宇和島に土佐錦魚見に行った~

みまから」という調味料が愛媛県宇和島市三間(みま)のものだと、1年ほど勘違いしてた@まつやまです。
パスタや炒飯に入れても美味な徳島県美馬市(みまし)の名産品については各自調査

 

 

宇和島土佐錦愛好会(さだとささん会長)の第8回品評会が2023年11月5日、宇和島市の道の駅みまで開かれました。

超簡単に報告していきます。
(去年もお邪魔してちょっとだけレポート書いてます)
なお、このブログを読んでる人の中には、らんちゅう愛好会「媛らん会」の広報担当の私がなぜ土佐錦魚の品評会に行ったんや? と訝しんでる方がおられるかもしれません。

昔は金魚関係、なんでも顔出してたんですけどねー。

さだとささんとは、宇和島土佐錦愛好会立ち上げ前の10年以上前、金魚仲間のふじさん(元日本一金魚ブロガー)の紹介で知り合い、お宅にお邪魔して土佐錦魚を見せてもらってました。

会が結成されて10年経つので媛らん会とほぼ“同級生”。私はなぜからんちゅう飼育者(愛好家とは呼べないレベル)になってしまいましたが、ふじさんや瑠花璃緒さんら愛好会メンバーが媛らん会品評会を見に来てくださってて交流が続いてます。

その返礼の意味も込めてときどきお邪魔してる、って感じです。
土佐錦魚、好きですしね。

 

この日はめっちゃ好天。松山から1時間ちょいドライブして三間へ。
出発前、妻から「道の駅行くなら白菜買ってきて」と言われてたので壮大な「お使い」でもありました。写真は施設のシンボル的存在で三間出身の彫刻家、藤部吉人(1946-2013)の作品「森の魚」。これを見ると(大阪の亀的に←過去記事参照)「さぁ来たぞ~」って気分になります。

 

会場はちょっと奥まったところにあるので、気づいてない人も居たかもですが、道の駅の場内アナウンスで紹介されてました。

中にはこんな見物客も。
イヌと仲良く、大人しくバギーに座ってるニャンコさん😁

 

 

各部門の上位3尾ずつ紹介しますが、壮大に失敗した写真もあります。ご容赦を。
コメントは読み飛ばしてください。
門外漢 & 超素人による賑やかしだと思ってくだされば。

 

 当歳部門

1年ぶりに見る土佐錦魚、やはりらんちゅうとの違いを感じます。
らんちゅうの当歳は(特に協会系)、若さもありつつほぼ完成形に近い姿かたちで競いますが(大きすぎる、育ちすぎはダメってこともありますが)、宇和島土佐錦愛好会は将来性を見てる印象です。
(違ってたらすみません)
私の写真が下手なのもありますが、土佐錦魚らしい尾という点では準優勝以下の魚のほうが「っぽい」気がしましたが、優勝魚の素直なカタチが評価された、ということなんでしょうか。
(違ってたらすみません)

 

深紅のボディが印象的。顔が鋭角でお腹もできてて、上品な仕上がりだと感じました。会場では興味深い話を聞かせていただきました(土佐錦魚以外の話題でしたがw)

 

これから赤くなります的な体色が複雑な柄と相まって、はかなげ & カワイイ印象だった仔です。
尾は優勝魚と準優勝魚の間ぐらいの発達具合?
個人的にすごく好きな仔です。

 

 二歳部門

やはり二歳魚はどの魚も「THE・トサキン」って感じに近づいてきてますね~
らんちゅうの二歳なんてほぼ親ですが・・・(完成されてるという意味で。親部門に出展された二歳魚の話なんてザラにありますし)
宇和島土佐錦愛好会の二歳は親とは明確な違いがあると改めて感じました。
尖った頭とど派手な尾。でも作りすぎてないお腹が二歳的・・・と感じましたが、違ってたらすみません💦

 

さだとさ会長の師匠で中部土佐錦普及会の会長である河邉さんの魚にコメントするのは、野球経験のない私がオオタニさんや落合博満さんにバッティングを語るような愚行だと承知しております。素人の蛮勇だとご容赦くださいませ。
ボディの模様がシンメトリックで赤も揚がってて上品。尾はちゃんと巻いてるけど完成一歩手前? サイズ感やお腹のつくり、そして泳ぎに二歳らしい若さがある・・・と思いました。

 

シャープな頭とすでにゴージャスに育ってる尾、キレイですね。
サイズは抑え気味。この辺のコントロールってどうやるのか、想像もつきませんが、ここからさらに大きくしていけば、そりゃ立派になるよな、と私でも思えます。

 

 親部門

親は宮内さんの持ち魚がトップ3独占でした。お見事 & おめでとうございます。
大きさ、尾の発達具合がスゴイし、色も揚がりまくってて迫力あります。

 

白勝ちで鹿の子的に赤が散ってて、なんとも上品だけどサイズはあるんですよねぇ。
この仔もそうですが、いわゆる頭とお腹が三角形じゃなくて自然なカタチのまま大きくするんですね。反転尾、スゴイっす。

