いざ徳島へ!阿波錦魚連合会遠征(上)

 

ま~いごのように立ち尽くすぅ~♪
わぁたしを早く届けたぁくて~♪
(小林明子「恋におちて -Fall in love-」)
参考:徳永英明バージョン – 恋におちて

いやぁ、迷いましたねぇ(/o\)
持っていく魚をどれにするか、ではなく、
お土産をどれにするか、でもなく、
文字通り迷子になりました(笑)

 

2019年11月17日、阿波錦魚連合会さんの品評会。
@まつやまにとって今年3回目のらんちゅう遠征。

私の車に同乗したのは島のらんちゅう師ことMさん、
蘭土竜さん、そしてH野さん。
アズー事務局長、S倉さんとは現地集合。
わが家を7時に出発し、高松道を板野ICで下り、徳島県北島町の水辺交流プラザを目指しました。

(迷った原因その1)
私の車のナビには水辺交流プラザの登録がなく、記憶と勘で運転した。

(迷った原因その2)
ゆめタウン徳島の前の県道をまっすぐ行って左折、ということは分かってたのですが、蘭土竜氏とH野さんが「インター下りて、とにかく真っ直ぐ」と主張。徳島市に入ってしまい(たぶん中島田ってところまで行った)、かなりの遠回り。

(迷った原因その3)
とりあえず、ゆめタウン方面を目指して運転する。
県道には戻れたものの、今度は私が曲がるところを間違える。
(あとで地図を見ると、橋を過ぎて曲がるのを手前の陸橋で曲がってた)
その後は写真の煙突を頼りに橋を何本も渡って走り回るが全然行き着かない。

 

途中、心配したアズー氏が何度も電話してくるが、まったく役に立たず(笑)
「いったん落ち着こう」とコンビニに車を停め、蘭土竜氏がスマホのナビを設定、数分後にはあっけなく到着。かなり近いところまでは来てたのですが・・・
(たぶん受付時間内には到着できたのでホッとしました)
舐めプ(なめて適当にプレイすること)はイカンですね!

 

会場に着いてすぐ受け付け。
出展料を払って名前と住所、出品数を書きます。

 

 

その後、魚を受け付けてもらうのですが、阿波錦魚連合会さんはこのとき写真が必要。ワタクシ、過去の失敗を反省し、事前にこんな写真を上見&横見の計3枚用意しました。
今回当歳には1尾しか出してませんが、複数出した場合、上見写真がどの横見写真と同じ魚のものか、現地では混乱することもあるのでラベリングしたわけです。
(飼ってて毎日見てても、別の場所で見ると分からなくなることもあるんス)
これを見た媛らん会メンバーからは「賢い」と褒めてもらいましたヽ(´ー`)ノ
こんな魚を出してる場合か!というツッコミはナシで。

 

準備こそちゃんとしたものの、この仔と親魚の白い仔は当然のように

ドボン

でした。゚(゚´Д`゚)゚。

 

先に会場入りしてたS倉さんは熱心に分譲魚を見てました。
分譲魚がある品評会に行くと、これも楽しみのひとつ。

 

 

分譲魚の中には土佐錦魚も。
久しぶりに見るとすごく新鮮です。優雅な魚種ですよねヽ(´ー`)ノ

 

 

それにしても今回の品評会、人数が多い。
このエントリーのタイトル画像(集合写真)を見てもらえれば分かると思います。
吉田健治会長さん(写真右)も「驚いてますよ」。
開会式でも「遠方からも多くの方々お集まりいただき、ありがとうございます」と挨拶。

 

そうそう開会式前に「あの藤原さん」が声を掛けてくださいました。
「媛らん会、急用で行けなくて申し訳ない」と。
錦蘭会の品評会で「来てくれますよね」と私がお願いしてたのを、ちゃんと覚えてくれたんです。
藤原さんも「今日は(上位に入るのは)大変です。人数も顔ぶれもすごいですよ」と仰ってました。
お孫さんと一緒に記念撮影(笑)
おじいちゃんに来年、愛媛に行くように言っておいてね~(・ω・)ノ

 

ダンディな黒川博さんと雑談したときも「ローカルの会の規模じゃないわ~」と感心されてたように、出品魚もメチャ多い∑( ̄□ ̄;)
向こうの舟まで全部当歳魚が入ってます。

