ネットと金魚

不定期に「初心者の主張」を綴ります(゚Д゚;)
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金魚飼育を始めて実感したこと。
インターネットは素晴らしい。
趣味の世界では本当に威力を発揮する。
同好の士が近隣で見つからなくても、
ネットでは距離を越えて知り合いになれるし、
友達も作れる。

 
深夜に困ったことがあっても、
情報を得ることができるし、
相談することもできる。
またそれがアーカイブ化されて、
先輩たちの知恵を読むことができる。

 
私は地元では知りえない情報を
いっぱい知ることができたし、
金魚を飼う喜びを教えてもらったし、
仲良くしてもらえる人もできた。

 
こうやってブログを立ち上げれば、
拙いながらも情報発信だってできる。
ネットがなければ、初心者の戯言など、
どこにも書けないし読んでももらえないでしょう。

 
その恩恵の多さから、
私自身を「ネット時代」の金魚飼育者だと
思うことがあります。
10年以上前なら、
もっと1人で悶々と悩み、
多くの金魚を落としてたでしょうから…
今後もネットを活用して、
楽しい金魚ライフを送りたいです。
と言いつつ…

 
真反対の事を書いてみます。
金魚飼育を始めて実感したこと。
インターネットには、何も無い。
病気の治療法なり飼育法なりっていうのは、
確かにいっぱいネットには載ってます。

 
けど、自分の飼育方法に適合してるケース、
知りたい症状に完全に合致するケースは
意外と少ない・・・
というか見つからないですよね。

 
さらに、目新しい飼育方法について
「今からやるよー」と書かれてる文章も、
結果がどうだったかフォローされてない
なんて場合もあります。

 
本当に安くて、使い勝手の良い商品の情報、
または逆に買ってはいけない商品など、
断片的にはネットにも載ってるものの、
まとめて知ることは非常に難しい。
しかも、私も含めて、情報発信者の
レベルはさまざまですから、
結局情報が無数にあっても、
「信頼に足る情報」なんてのは、
そうそう見つからない。

 
特に初心者にとっては、
どのブログが信頼に足るかなんて
なかなか分からないですし、
ブログでは系統だった説明はされてない
場合が多いですし…
そのブログから有用な情報を
抽出する作業は大変だったりします。

 
さらに。
たとえば某水質維持・浄化系の商品は、
上級者と思える人の間でも
「あれは詐欺みたいなもの」と言う人と
「使える。すごく水が良くなった」と
言う人が居て…
結局どっちか分からない、なんてことも
ままあります。

 
極端に言うと、
飼育法のヒントになることや、
上級者の知恵は、
店頭なり会うなりして
雑談の中でしか得ることができない。

 
お店をやられてる人の場合、
そういう情報は「ノウハウ」ですから、
無料でネットに載せてるメリットは
ゼロではなくても少ない。

 
店の信用力をつける、という
意味合いはあるでしょうが、
ネットでバンバン良質な情報を
提供する店で、皆が買い物するとは
限らないですよね。

 
また、ノウハウを自力で構築するのは、
手間も時間もかかる。
金魚を犠牲にして実験するケースだって
あると聞きます。

 
情報を得るのだって、人脈をつくり、
拡大するためには時間も金もかかったり
するのは自明の理です。
そうやって培ったノウハウや情報は、
特にお店にとっては、
ビジネスのツールでもあるわけですから、
おいそれとは
ネットに載せたりはしないわけです。

 
ビジネスと関係ない、
アマチュアの熟達者なら
損得抜きでネットに情報を提供するか?
たぶんそんなことはないんですよ。

 
金魚飼育のノウハウや
金魚の状態、水の状態等々、
文章で説明するのって
このうえなく面倒なわけです。
特に読者の対象を初心者とすれば、
余計に難しいと思います。
しかもそれは「善意」に支えられてるし、
「分かる人だけ分かれば良い」という
文章になりがちですから、どうしても
断片情報になりがちです。

 
私の少ない経験でも、
実際にオフで上級者にお会いして
聞ける情報の質・量は、
ネットよりは圧倒的に上だと感じますから。

 
そういうアマチュア上級者が
異口同音に仰ってたのは、
「ネットに載せても責任とれないから」
ってこと。

 
結局、思わず膝を打つような話や、
すぐに試したい!と思える情報は
「リアルにしかない」と
認識しておいた方が間違いはなさそう。

 

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基本的な知識を得るには、
ネットは活用できる。
でも、応用編になると、とたんにネットは
雑音が多すぎて、役に立ちにくくなる。

 
当たり前のことですが、ネットは
人とつながる「突破口」で、
情報はやはり人から得る、と考えるのが
健全なのかな、と思ったり。

 
もちろん、私のような初心者にとっては、
基礎的な知識を得るために、
ネットがまだまだ有用なのですが、
けっして「ネットを活用した金魚飼育」が
「ネット情報だけの飼育」に陥らないよう、
肝に銘じてる今日この頃です。