ずーっと和金のままなのか?(゚Д゚;)

 

ここ数年の「恒例行事」になりつつあるのですが・・・

@まつやまの部屋に掛けてある、
金魚カレンダー。

3月になっても金魚が変わってません。
和金のままです。

1IMGP9095
3月は本来、桜東錦が載っているのですが、メーンの写真部分は2月の和金のまま。

 

3月に掲載されている金魚は本来、桜東錦なのですが、
今年も嫁の「検閲」が入りました。

2011年に始まった検閲は、
今年で4年連続です(;・∀・)
参照:私の部屋だけまだ5月(´;ω;`) 

以前も書きましたが、
我が家では家族のお達しにより、

  • 肉瘤系
  • パール鱗
  • 背びれなし
  • 出目・水泡系

が原則NGになってまして(゚Д゚;)
「@まつやま家の4禁」と言われています。

飼うぶんには少し緩和されてきているというか、
金魚が小さいうちは「4禁」も緩めでして、
蝶尾のチビたちに文句を言われたりはしません。

しかし、カレンダーは写ってる金魚が大きく、
立派な個体ばかりなので、
「怖い!」そうです。
なので厳しく「4禁」が適用されますヽ(`Д´)ノ

 

一応、参考にと思い、
我が家の「金魚検閲委員長」である嫁に、
カレンダーの今後のラインナップについて
NGな月を予め照会してみたところ・・・

4月 オランダ獅子頭
5月 らんちゅう
6月 浜錦
7月 蝶尾
8月 東錦
10月 水泡眼
11月 らんちゅう

これらは表示禁止とのお達しが∑(`・д・´ノ)ノ

ということは私の部屋のカレンダーは、
9月の琉金ショートテールまで、
2月の和金が表示されることになるわけですヽ(`Д´)ノ

10月の水泡眼は金魚屋 もに~のとこやさんが
飼われている「フクちゃん」がドーン!と写ってるのですが、
特に激しい反応で「怖い!」と言われてしまいました(゚Д゚;)

※各魚種や個々の金魚について否定しているわけではなく、あくまで我が家では「アップの写真が苦手」という話ですので関係者・愛好家の皆さま、気分を害されませんようお願いします。

琉金、和金、地金以外は全滅というのは、
なかなか厳しい・・・(´;ω;`)

各月をめくって見せながら、
「ほら、サラサだよ」(以前、我が家に居たオランダ)とか、
「ラック君の仲間だな」(以前、我が家に居た蝶尾)とか、
賢明に弁護した@まつやまの努力も
あまり効果がありませんでした(´;ω;`)

ただ、浜錦は結果的にNGだったのですが、
「肉瘤+パール鱗」なのに
かなり迷ってのジャッジだったので、
検閲委員長の判断基準がよく分からない・・・
カワイイ系なら少し望みがあるのかなぁ(゚Д゚;)

 

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金魚と雛祭り(金魚の日に寄せて)

  

本日3月3日は金魚の日っ!

IMGP9080.JPG

 

金魚の日に関連してイベントが各地で
開かれてますね。

行ったことありませんが、
岐阜県の水族館で金魚特集。
3月のマンスリー水槽 「3月3日は金魚の日」 アクア・トト ぎふ

そして四国・東かがわ市引田では、
雛祭りのイベントに日本オランダたちが参加してたようです!
引田ひな祭り初日 | タメさんの金魚飼育日記08~11

ちょっと変わったところでは、
オンラインゲームのイベントでも
金魚の日があるみたいでw
雛祭りイベント「桃の節句と金魚の日」開催! – エンジェルラブオンライン

 


 

最近、なぜ3月3日が金魚の日なのかということを
尋ねられる機会が増えました。

テレビのクイズとか雑学系で取り上げられたんですかね?(゚Д゚;)

おそらく、私を含め最近の金魚好きにとって、
ひな祭りが「金魚の日」と言われても、
ピンと来ないのではないでしょうか?

日本観賞魚振興会が平成2(1990)年に制定したそうです。

が、日本観賞魚振興会は2010年に解散し、
その事業を移管された jOFa 日本観賞魚振興事業協同組合では、
主な活動内容のページで、
「金魚の日(3月3日)」に因む各地イベントへの協力
と触れている程度で、制定年すら書かれてない(゚Д゚;)

 

なぜ「雛祭りと金魚」なんでしょう?(゚Д゚;)

江戸時代、雛飾りと一緒に金魚を飾ったから・・・
という説明はネットで多く見かけます。
ではなぜ金魚を雛人形と並べていたのか、
その風習は全国で一般的だったのか、
そこも分からない(゚Д゚;)