 

 

審査開始。
1週間前の媛らん会品評会で審査をしてくださった社団法人 日本らんちう協会西日本本部長の九里博公さん、阿波錦魚連合会の島本康宏さんが今回も審査員を務めておられました。いやほんとご苦労さまです。

 

 

自分たちが運営する品評会でない場合、審査結果が出そろうまで少し時間が空くので各自会場をウロウロ。
撮影も自分のブログの分だけなので、いやぁ気が楽ヽ(´ー`)ノ

蘭土竜氏は徳島遠征は初めてだったかな?
会場の自販機をしげしげと。
ご当地ドリンクAwa Riseを購入。
「阿波おどり専用エナジードリンク」だそうです。
味の感想は聞いてません(・ω・)ノ

 

 

審査は始まったばかりですが、正午になったのでお弁当!
ご飯が3種類あり(錦蘭会もそうだったけど決まってんだろうか?)、手前左には「きんちゃく卵」が入ってました。
ゆで卵を巾着で包んで煮たもののようですが、媛らん会勢は全員「きんちゃく卵」を初めて見たので、ちょっとした驚きでした。

 

 

交流プラザ2階の室内で食べる人が多い中、我々はデッキに車座で。
盗賊の宴会か(笑)
らんちゅうの話もしつつ、楽しく&おいしくいただきました。

 

 

そうこうしてると当歳小の部から審査結果が出始めました。

 

上位魚などの紹介は次回。
良魚ずら~り!阿波錦魚連合会遠征(中)に続きます。

 

初参戦!淡路の品評会に行ってみた!

東京よりも大阪の方が淡路島に近い~♪
好っきやね~ん、好っきやね~ん、大阪が好きやね~ん!
「好っきゃねん」ミス花子、1981年)

というわけで始まりました、らんちゅうブログと化している「金魚ビギナーですが、何か?」。気まぐれ更新なので誰も読んでないかもですが(笑)

わが地元・愛媛から本州に金魚遠征する時、よく通るのが淡路島(先日の錦蘭会遠征でも通りました)。
瀬戸内最大の島でタマネギや淡路ビーフでも知られてて、近年は関西のお金持ちが高級別荘を建てたり…なんて話は聞いたことがあります。
冒頭の「好っきゃねん」という歌は、私が小学生のころに書店かなんかの有線で聴き、ここのフレーズがメチャクチャ面白くて覚えてた。私が淡路島を人生で初めて意識した瞬間でした(笑)

ちなみに南あわじ市には「戦没学徒記念館」があり、ここを設計したのが愛媛県今治市で育った丹下健三(戦没学徒記念館 | 丹下都市建築設計)なんだそうです。
今回は行けませんでしたが、いつか見に行きたいです。

 

いつも通過してばかりの淡路島ですが、らんちゅうの品評会が開かれていることは、数年前に聞き、ずっと興味を持ってまして。2年前、淡路育水会の事務局さんからメールをいただいたのがきっかけで(たまたま私が撮影した、らんちゅうの写真の使用許可を丁寧に申し出てくださいまして)、行ってみたい!という気持ちが強くなりました。

というわけで、今回媛らん会のメンバーと初遠征してきました。
松山から5人!媛らん会の関西在住メンバーM宮さんも常連として参加!
総勢6人が淡路島に集結しました(≧∇≦)/

午前7時に松山インター近くで、島のらんちゅう師ことMさんと合流。
Mさんはベテランですが、好奇心旺盛で「知らない会に行ってみたい!」と参加。
続いて高速道路と一般道路の両方からアクセスできる石鎚ハイウエイオアシスで、品評会遠征は初めてというH野さんT下さんと落ち合い、約3時間で現地に到着。

 

急遽参戦が決まったS倉さんも遠征初体験ですが無事現地集合、M宮さんが出迎えてくれました。

淡路育水会(「淡路育水会、活動記録」)の秋季品評大会はことし17回目。兵庫、大阪、徳島などから愛好家が集まってます。
会場はイオン淡路店に隣接する商業施設「カリヨン広場」。カリヨンはベルギーやオランダ発祥の「演奏できる組み鐘」のことだそうで。広場入口の門を見上げると鐘楼のデザインになってました。

