ブログ、ちょっとサボってました(;・∀・)
夜遊び&金魚の世話でわりと忙しく、
「あ、写真を撮るの忘れた」って感じで(笑)
でも、金魚をエンジョイしてるという点ではオサオサ怠りありませんので(∩´∀`)∩
明日(2014年7月13日)は@まつやまが出入りさせてもらってる、
地元のらんちゅう愛好会「媛らん会」の今年1回目の研究会。
ズンドコ飼育だった、我が家のらんちゅうはもらわれていったものの、
媛らん会の会長さんから、魚を譲っていただいたこともあり、
らんちゅうをもっていってみようかと目論んでます!
(会員ではないのですが・・・いつもいいトコどりをさせてもらって申し訳ありません)
いただきもののらんちゅうとはいえ、
自分が短期間でも育てた魚を、競技的な場に出して、
ひと様にお見せするのは、もちろん初めて。
今からキンチョーしてます(((((((( ;゚Д゚))))))))
さて本題。
日経新聞(サイト上は7月3日付け)の記事、
需要減の金魚、復権のカギは「かわいさ再発見」
(全文閲読にはID登録が必要。無料で読めます)を興味深く読みました。
記事の概要は・・・
金魚すくいですくったものの、
家に持ち帰らない人が増えてるというエピソードから始まり、
金魚市場は縮小少傾向で単価も長期的には下落していると指摘。
(2013年、大和郡山の金魚販売量は5900万尾で10年前から2割減だそうです!)
一方、アートアクアリウム展や銀座での浴衣系イベント、
大和郡山市へ金魚写真を撮りに来る若い女性が増えているなど、
「カワイイ」をキーワードに、復興のチャンスもある・・・
って感じです。
全体的には金魚に好意的な記事だと思いました。
マスメディアが金魚業界のことを広く俯瞰した記事を書くのは
あまり多くないように思うので、
ナイストライだと思います( ̄ー ̄)bグッ!
この記事では金魚を飼う人が減っていることを、
以下のように分析しています。
人口減で祭りやイベントが減り、金魚に触れる機会が少なくなったことが背景にあるようだ。娯楽も多様化して金魚を飼う家庭は減っている。
たしかに金魚業界全体は右肩上がりではないとは思います。
一般社団法人 ペットフード協会による全国犬猫飼育実態調査でも、
2013年の金魚飼育者率は5.2%。
2004年(9年前)が約6.9%(世帯別統計から@まつやまが算出)でしたから
飼育者が減ってることは間違いないと思います。
大和郡山の「10年前から2割減」というのは、
全体傾向としても妥当なところなのかな、と思います。
欲を言えば・・・
2割減というのは大和郡山の「出荷量」。
あくまでも小赤を中心とした傾向だと思うんです。
娯楽の多様化と結びつけて考えるならば、
より趣味性の高い金魚(高級金魚と呼ばれてる魚種)を多く生産している、
弥富や埼玉の出荷額も勘案して分析してほしいところ。
(ネットなどでは見られない数字なので、こういう機会にぜひ取材してほしいです)
金魚に触れる機会が減ったという表現は、
たぶんに記者さんの感覚的なところかと思います。
確かにテキヤさんがやってるような屋台の金魚すくいは、
減ってるのかもしれませんが、
町内会やショッピングモールの主催する小規模イベントでは、
以前に比べて金魚すくいが増えてるのでは?とも思ったりします。
それに私が子供のころだった数十年前に比べ、
金魚を見る機会は増えてる気がします。
かつては観賞魚専門店か金魚すくいぐらいでしたが、
今はホームセンターで扱ってますもんね(・。・;
また、記事ではアクアリウム初心者は金魚から熱帯魚へ移行していると書かれています。
同じように家庭で飼う熱帯魚と比較しても、その存在感は薄らいでいる。一昔前まで家で飼う魚といえば金魚やメダカだったが、最近では魚を飼育する初心者が買うのは「グッピーやネオンテトラが中心」(観賞魚販売のフィッシュジャパン=東京・板橋)。
う~ん・・・( ; ゚Д゚)
この部分はちょっと納得できません。
同じくペットフード協会の調査によると、2009年に4.3%だった熱帯魚飼育者(統計は海水魚は別項目)が、2013年には2.5%にまで落ち込んでいるんです(´゚ω゚`ノ)ノ
ニューカマーが多いなら、こんな数字になるでしょうか?(;・∀・)
(それこそ犬猫に迫るぐらいの勢いで成長した市場では?)
