2)日らん全国大会 ド迫力の親魚Σ(゚Д゚)

1)日らん全国大会 さすがに厳密なんスね…(゚Д゚;)の続きです。

 
親、二歳、当歳の各部門で順位が決まっていくと、
出品者も一般見学者も展示用の洗面器を間近で見られるようになります。

 
ただ、けっこうな人だかりになりますので、
特に優等魚はじっくり写真を撮るのが難しくなります。

 
そのため、メディアや公式カメラマン(?)さんたちは、
一足先に写真や映像を撮影します。
許可をいただいたので、
私もその時写真を撮ってきました~ヽ(´ー`)ノ

 
ただですね(゚Д゚;)
らんちゅうの写真って難しいんです。
というか、私は「どう難しいかすら分かってない」んですよ(´;ω;`)

 
まず、らんちゅうは上見が基本。
で、尾付が太くて、開きが良くて、
背なりがキレイで、頭が出てて…バランスも大事。
というような、各ポイントがあるわけですが、
それが伝わるのは、雑誌でよく見る
「真っ直ぐな魚を真上から撮った写真」ってことになります。

 
なおかつ、泳ぎ終わって尾が綺麗に見える瞬間を撮影するとなると、
これはもう、至難のワザ。

 
らんちゅうの写真を撮り慣れている方は、
泳ぎ出しと止まる瞬間が分かるらしく、
そこをちゃんと撮影されるんだそうです。

 
なのですが、私は写真のウデがないことに加え、
そういう「ちゃんとしたらんちゅう写真」を見てもピンと来ない素人なもので…
躍動感や迫力や可愛らしさが撮れてる方が
良い写真だと思っちゃうんです。

 
というわけで、「らんちゅうとしての美点」が分かる写真は、
雑誌などに掲載される公式カメラマンが撮影した写真を見てくださいm(__)m
「らんちゅう素人で写真が下手なヤツ」が撮った写真だということを、
頭に入れて、以下の写真を御覧くださいm(__)m

 
【親魚】
《東大関》

金魚ビギナーですが、何か?

 
《西大関》

金魚ビギナーですが、何か?

 
《立行司》

金魚ビギナーですが、何か?

 
《東取締》

金魚ビギナーですが、何か?

 
《西取締》

金魚ビギナーですが、何か?

 
それぞれにコメントするほど審美眼がないので…
ただ「さすが全国ベスト5の親魚!」だと思いましたヽ(´ー`)ノ

 
迫力あるけど全体のバランスも良いし…
特に東大関の魚は、威厳と同時にカワイさも感じました。

 
肉瘤もかなり大きいし立派ですけど、
愛らしさを感じるっていうのは、
体全体が綺麗に大きくなってるってことなんでしょうね。

 
ちなみにこの仔はスッゴク元気で、
洗面器のフチで餌クレをやってました。
カメラマンの人たちが「撮りにくいなぁ」と笑ってました。

 
というわけで、続きます~。

 

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1)日らん全国大会 さすがに厳密なんスね…(゚Д゚;)

11月3日に開かれた社団法人日本らんちゅう協会の全国品評会の会場は、
大阪の花博記念公園鶴見緑地公園

 
愛媛県松山市を朝(というか深夜)3時に出発して、
着いたのは朝8時すぎ。

 
淡路島の手前で夜が明け、
公園の駐車場で仲間と落ち合った時点で既にヘトヘトでした(笑)

$金魚ビギナーですが、何か?

 
「いのちの塔」が見えた時は
「おぉ!Σ(゚Д゚)テレビで見たことある!」と思っちゃいました。

 
花博が開かれたのは私が大学生の時。
もちろん行ってないんですが、
報道で見たウォーターライド転落事故は鮮烈に覚えてます(゚Д゚;)

 
さて10時の開会まで時間はあるものの、さっそく会場へ。
水の館の前には立て看が。

金魚ビギナーですが、何か?

 
水の館は体育館とホールが併設されてまして。
ホールの床はアスファルトだけど屋根も壁もちゃんとある、
という金魚の品評会にはピッタリな会場でした。

金魚ビギナーですが、何か?

 
既に洗面器がずらーっと並べられてて、
なんとも言えない厳粛な雰囲気。

 
でわ!
せっかくですので、金魚素人&らんちゅうド素人の@まつやまによる、
日らん全国大会・審査の流れ解説(゚Д゚;)

 
午前9時から受付開始。
受付は「人間」と「金魚」で場所が別れてました。
出品者はまず、東部・中部・西部の各地区別に置かれた窓口で受け付け。
この辺、地方の品評会とはスケールが違いますねΣ(゚Д゚)

 
魚は専用の窓口(これも当歳、二歳、親の部門別)で手続き。
その際、自分の魚を撮った写真を添えます。
(他の人の金魚を間違えて持って帰ったりなどのトラブルを防ぐためだそうです。

金魚ビギナーですが、何か?