以前どこかのブログで、
雛飾りは近所の人たちに見てもらう風習が全国にあり、
(今でも残ってる地域はありますよね)、
金魚はかつて高級品だったから、
雛飾りを見てもらう機会に金魚を飾った・・・
という説を読んだ記憶がありますが、
今回、そのブログを発見できませんでした(´;ω;`)

「裕福自慢」的に金魚を飾ってたというのは、
説得力はあるのですが・・・
一方、戦前の話ですが、貧しかったゆえに、
金魚が雛祭りと結びついた側面もあったそうです。

参照:『江戸東京歳時記をあるく』第6回 金魚の初セリと雛祭り
以下、引用します。

ハマグリやアサリ、スルメなどの海産物を供えるのが古くからのならわしであるが、海から遠い内陸の北関東地方などではそれらが高価で、なかなか充分には調達できない。そこでその代わりとして、淡水魚であるとはいえ、魚介の一種としての金魚を供えることを金魚商らがすすめ、ひろめていくようになり、いつしか広域的な行商圏がそこに形成されていったのだという。

・・・う~ん、商魂たくましいデスね(笑)

「金魚の日」は弥富の問屋さんが提唱し、
観賞魚を売る側の団体が制定したので、
オフシーズンに金魚を売るための策略では!
という意見もネットで見掛けましたが、
制定されるはるか以前から、
雛祭りに関連した金魚ビジネスというのは、
定着してたんですね(゚Д゚;)、

なので金魚と雛飾りの「セット販売」も
盛んだった時期があったようです。

雛人形や道具類を売る「ひな市」というのは、
現在でも各地に残っているようですが、
かつては金魚が盛んに売られてたようですし、
雛人形店でそのものズバリ、金魚屋というお店が
愛知県にあるんですね∑(`・д・´ノ)ノ
お店のサイトには店名の由来として
「明治43年創業当初、店の傍らで金魚を売っていた」と書かれてます。 

 

それだけビジネスとして成立してたということは、
金魚と雛祭りというタッグが、
現代の私たちが想像するより、
かなり強固に結びついていたようですね。

例えば、伊豆地方に伝わる「雛のつるし飾り」。
江戸後期にできた風習だそうですが、
(参照:稲取温泉旅館協同組合公式サイト・雛のつるし飾りまつり
つるされてる中には金魚の飾りも定番だそうですヽ(´ー`)ノ
京都でも同じような「つりびな」という行事があります。
(参照:雅な京都の雛祭り、歴史と文化を感じる桃の節句へ
生きた金魚を飾るだけでなく、
こういうカタチで金魚が雛祭りに参加してるんです∑(`・д・´ノ)ノ

 

以下は、@まつやまの私見なのですが、
なぜ、ここまで金魚が雛祭りと結びついたのか?

端午の節句が鯉なんだから、
桃の節句は金魚だろ!

ってのも、あるかもしれませんが(笑)

多分に呪術的というか、
雛人形と金魚の共通性が、
その理由なんじゃないかと思ったりします。

雛人形はお祝いとしてのお飾りであると同時に、
娘さんの災厄を代わりに受ける存在。
だから長く飾ってはいけないし、
各地の「流しびな」は人形を川などに流します。
参照:【ひな人形】の由来と飾る時期 [暮らしの歳時記] All About

そして金魚も、やはり災厄を飼い主の代わりに
受ける役割があると考えられてたそうですし、
今でも風水学的にはそういう存在です。
(参照:風水 身の回りの実践法

さらには、そもそも桃の節句は
「上巳(じょうし)」の節句と言われ、
水辺で身を清めてお祓いするという習俗が、
中国から平安貴族に伝わったのが始まりなんだそうで、
「水」と関わりが深いイベントだったようです。
(参照:雛人形(ひな人形)、ひな祭りの由来と歴史-人形のまち岩槻 小木人形-

 

雛人形も金魚も、
ともに娘の身代わりとして災厄を引き受けてくれる、
そして身を清めたり、人形を流す代わりに、
「水」を雛飾りに添える・・・

そう考えると、雛祭りに金魚が参加している理由、
納得しやすい気がします。
(あくまで@まつやまの想像デス)

 

というわけで、「金魚の日」というのは、
平成になってから決まったものではありますが、
売らんかな、だけで定められたものではなく、
遥か以前から、
金魚と雛祭りは女の子を想う親の気持ちで結びついてた・・・
@まつやまも娘2人を持つ身。
彼女らの健やかな成長を祈りつつ、
我が家の金魚を眺めることにしますヽ(´ー`)ノ

 

なんてね。

@まつやまの娘たちに「3月3日は何の日だ?」と尋ねたところ、
「両津勘吉の誕生日!」

・・・父は悲しいぞ(´;ω;`)

 

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