そこは話がズレるので割愛します(;・∀・)
記事では東日本大震災の影響には
一切触れられていないのですが、
関東を中心に金魚も熱帯魚も一時、かなり打撃を受けたと聞きます。
より大きな影響を受けたのはヒーターを使うことが多く、
室内飼育がメーンの熱帯魚の方だったと私は思います。
大和郡山の小赤の出荷量が減っているのは、
確かに金魚飼育者が減ったからという側面もあるのでしょうが、、
熱帯魚飼育者が減ったことによって、大型魚の餌としての小赤の需要が減ったとも聞いたことがありますし、生産者の高齢化も影響しているのではないかと思ったりします。
「金魚<熱帯魚」という記事の構図は、ちょっと根拠レスかな、と感じました。
以下の部分はちょっと残念な記述。
金魚すくいで使われるのは「小赤」という種類。3~4カ月の養殖で出荷可能なサイズに育つ。セリ値は最需要期の夏に数百匹単位の大口購入で、1尾当たり 20円程度。ただ、こうした金魚は、比較的容易に増やすことができるため、インターネットで個人が販売することも増えてきた。「数十匹単位など少量で取引 し、1尾当たり10円程度で販売している」(インターネット専門の販売業者)との声もある。
小赤・・・つまり和金を個人でブリードして、
ネット販売している人も、そりゃいるかもしれませんが、
小赤こそ大量販売しないとビジネスになりませんから、
いわば装置産業というか、かなりの規模が必要になります。
いわゆる高級金魚を個人で増やしてネットで売るというのは、
1尾あたりの単価を考えると、まだあり得るというか、
小売店に対して競業関係になるというのは理解でますが、
小赤の個人ブリーダーが業界に何か影響を及ぼしてるとは、
ちょっと考えにくいデス(; ・`д・´)
魚種によっては、個人ブリーダーさんがネットで販売することで
価格破壊が起こった例というのは、
過去にあるというのは聞いたことがあります。
小赤と他魚種を混同しちゃったのでしょうかね(;´Д`)
あと、細かいところですが、おそらく誤解だと思いますが「え?(; ・`д・´)」と思う記述も。
中国からの金魚輸入に関しての部分。
(前略)中国は日本に比べて広い養魚場や、色を良くするために欠かせない餌の赤虫(ユスリカの幼虫)やミジンコを確保しやすい。
赤虫やミジンコに色揚げ効果はあまり聞かないのですが・・・(; ・`д・´)
アスタキサンとか多少は含んでるかもですが、
一般的にこれらの餌は色揚げのために使うわけではないと思います。
(前略)安価な上に模様が特徴的な“一品モノ”の金魚は「愛好家の中でも人気が高い」(フィッシュジャパン)という。
「一点もの」の書き間違いでしょうか(;^ω^)
一品モノでも意味は通らなくは無いのかもですが、
普通は「一点もの」って金魚業界では呼んでると思いますし、
中国金魚が全般的に安いとはいえ、
一点ものはむしろ高いと思うのですが・・・
(安い輸入金魚はむしろ一点ものとは呼ばれないと思います)
散々、指摘しましたが決してdisってるわけではありません。
取材先の多さからも、まじめに取材していることが伺えますし、
限りある紙幅では細かいところまで表現できないこともあるでしょうし。
何より、こういう記事が増えると多くの人に金魚に興味を持ってもらえるかもですし!
次回、もっと深い記事に期待して、ってことで(∩´∀`)∩
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