良魚ずら~り!阿波錦魚連合会遠征(中)

いざ徳島へ!阿波錦魚連合会遠征(上)の続きです。

 

阿波錦魚連合会さんの品評会では、審査前の仔や審査後に洗面器に載らなかった(入選外)魚が入る「魚溜まり」があります。
連れてきた仔がいつまでも魚溜まりにいる、というのは寂しいものですが、それを見ながらのらんちゅう談義も趣があったりします。
写真右で当歳の魚溜まりをみつめているのは島のらんちゅう師Mさん、何を思う?(笑)

 

 

さて、駆け足で各部門の上位魚を見ていきましょう。
気を抜いて撮影してたので、いつにも増して下手な写真でサーセンm(__)m 
私の寸評はあくまでドヘタのシロウトの感想ですので読み飛ばし推奨。

 

東大関 賀治喜一さん

キレイな仔!
尾の前掛かりも美しく、カシラもボディもキッチリできてます。
賀治さんは媛らん会にも常連で来てくださってます。
おめでとございます!

 

西大関 井内健治さん

小の部とはいえ、華やかさでは他部門に引けを取らない!
特に尾がド派手!下半身の鹿の子もニクイ。
テッポウウオのようなムーブも披露してくれました(笑)

 

立行司 中野照弘さん

カシラ、腹、尾ともに作り込まれてますねぇ。
特に尾のカタチがキレイっす。
手(胸ビレ)も大きく赤く、見ごたえの一助になってると思いました。
元気いっぱいで動きまくってました。

 

東大関 松本泉さん

幅がありますねぇ。
どうやったらこんな幅になるんだろ?
さらに発達したカシラと見事な尾の開きが目を引きます。
フンタンの出方はスゴイし、ワンポイントの白が可愛さも醸してます。

 

西大関 浅野敏夫さん

幅もあるしお腹もバッチリ。カシラは迫力十分!
でもやはり印象的なのは尾でしょう。So gorgeous!
下の写真のように動きも軽やか。これ、ターンしてる瞬間ですが、横で見ても美しいですよねぇ。

 

立行司 玉谷正次さん

撮影してると、撮りやすい仔と撮りにくい仔がいるわけですが。
この仔は動きが素直。スッと泳いでスッと止まってくれたので、真上からの撮影も簡単でした。
かつ、こちらに寄ってきてくれるので、おもしろ写真もすぐ撮れたです。
あと勝手なことを言わせてもらえば、赤が鮮烈な仔ほどオートフォーカスが合いやすいんですね(私の安カメラのせいですが)。
これって・・・もしかして立行司の魚の特徴を少し言い当ててます?(違

 

東大関 井内健治さん

鹿の子柄がある発達したお腹、白くても開きの良さが分かる尾。
でも、どうしても顔に注目しちゃいますねぇ。
モンスター級の幅ですよ!フンタンに入った柄も更に太みを演出してるように見えました。
これだけの重厚感なのに動きまくってましたし、ツヤも良い。
まさに当歳と親の良いトコどりな二歳!って感じですね。

 

西大関 神谷健一さん

尾の曲線がめちゃキレイですねぇ。背出しも低いしカシラもスゴイ。
というか、バランスの良さにため息が出ます( ´Д`)=3
当歳魚から二歳にするプロセスで、こんなに全パーツ過不足なく発達させることができるもんなんですねぇ。

 

立行司 藤原孝司さん

あの藤原さんの持ち魚。得意(と勝手に私が思ってる)な白勝ちです。
なんともニクイ魚(・∀・)
メチャクチャ太くて派手な体つきなのに柄が上品さを演出してます。
藤原さんはホントに「映える」魚を創られますよねぇ。
写真撮影もラクでした。

 

東大関 松井英二さん

親魚は撮影が大変。
標準マクロレンズを使ってますが、この仔とかデカすぎて上見の撮影なんて画角に入りませんわ(#゚Д゚)
公式フォトグラファーの溝杭俊志さんと「洗面器の台がちょっと高いですよね」とグチりがなら撮りました。
松井さんは私の勝手な印象だと「ドーン!」とした打ち出しの強い仔を創られる方で、この仔も迫力満点です。そこへ加えて鱗並びも親とは思えないキメ細やかさ。お見事です!

 

西大関 藤原孝司さん

この仔はデカイうえに長い!(T_T)
そのうえ動きも軽快で止まってくれない!(T_T)
広角レンズを使わないと撮影不能っすわ。
あの藤原さん持ち魚ですが、印象がガラッと変わって硬質で堂々とした魚。
尾のカタチが崩れてないのがスゴイっす。

 

立行司 溝杭俊志さん

この仔も上見では画角に入らない(笑)
デカイ&長い。そしてカシラもド~ン!
媛らん会で1週間前に親4席だった仔です。
親魚紹介&表彰式!秋の品評会2019年秋レポート4 – 媛らん会でも書きましたが、人を見ると寄ってくるんですよ。
上見より「前見」の方がちゃんと撮影できたというヽ(´ー`)ノ

らんちゅうシーズン最後!阿波錦魚連合会遠征(下)に続きます。
次は媛らん会メンバーの魚をご紹介。

いざ徳島へ!阿波錦魚連合会遠征(上)

 

ま~いごのように立ち尽くすぅ~♪
わぁたしを早く届けたぁくて~♪
(小林明子「恋におちて -Fall in love-」)
参考:徳永英明バージョン – 恋におちて