 

 

受付を入ってすぐはこんな風景。あの藤原さんの姿も見えます。
「あの藤原さん」の説明は前回のブログでしてますのでここでは略(意外!?@まつやま健闘?錦蘭会レポートpart2)
ヨーロッパ調の建物群の中でらんちゅうの品評会というのがなんとも面白い。

 

 

洗面器は通りと木々の間にキレイに並んでました。
この日は暑すぎず寒すぎずで、品評会日よりでした(*≧o≦)b

 

 

受け付けを済ますと参加賞がもらえました。
たこせんべい!
帰宅後、家族とおいしくいただきました。

 

 

自分たちの魚を各部門(当歳大・小、二歳、親の4部門)に入れていきます。
当歳の場合、小の部に入れてもあとで大の部に移されたり、その逆もあったり、そのへんは審査員や魚係さんが審査前に調整するようです。

 

 

わいわい雑談が盛り上がる中、集合写真。
気取らないというか、とてもアットホームな感じ。

 

 

淡路育水会の飛田豊会長から開会の挨拶。
「お忙しい中ありがとうございます。良魚がそろい、嬉しいです」

 

 

審査の模様。縄張りの中で行われるので近くには行けません。
全4部門、この場所で審査されるようです。

 

 

入賞魚の紹介をアトランダムに。
撮ったつもりが撮れてない仔もいたし、媛らん会の魚中心に載せます。
いや~でも、気楽に撮影できました(≧∇≦)/
品評会的写真じゃなくて良いのはリラックスして撮れます。
M杭さん(日らん、錦蘭会で公式カメラマン)には「そんな角度でw」と笑われてましたがw

当歳小の部 東大関

浜野さん(淡路)持ち魚。
幅があるし、尾筒もふっとい∑(*・Д・*)
でも、柄も含め上品なまとまり。

 

当歳小の部 西大関

媛らん会にもよくきてくださる(今年は来られないのかな?)大槻さん(岡山)の持ち魚。フンタンがぐっと前に出てて、バランスもとても良い仔だと思いました。
大槻さんは二歳の西大関、西取締(2位、5位)、当歳小の部西小結(9位)にも入ってて、大活躍でした。

 

 

当歳小の部 立行司

玉谷さん(鳴門)の持ち魚。
頭、腹、尾のバランスがよく、尾形の美しさが印象にあります。
もちろん赤が鮮烈!

 

当歳小の部 行司一

当歳小の部 東前頭一

両方とも媛らん会のM宮さん(川西)の持ち魚。
上の仔は白勝ちでわかりやすい美しさ。
でも下の仔もキッチリ仕上げておられてフンタンばっちり。

 

当歳小の部 東前頭六

媛らん会S倉さんの持ち魚。
もっと上にイケると思ったんですが…飼い込まれてるし柄も良いですね。

 

当歳小の部 西前頭六

媛らん会Mさん持ち魚。ベテランらしい魚だと思います。
こういう魚、私は逆立ちしてもできないですわ~(T_T)
幅も腹も頭もデキてますもんね。

 

当歳大の部 東大関

さすが!あの藤原さん(鳴門)の持ち魚。
得意の白勝ちですが、太さがスッゴイ∑( ̄□ ̄;)
上品な柄ですが、迫力を感じました。

 

当歳大の部 西大関

 

土井裕司さん(神戸)の持ち魚。
上から見ると太みがあって、アシメントリーな柄がオシャレって印象ですが、横から見るとハンマーヘッドシャークのような迫力がw

 

当歳大の部 立行司


あの藤原さんの持ち魚。
(↑こうやって1回のレポートで何度も何度も名前が出てきちゃうわけです。紹介を省略したくなるのもご理解いただけるかとw)
この仔は撮影してて思わず「うわっ!」と声が漏れ、それを聞いてた徳島の泰地さんが「すごいよね。映える仔よね」と同意してくださいました。
全体のバランスが良いのはもちろん、赤も白も美しい。

 

当歳大の部 東小結

私は撮り忘れてて、ご本人撮影(≧∇≦)/
媛らん会のT下さん持ち魚。キレイなカツブシで幅もバッチリ!

