寒の戻り(´;ω;`)

不定期に「我が家の金魚」を紹介します(゚Д゚;)
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明確に「病気」ってほどではないけど、
体調を崩す金魚が次から次へと…(゚Д゚;)
ここ数日、冬に逆戻りしたと思えるほど寒かったからなぁ。
寒の戻りのせい???

 
室内飼育なんだから、
気温もそれほど変化ない
(といってもエアコン使ったりすると、けっこう寒暖差はある…)
はずなのに、ここ数日で「あれれ??」って感じな
@まつやま家の水槽です。

 
90センチらんちゅう水槽(通称・雑居房)の
三色和金コンビが、動きが緩慢(´;ω;`)

 
餌をやってもすぐには気づかないほど。
でも、外見上はおかしなところはないし…
ベテランが見たら「ここがおかしい!」って分かるのかなぁ。
とりあえず隔離&塩水浴で様子見中。

 
三色和金チビたちは、
ベランダ水槽に4尾、
室内にシルク系2尾がいるんですが、
これまで病気知らずだっただけに、
ちょっとショック(´;ω;`)
最近、こんなことばっかり書いてる…情けない…ヽ(`Д´)ノ

$金魚ビギナーですが、何か?

元気な時の三色和金チビ(シルク系)=1月の写真

 

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琉金水槽のチュラ君は、
昨夜、私が夜遊び中、嫁からメールがあって。
「浮いてる。軽症だけど隔離しましょうか?」と(´;ω;`)

 
私が家に帰るころには、見事なフンをして、
トリメン水槽で元気にエサくれダンスしてましたが…

 
昨年末から病魚が続出し、
平賀琉金の「キハク」を失ったことで、
気分が滅入ちゃったうえに、
リセットしたり濾過を強化しても、この状況…

 
金魚の密度が高めとは言えるけど、
過密と言えるほどでもないはずだし。
日々、自信を失っていくなぁ(´;ω;`)

 
でもま、昨日は嫁が自発的にチュラの養生も提案してくれたし、
ひな祭り兼「金魚の日」を祝ってロールケーキを作ってくれたりしたので…
悪いことばかりじゃない、と。

 
元気出していきますかねヽ(´ー`)ノ

$金魚ビギナーですが、何か?

松かさに敗れたプロセスをメモしておきます

今後のためにキハクと私がエロモナスに敗れた経過と原因をメモ的に。

 
【松かさ病】
エロモナス菌が原因で引き起こされるそうです。
運動性エロモナス敗血症の一症状。
5~40度で生存可能な菌で27度前後で活発だそうです。
pHは弱アルカリで活発になる。
金魚の環境にバッチリ適合してしまう菌だけに
始末に悪いですね。

 
【病魚】
松かさになった金魚はオスの3歳琉金。
我が家に来てからあまり大きくならず、
どちらかと言うと太っただけ、という印象。
ずんぐりむっくりした感じの仔でした。

 
【発症】
我が家の場合、まずポップアイから症状が出ました。
数ヶ月前から同じ水槽の中で2尾が交互にポップアイになり、そのたびごとに隔離治療してきました。
その際の治療は、
①隔離して新水
②ヒーターなし
③塩なし
④観パラDを規定量投与
⑤非市販薬Pを1日1回、数粒投与。
というもの。
水温は大抵20~24度。
トリメン水槽(18リットル)は毎日全換水。
1日1回、ちゃんこ金星をごく少量やってました。
これで2~4日程度で眼球の突出は収まりましたので、
収まってから数日は薬を入れずに様子見。
2週間おきに本水槽の水換えをするので、
そのタイミングで本水槽復帰。
って流れでした。

 
そして松かさに気づく少し前(2週間以上前)、
「急に太った」感じがしたので、
餌やりの回数を落としてました。
餌食いは落ちないし、泳ぎも普通。
なので、本水槽に入れたまま、
転覆の恐れがある他の金魚とセパレーターで仕切ってました。
その後はどんどん腹、頭(顔)がムクむような感じで
グワっと膨らんだ印象。
ポップアイと同時に右側の尻の近くの鱗が
浮いてるのを見つけ、隔離&治療開始。
基本方針はポップアイと同様です。

 
【今回の対処法】
①隔離して新水
②ヒーターなし
③観パラDを規定量投与
④非市販薬Pを1日1回、数粒投与
⑤人間用アクリノールを綿棒に浸して塗布
⑥0.5%の塩水浴を途中から実施。薬と併用

 
【経過】
最初の数日は(外形的な)症状が悪化。
鱗の開きは進行し、ほぼ全身に広がる。
右側の腹部に内出血が見られたので
アクリノール塗布開始。
一部、改善が見られたりした時期もあるが、
どんどん衰弱した。

 
それでも最後まで餌(経口薬P)に対しては意欲があり、
泳ぎが不完全ながらも自ら近づいて口にしていた。
発症数日後には、腹部の腫れに違和感を感じるようになる。
腹水が出てる感じで、キハクを手に持つと
以前の固太りな感触ではなく、ポチャっとした感じに。
内臓にかなり負担がかかってる
(または内臓がかなりやられてる)と思えた。
そのため多少養生になれば、と
途中から塩を加えてみた。
松かさ発症後10日目の水換え後、
数時間後で死亡。