いやぁ、迷いましたねぇ(/o\)
持っていく魚をどれにするか、ではなく、
お土産をどれにするか、でもなく、
文字通り迷子になりました(笑)

 

2019年11月17日、阿波錦魚連合会さんの品評会。
@まつやまにとって今年3回目のらんちゅう遠征。

私の車に同乗したのは島のらんちゅう師ことMさん、
蘭土竜さん、そしてH野さん。
アズー事務局長、S倉さんとは現地集合。
わが家を7時に出発し、高松道を板野ICで下り、徳島県北島町の水辺交流プラザを目指しました。

(迷った原因その1)
私の車のナビには水辺交流プラザの登録がなく、記憶と勘で運転した。

(迷った原因その2)
ゆめタウン徳島の前の県道をまっすぐ行って左折、ということは分かってたのですが、蘭土竜氏とH野さんが「インター下りて、とにかく真っ直ぐ」と主張。徳島市に入ってしまい(たぶん中島田ってところまで行った)、かなりの遠回り。

(迷った原因その3)
とりあえず、ゆめタウン方面を目指して運転する。
県道には戻れたものの、今度は私が曲がるところを間違える。
(あとで地図を見ると、橋を過ぎて曲がるのを手前の陸橋で曲がってた)
その後は写真の煙突を頼りに橋を何本も渡って走り回るが全然行き着かない。

 

途中、心配したアズー氏が何度も電話してくるが、まったく役に立たず(笑)
「いったん落ち着こう」とコンビニに車を停め、蘭土竜氏がスマホのナビを設定、数分後にはあっけなく到着。かなり近いところまでは来てたのですが・・・
(たぶん受付時間内には到着できたのでホッとしました)
舐めプ(なめて適当にプレイすること)はイカンですね!

 

会場に着いてすぐ受け付け。
出展料を払って名前と住所、出品数を書きます。

 

 

その後、魚を受け付けてもらうのですが、阿波錦魚連合会さんはこのとき写真が必要。ワタクシ、過去の失敗を反省し、事前にこんな写真を上見&横見の計3枚用意しました。
今回当歳には1尾しか出してませんが、複数出した場合、上見写真がどの横見写真と同じ魚のものか、現地では混乱することもあるのでラベリングしたわけです。
(飼ってて毎日見てても、別の場所で見ると分からなくなることもあるんス)
これを見た媛らん会メンバーからは「賢い」と褒めてもらいましたヽ(´ー`)ノ
こんな魚を出してる場合か!というツッコミはナシで。

 

準備こそちゃんとしたものの、この仔と親魚の白い仔は当然のように

ドボン

でした。゚(゚´Д`゚)゚。

 

先に会場入りしてたS倉さんは熱心に分譲魚を見てました。
分譲魚がある品評会に行くと、これも楽しみのひとつ。

 

 

分譲魚の中には土佐錦魚も。
久しぶりに見るとすごく新鮮です。優雅な魚種ですよねヽ(´ー`)ノ

 

 

それにしても今回の品評会、人数が多い。
このエントリーのタイトル画像(集合写真)を見てもらえれば分かると思います。
吉田健治会長さん(写真右)も「驚いてますよ」。
開会式でも「遠方からも多くの方々お集まりいただき、ありがとうございます」と挨拶。

 

そうそう開会式前に「あの藤原さん」が声を掛けてくださいました。
「媛らん会、急用で行けなくて申し訳ない」と。
錦蘭会の品評会で「来てくれますよね」と私がお願いしてたのを、ちゃんと覚えてくれたんです。
藤原さんも「今日は(上位に入るのは)大変です。人数も顔ぶれもすごいですよ」と仰ってました。
お孫さんと一緒に記念撮影(笑)
おじいちゃんに来年、愛媛に行くように言っておいてね~(・ω・)ノ

 

ダンディな黒川博さんと雑談したときも「ローカルの会の規模じゃないわ~」と感心されてたように、出品魚もメチャ多い∑( ̄□ ̄;)
向こうの舟まで全部当歳魚が入ってます。

 

 

審査開始。
1週間前の媛らん会品評会で審査をしてくださった社団法人 日本らんちう協会西日本本部長の九里博公さん、阿波錦魚連合会の島本康宏さんが今回も審査員を務めておられました。いやほんとご苦労さまです。

 

 

自分たちが運営する品評会でない場合、審査結果が出そろうまで少し時間が空くので各自会場をウロウロ。
撮影も自分のブログの分だけなので、いやぁ気が楽ヽ(´ー`)ノ

蘭土竜氏は徳島遠征は初めてだったかな?
会場の自販機をしげしげと。
ご当地ドリンクAwa Riseを購入。
「阿波おどり専用エナジードリンク」だそうです。
味の感想は聞いてません(・ω・)ノ

 

 

審査は始まったばかりですが、正午になったのでお弁当!
ご飯が3種類あり(錦蘭会もそうだったけど決まってんだろうか?)、手前左には「きんちゃく卵」が入ってました。
ゆで卵を巾着で包んで煮たもののようですが、媛らん会勢は全員「きんちゃく卵」を初めて見たので、ちょっとした驚きでした。

 

 

交流プラザ2階の室内で食べる人が多い中、我々はデッキに車座で。
盗賊の宴会か(笑)
らんちゅうの話もしつつ、楽しく&おいしくいただきました。

 

 

そうこうしてると当歳小の部から審査結果が出始めました。

 

上位魚などの紹介は次回。
良魚ずら~り!阿波錦魚連合会遠征(中)に続きます。