 
受け付けられた金魚は、「魚だまり」と呼ばれる
「待機場所」の舟に入れられます。
この時点で、他の人の金魚と一緒になりますから、
私達では誰の金魚か分からなくなります(゚Д゚;)

金魚ビギナーですが、何か?
これは親魚の「魚だまり」。

 
魚だまりのあるエリアは、出品者&見学者が立ち入れないので、
この時点では「縄張り」の近くの舟に入れられた金魚しか見れません。

 
この辺の厳格さも全国大会ならでは、でしょうか。
開会式のころには、会場にかなり人が増えてきました。

 
私は「おぉ~!さすが日らん全国大会。人が多いなぁ」と思ったんですが、
やはり分裂開催のため、地元勢らしき人からは
「寂しい入りやな~」との声も聞かれました。

 
じゃぁ分裂前はどんだけ人がいたんだろう、と想像すると怖いッス。

 
開会式では協会のエライ人の挨拶や記念撮影もありました。

金魚ビギナーですが、何か?

 
開会式が終わるとさっそく審査が始まります。
当然、出品者も見学者も近くでは見れません。

金魚ビギナーですが、何か?
こんな感じで遠巻きに様子を伺うしかない。

 
ところがΣ(゚Д゚)
この時点で急遽、撮影許可をいただき
審査を間近で見ることができましたΣ(゚Д゚)

 
審査はまず、1尾ずつ審査員が採点していきます。
魚係さんが、魚だまりかららんちゅうを審査用洗面器に連れていき、
背なりを見せて(横見、ってことでしょうね)から、水中にリリース。

金魚ビギナーですが、何か?

 
審査員は「せーの」って感じで点数札を出して採点。
同時に札を出すことで、
誰かの評価に他の人が引っ張られないようにしてる、とのこと。
なるほど…厳密ですね。

金魚ビギナーですが、何か?

親魚部門の審査の様子。

 
各部門の審査は、それぞれ6人の審査員によって行われます。
審査員が持ち点「5」だそうです。
つまり60点満点なんですね。

金魚ビギナーですが、何か?
二歳魚の審査の様子。スイ~っと泳ぐと印象が良いんだそうです。

 
審査を終えた魚は、点数ごとに
用意された舟に入れられて行きます。

 
24点から30点までの魚が入れられるのが「最優秀グループ」の舟。
以下、21~23点の舟、19~20点の舟…と続き、なぜか18点が単独の舟。
そして16~17点の舟、12~15点の舟まで用意されてました。

$金魚ビギナーですが、何か?

 
こちらは親魚の最高得点グループの舟。
ここに入れば、ベスト5の「優等」の可能性がグッと高まる感じですねヽ(´ー`)ノ

金魚ビギナーですが、何か?

 
親魚部門では最高得点グループに7尾居たので、
そのグループだけ再度審査して、
ベスト6までを別途用意された「優等魚審査」用の洗面器に移します。

 
ベスト6入りが決定しているらちゅうたちを
更に順位付けしていきます。

金魚ビギナーですが、何か?

 
親魚の東大関(1位)が決まった瞬間。
審査用の洗面器から展示用の洗面器に、
順位の高いほうから移されていきます。

金魚ビギナーですが、何か?

 
部門別に全順位が決定するまで、
展示エリアはメディアや撮影班以外は立ち入り禁止。

$金魚ビギナーですが、何か?

 
親魚、二歳魚に比べて当歳は出品魚が多かったので、
審査時間がすごくかかってました。
親魚の一般向け展示(縄張りを外して誰でも間近に見れるようにする状態)が始まっても、
まだ1位も決まってない状態でした。

 
審査員の人、大変だろうなぁと思いました。
親魚の展示。一般の見学も含め、
多くの人がらんちゅう鑑賞を楽しんでましたヽ(´ー`)ノ

 
ちなみに、出品者は自分の金魚を見つけて自ら名札に名前を書き込みます。
中には自分が出品した魚を間違えてしまう方もおられるようです(゚Д゚;)
あんだけいっぱい居れば、そりゃ似た金魚もいますよね。

$金魚ビギナーですが、何か?

 
審査の流れはこんな感じです。

 
改めてかなり厳格だなぁと思いました。

 
厳格といえば、優等魚審査時の採点は会場内に貼り出される形で公表されてました(゚Д゚;)
どの審査員が、どの魚を何位に評価したかがひと目で分かります。
(※順位を点数に置き換えてますので、点数の総計が低いほうが高順位ってことですね)

金魚ビギナーですが、何か?

 
上の表を見ると、親魚部門は東大関を獲ったらんちゅうが、
ぶっちぎりの高得点に見えます。
ただ、西大関(2位)の魚を1位に推す審査員は、東大関と同数の3人。
惜しかった、と言えるんでしょうね。

 
東取締役(4位)の魚に対する評価は、
1位に推す審査員は居なかったものの、
5位や6位と判断した人も居なかった…
ってことは「欠点の少ないらんちゅう」なのかな、と思ったり。

 
…こうやって自分の金魚が採点されて、
その評価される傾向を分析したりしたら、
さぞかし面白いだろうなぁと思いました。

 
ってことで、続きます。

 

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