 

すみません、写真が大失敗。
カシラの窓がチャームポイントで、よく泳いでた仔です。
このサイズになっても顔はシャープだし、お腹は出すぎてないし。尾はブワブワに反転してるし。

 

今回は出展数少なめでしたし、去年に続きふじさんも欠席でしたが、着々と良い魚を作られるメンバーが育ってるという点では足跡の重みを感じました。

またお邪魔します。

あと、このエントリーでは一般名詞として土佐錦魚と書きました。
トサキン、土佐錦、土佐金といろいろ表記がありますし、宇和島土佐錦愛好会さんの名称は「魚」がありません。私が昔PCに辞書登録したのが最古の記述と聞いた(か読んだ)「土佐錦魚」だったのでそのまま使っています。

 

午後から用事があったので早々に帰宅したのですが、道の駅の近くで開かれている「みま町コスモスまつり❀」で昼食を摂りました。去年と同じタイガーラーメンさんのキッチンカーへ。まぜそば(ごまだれ)をいただきました。美味。

 

コスモスの写真は駐車場から一番近いところで数枚テキトーに撮影w
すみません、花より団子派なもので。

 

以上です。

錦蘭会に行った㊦~感想と上位魚~

錦蘭会2023に行った㊤~旅と品評会~のつづきです。

今回の遠征で私が一番うれしかったのは、受付の時だったと思うのですが、錦蘭会の会員さんから「きょうは西条組、来てないの?」と尋ねられたこと。
西条組とは媛らん会メンバーのH野さんT下さんのことでしょう。
この2人は愛媛県西条市に住んでるのでそう呼ばれたのだと思います。

先日開かれた徳島での阿波錦魚連合会さんの品評会や、昨年の日らん全国大会に出撃し、好成績を収めるなど地道に努力を続けており、その成果で「西条組」として認識されたのだと思います。
それと、2人の話(主にH野さんですが)は2023年9・10月号の「月間金魚仲間」の蘭好人というコーナーに載ってます。もしかしたらその効果もあったのかな、と💦
(文章はワタクシ、@まつやまが書きました)

数年前に本格的にらんちゅう飼育をスタートさせたH野さんとT下さん。10年やっても進化しない@まつやまを明らかに飼育技術で抜き、成果を出し、らんちゅう界で認知を得たってのはスゴイことです。

「西条組」ではないですが、阿波錦魚連合会さんで良い結果(当歳小の部東関脇と特別賞)を出したS倉さんも同時期に媛らん会に加わって結果を出してきた。錦蘭会ではドボン(入賞ならず)でしたが、蘭土竜さんも先日の淡路育水会さんの当歳小で西大関の好成績をゲット。

媛らん会はまだまだ少人数で会員絶賛募集中ですが、精鋭が続々と育って来てる、という感じです。

私はぼちぼち琉金飼育に戻(o゚Д゚)=◯)`3゜)∵

 

さて、錦蘭会の秋季品評大会の上位魚と媛らん会の出品魚をご紹介。
このブログを以前からお読みの良い子はご存知でしょうが繰り返し書きます。
コメントを添えてますが、ちゃんとした魚評と呼べるものではありません。キャリア10年でもまともに飼育できないクソ下手野郎の独り言として読み飛ばし推奨です。

 

 

東大関 松井英二(鳥取)

表彰式で「寒い」を連発して周りに「半袖やからやろ」と突っ込まれてた松井さんが東大関ゲット。
長手でしっかりしたカシラが強調されてて、尾の広がりもビューティフル。お見事です。

 

西大関 九里博公(西宮)

媛らん会の秋の品評会(11月12日、愛媛県東温市で開催予定)で今年も審査をしてくださる予定の九里さん。
プレイヤーとしてバリバリ最前線なことを示してくださいました。
カシラと尾が目を引きますが全体の均整が美しいと思いました。

 

立行司 相田浩之(伊予)

ぱっと見、えらく小さく地味な仔って印象ですが小さいなりにフンタンは出てるし尾筒が極太。
誤解を恐れずに書きますが、この仔を3位にする審査員さんたちスゴイな、と。私は見つけられる自信がありません💦
立行司というポジションは媛らん会勢にとって非常に重要なので(笑)喜びもひとしおだったでしょう。マジでおめでとうございました。

 

東取締 九里博公(西宮)

ふたたび九里さんの持ち魚。
カシラがスゴイし窓が印象的です。小の部なのに迫力を感じます。

 

西取締 井ケ田芳郎(奈良)

きれいに開いた尾と堂々とした腹が印象的。色が揚がってて迫力マシマシです。

 

媛らん会メンバーの魚をご紹介。

西前頭1 松宮和博(川西)

迫力ある魚づくりが得意(と私が勝手に思ってる)松宮さんですが、上品でまとまりがある魚だと思いました。

 

西前頭5 松宮和博(川西)

なんとも複雑な柄で私好み。小さいけれど腹のつくり込みがスゴイです。

 