 
【考察】
毎日全換水に賛否両論あるかもしれません。
ただ、ポップアイはそれで改善しましたし、
治療方針としてダメだったかどうかは
まだ判断できていません。
薬が効いてる様子がなかったのは確か。

 
ここで考えられるのは、
これまでのポップアイ治療で原因菌(エロモナス)が
観パラDやP薬(ともにオキソリン酸系)に対する
耐性ができてた可能性がある、ってことでしょうか。

 
ここで上級者なら、
オキソリン酸からフラン剤系(エルバージュエース等)への
切り替えを行うようです。
我が家にもエルバはあったので、
スタンバイはしていたものの、
その「効果がない」と判断するタイミングが分からなかった。
迷ったのは、アクリノールは一時的に効果があり、
内出血などは多少改善したこと。

 
鱗も一部が閉じたりするので、
その時は「効いた!」と思い、
治療方針が正しいと考えてしまう。
だが、右側が閉じると左側が開く。
左側が改善すると右が…
という風に全体としては症状を抑えきれてなかったです。

 
最期は腹部の膨らみがいっそう増した感じでした。
ガスが内臓を圧迫したのかもしれません。

 
治療開始から10日で死亡したのは、
他のサイトの例などを読んでも早過ぎる気がしています。
エロモナス症以外の要因(薬の誤用、複合的病気)があった
可能性もあります。
内臓が先にやられ、松かさという症状が出た時点ではアウト…
だったのかもしれませんし、
そのへんは分かりません。

 
【今回知り得た他の治療手段(試せてないもの)】
★塩水浴は最初から(賛否あり)
★ヒーターを使う(賛否あり)
★エルバージュを使う
★梅酢、レモンを使う
★薬餌を与える(オキソリン酸系、フラン剤系とも)
★ビオフェルミンを投与
★ココア浴
★砂糖浴
★ミラクルバクテを薬餌的に投与
★イソジン塗布
★短時間で濃度の高い投薬(オキソリン酸系、フラン剤系とも)
★薬の併用(オキソリン酸系&フラン剤系)

 
【環境】
数ヶ月前から水槽は過密気味だった可能性は
否定できません。
90センチ規格水槽(150リットル)に12尾の琉金がいます。
そのうち4尾は3歳以上ですから、
体格も小さくない。
ほぼ全換水を2週に1度。
上部とスポンジフィルター、オキシデーター使用。
ミラクルバクテ等の添加はしてない。

 

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【素人の感想】
結局、松かさという症状は「表に出る」
エロモナスの諸症状のひとつ。
そんな当たり前のことが、実は実感できてなかったです。

 
今回、松かさ「だけ」ならば、水換えやアクリノール塗布で
ある程度抑えることはできることは体験しました。
キハクの場合、ポップアイなどの「表に出る」症状が収まってても、
内臓にダメージが蓄積してたのかもしれません。

 
つまり松かさは、病気の最終段階として「表に出た」だけで、
数ヶ月にわたって体の内部を冒してた…のでしょう。

 
松かさは「死の病」と表現されたり、
しつこいと評されたり、再発しやすいと言われたりするのは、
「表に出ていない状態」でも
体内に潜り込んだり暴れたりしてるんではないか、と。

 
キハクが死んでから、そのへんがやっと整理がつきました。
つまり、鱗が立つ、眼が少々飛び出るって症状だけでは
金魚は死なない…
もちろん、正視に耐えない状態ですし、
放置すればやはり症状が進んで死ぬのでしょうが、
「表に出た」症状が派手なので、
どうしても「鱗が立った、戻った」「眼が出た、戻った」に、
初心者としては注意が奪われてしまう。

 
ココア浴、ビオフェルミン等の「内臓ケア」が推奨されるのは、
殺菌もさることながら、内臓の菌をどんどん排出することに
主眼があるわけですよね。

 
高濃度の短期間薬浴や、薬餌が治療法として挙げられるのも、
体内のエロモナスに対する処置ってことで、
実はこちらを重視すべきなんですね…

 
つまりキハクの場合、最初のポップアイの時点でしっかり内臓も含めて
治療しておけば良かった。

 
少なくとも「急に太った?」って思った時点で
腹水などのエロモナス症状を連想できていれば、
救えた可能性があったのではないかと。

 
もともとズングリ体型だったキハクだけに、
油断があったのも事実。
観察も十分とは言えなかったかもしれませんが、
知識・経験不足でした。

 
ポップアイは簡単に治る…って印象もあり、
エロモナスを甘く見てた部分もありました。

 
しかし、そういう目で見ると、怪しい金魚は、
我が水槽にまだ居るなぁ…と思ったり。

 
以上、平賀琉金キハク&飼育者@まつやまが
松かさに敗れた過程のメモでございました。