 

二歳の部  東取締

お見事!媛らん会のH野さん、初の遠征で優等入り!
尾が力強く、カシラもボディもガッシリ。
入会してまだ数年なのにこの仕上げ具合はスゴイ(・∀・)

 

親魚の部  東大関

藤岡さん(兵庫県多可町)持ち魚。
真っ白!上品かつ、太みもあって迫力も感じますし、キレイです。
作られた藤岡さんは私よりお若いようにお見受けしましたが、お見事です(*≧o≦)b

 

親魚の部  西大関

お恥ずかしながらワタクシ、@まつやまの持ち魚でございます。
らんちゅうを始めて6年目ですが、この仔は5歳。
ほぼほぼ私の全キャリアをベランダで見てきた仔です(笑)
そのころ縁あっていただいた、媛らん会の会長さんの筋以外の魚をまだ数匹維持してまして、その中の1尾。

出場魚こそ少なかったですが、親部門でこんな良い賞をいただけてとても嬉しかったです(≧∇≦)/
最近媛らん会に入ってきたメンバーの中には、ワタシのことを「撮影担当」「ブログ担当」で魚の飼育はまともにやってないと思われてる人もいるようなので(笑)

昨年は3回心臓カテーテルをやって、その前後は体調がメチャクソ悪かった時期もありましたが、なんとか維持してきた(創ったとはいえないw)ことが報われました。

M宮さんからは「こっちを錦蘭会に出せば良かったのに!」と指摘されましたが(笑)

 

昼食はカリヨン広場の中の信長というお店でいただきました(参加費に食事代も入ってます)。
お刺し身とカツのセット、おいしゅうございました。
媛らん会の6人で食べたのですが、遠征でこれだけの人数が揃うこともそうそうありません。ご飯の間、ずっとらんちゅうの話ばかり(笑)

 

 

昼食後も引き続き撮影をしたのですが、今回は気を抜きすぎてたのと、トラブルも少々。
島のらんちゅう師ことMさんが
「名前が入ってない優等魚の持ち主と勘違いされる」
「溜まりに1尾だけ残った魚は持ち魚ではないが、持ち魚が1尾行方不明」
・・・という事態に巻き込まれ、それに私も巻き込まれ(笑)
撮り忘れが多発しちゃいました(-_-;)  本当にすみません。

さて、表彰式・・・の前に優等の受賞者の記念撮影。
驚いたのですが、淡路育水会では数年前からハマチが副賞に。
両大関は会員さんが釣られたという天然ハマチを手にして撮影するのが恒例なんですって∑(*・Д・*)

 

これ、すごく良い!
記念撮影はみんな緊張しがちですが、周囲からヤジが飛んだり、とても和やかな雰囲気。ローカル色も出ますし。
何年か前、あの藤原さんが「すごく良いので続けて!」と催促(?)したことから恒例になってるようですw

媛らん会のメンバーからも「うちはミカンにする?」「ハマチに負けないようにタイ?」と軽口が飛んでました(笑)

私もいただきました。ちゃんとさばいて発泡箱に保冷剤と一緒に入れられていただけるんです。ありがたい心配りです。
持ち帰ったところ、魚が大好きな長男が特に大喜び!

 

さっそく夕食にいただきました。
人生で食った中で一番うまいハマチでした(マヂで)。

 

 

表彰式では親魚部門からひとりひとりに賞状や副賞が手渡されました。
媛らん会は4部門で二等賞(16席)までに8尾が入ったので、まずまずの結果かと。
うちの会長さんもホッとしたことでしょう。

 

 

飛田会長さんが閉会の挨拶。
「良い品評会になりました。お疲れさまでした!」

 

 

そして社団法人日本らんちう協会の西日本本部長、九里さんも「次は全国大会で会いましょう」と締めの挨拶。

 

 

閉会後には、媛らん会のメンバーでイオン淡路に寄ってお土産物を買い、一路松山へ。
らんちゅう品評会初遠征だった3人も楽しかったと口をそろえてました。Mさんはアレでしたが(笑)
はじめて淡路の品評会にお邪魔させていただき、私はとても楽しかったです。
ローカルの会ならではの良さを感じましたし、西日本の強豪が多く参加しているので魚も見応えがあって勉強になりました。
淡路育水会の皆さまに改めて感謝!またタイミングが合えば遊びに行きたいです。

 

レポートは以上です。