 

 

東大関 島本康宏(徳島)

私がらんちゅうを始める前から存じ上げてる数少ない愛好家のお一人。いつも会場では若輩者を相手をしてくれてありがたいです。
大の部らしく迫力ありますし、カシラと尾がスゴイ。泳ぎもキレイでした。

 

西大関 島村勲(神戸)

背出し~背なりのカーブが低くて美しい。
カシラと尾もバッチリ発達してます。
色もキレイに揚がってるし、アートのような仔です。

 

立行司 北山円空(羽曳野)

色揚げをキッチリ仕上げられてるのでしょう、ガッチリとした硬質な印象がある仔です。洗面器狭しと元気に泳いでました。
そこまで大きな仔ではないですが、尾の開き、立派な腹がインパクトありました。

 

東取締 藤原孝志(鳴門)

以前、媛らん会であらゆる商品をかっぱぎ、錦蘭会で写真代(入賞者が払う)を数万円払ってるのを見てわれわれ若手を震え上がらせた猛者、藤原さん。当ブログでは1エントリーに何度も登場(何尾も入賞)することから「あの藤原さん」で表記を統一しています。
尾の美しさに目が行ってしまいますが、さすがのカシラ&ボディバランス。背なりの低さもスゴイっす。

 

西取締 山本史郎(大和郡山)

大の部といえど、ここまでの迫力はスゴイの一言。フンタン、頭の形、腹、そしてど派手な尾。圧巻です。

 

 

媛らん会メンバー持ち魚の紹介です。

西関脇 松宮和博(川西)

頭の幅が広い。
てボディは長手を大きくガッシリ育てた、って印象です。尾開きもキレイっす。

 

東前頭5 相田浩之(伊予)

尾先に赤が入ってないので見えにくいですが、立派な尾です。
フンタンも見事ですが、下半身は「狙って出品してる」感じがプンプン(笑)
さすがベテランぽい出品戦略ですねぇ。

 

東前頭9 末冨綱彦(松山)

媛らん会の会長さんから会直前に分譲いただいた仔です。面白い柄ですが、私が生き永らえさせられるかが問題。

 

東前頭13 末冨綱彦(松山)

同上。大きくて迫力ありますが私が(以下同文)

 

西前頭13 松宮和博(川西)

小の部西前頭5と似たタイプの仔。会後に譲っていただきました❗
ですが私が(以下同文)

 

 

 

東大関 島村勲(神戸)

当歳大の西大関を獲られた島村さんが二歳では頂点。
尾、カシラともドカ~ン❗って感じです。
ど迫力ですが、正面から撮った写真だと、なんともチャーミング。

 

西大関 松井英二(鳥取)

当歳小で東大関だった松井さんがゲット。
尾と背なりの美しさが印象的。
この仔も圧巻の迫力ですが、横~正面から見るとブルドッグみたいでカワイイです。

 

立行司 松井英二(鳥取)

続いて松井さん持ち魚。この大きさでこのバランス、スゴイです。
泳ぎもキレイで撮影しやすかったです。

 

東取締 九里博公(西宮)

撮影してたら寄ってきて、水面に顔を出してこちらの様子をうかがってました。かわいがって飼わてるのが伝わります。上見はガッチリした印象で尾形が美しい。

 

西取締 三島憲通(加西)

尾の形と模様が魅力的です。
全体に赤がバッチリなのでホレボレする仔です。

 

媛らん会メンバーの持ち魚です。

脇行事一 相田浩之(伊予)

※写真撮影は本人です。
撮影を忘れてました。二歳魚はほかにもメンバーの魚が居たのですが、相田事務局長の当歳小立行司騒動&昼飯の間に失念してしまいました。すみません。
長手をしっかり育ててる、という感じの仔です。まだいける、と思いました。

 

 

 

東大関 谷口和記(姫路)

大きさといいカシラといい尾といい、迫力ありました。
フンタン、怖いぐらいにボッコボコですねぇ。尾の模様も美しい。
私が良魚を入手しても、こうはできないなぁと嘆息。

 

西大関 藤原孝志(鳴門)

「あの藤原さん」が親でも西大関獲得。
カシラと尾が見事なのはもちろん、腹がビッシリ作れてますね。
気が立ってるのかお腹が空いてるのか、撮影してたらこちらに突っ込んできました。

 

立行司 川口和男(豊中)

横にデッカイし、色がバッチバチに揚がってるのでなんだか硬そう💦
でも横から見ると背中のラインは低くてキレイですし、目もキュートです。

 

東取締 中孝男(大阪)

尾の迫力がスゴイです。
洗面器の中での存在感がありました。横見だと目がつぶらでカワイイッス。

 

西取締 中村正則(大阪)

ひと目見てデカっ❗って思いました。
カシラが特に強調されてますが、尾もオシャレ模様でキレイだしデカイ!

 

以上でレポートは終了です。

11月12日は媛らん会の品評会があります。
こぞってご来場くださいませー。