私は良いが、
私のイビキで他の患者さんに迷惑を掛けたくなかった。
差額はちょっと厳しいが、保険でなんとかなる・・・はず?
午後3時:
痛みという点ではフィナーレw
病棟へ向かうため、初めてベッドを離れ、
車椅子に乗る。
ところが!
どうも狭いところに座る、という姿勢が、
チン○ンの管との相性が悪かったようで…
横になっている間にあまり感じなくなってた、
「出そうで出ない、出させてもらえない」的な
違和感の強烈なヤツが、下半身を襲ってきたヽ(`Д´)ノ
「早く!病棟へ行って、早く抜いて!」
看護師さんに泣きつく@まつやま。
この違和感は凄まじく、
病棟へ移動するエレベーターの中で
吐き気がしたほど(´;ω;`)
個室に着くやいなや、
急いで管を抜いてもらった。
「ぎゃお!ヽ(´Д`;)ノ」
その時の痛み&強烈な違和感は、
今回の入院で経験した苦痛の中でも、
ベスト3に入った(´;ω;`)
直後、個室のトイレに駆け込み、
自力で「小」をした。
自分でトイレに行ける幸せを噛み締めまくりましたヽ(´ー`)ノ
夕方、会社の上司がお見舞いに来てくれる。
この日の夜には右手の手術跡を抑えてた装置も外れ、
残すは点滴と鼻の酸素。
導入剤を出してもらい、
ぐっすり寝ましたヽ(´ー`)ノ
この後は日薬、って感じでした。
5月31日~6月4日:
31日には管が全部外れたヽ(´ー`)ノ
身も心も楽になったヽ(´ー`)ノ
心臓リハビリがスタート。病室の前の廊下を少しだけ歩く。
1日にはシャワーの許可が出る。
頭が洗える幸せを噛み締めるヽ(´ー`)ノ
入院の保証人になってもらうため、
会社の先輩に来てもらう。
2日はリハビリもなく、暇。
もう退院したくて仕方なくなる。
夕方、会社の先輩がお見舞いに来て、
少し退屈が紛れたが、夜暑くて眠れない。
3日は採血。結果が良かったので退院決定ヽ(´ー`)ノ
6分間で何メートル歩けるかというリハビリをこなす。
この日の夜も暑くて眠れず。
深夜、病院からほど近いJR松山駅で
暴走族とパトカーが賑やかにやってたので、
こっそり病院を抜け出して見に行ってみる。
私が行った時には既にお巡りさんしか居なかった。
少し涼んでから病室に帰った。
最終日の4日は、栄養指導など退院後の生活について指導があった。
2週間は激しい運動はNG。
その後は体力に応じて有酸素運動をしろ、とのこと。
食事は減塩。
タバコはやめろ、とのこと。
・・・タバコは減らすべく努力・・・できたらいいな!
ぐらいで(゜o゜;
退院直前、病室の窓から見た空がキレーでしたヽ(´ー`)ノ
もう夏が近いな、と思ったり。
退院が決まってなければ、
空がキレイだと感じてなかったかもなー、とも思いました。
今までも血圧降下剤を常用してましたが、
これからはもっと多種多様なお薬とお付き合いすることになりそう(´;ω;`)
なんて、ちょっと感慨深げに書いてみましたけど、
実際には入院&手術費に
夫婦揃って目を剥きましたw
昼前には帰宅し、
一週間ぶりに金魚と再会ヽ(´ー`)ノ
東京出張から帰って、
仕事のある日でもコツコツと水換えをしてて良かった!
どの水槽も大丈夫でしたし、
どの仔も元気でしたヽ(´ー`)ノ
でも、一部水換えはしました~
上の写真はブロードテール琉金の「ナガレ」ちゃん。
微妙に追われてるようなので、メスかも!
下は蝶尾チビ。…入院中に少し大きくなってましたヽ(´ー`)ノ
やっぱり金魚を見ると落ち着きますね!
以上です~ヽ(´ー`)ノ
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