では、皆さんご唱和ください!
1、2、3!
じょっこ~っ!!
どうも!
前回と同じオープニングで始まりました、
福島金魚旅のレポート。
【1日目のつづき】・・・というか、
荒井さんのお宅レポートの中編です。
福島・関東金魚旅(2)会津錦に逢ったゾ~ヽ(´ー`)ノのつづきデス。
サバ尾体型で桜体色の「会津錦」を
固定したところで、
荒井さんは、次の新品種を考えたそうです。
会津錦は玉サバ系だったので、
横見がビューティーな魚種。
次は上見で美しい金魚を創ってみたい、ってことで、
開き尾(三尾・四尾)で
和金に近い中寸体型の魚種を目指して開発開始。
そもそも荒井さんは、
長手の魚種がお好きなんですってヽ(´ー`)ノ
すっごい丸い玉サバも育てるのに!(爆)
話を新魚種第2弾に戻しますと、
可愛らしさを持ちつつ、
自然な泳ぎができる金魚を目指したそうです。
元にしたのは、
・蝶尾
・透明鱗和金
@まつやまは、蝶尾と和金で、
どんな金魚が生まれるか、
まーったく想像もつきませんが・・・(;・∀・)
出来上がったのが「会津福娘」。
もちろん、飼育場の中に居ましたよ~ヽ(´ー`)ノ
福娘の定義など詳しくは
福島金魚のスポークスマンこと、
金魚十尾十色のnaga91010さんの
ブログにお任せするとして(笑)
簡単に列挙しますと、
・体色はなんでもOK!
・和金体型で詰まった胴
・尾は短尾を基本。大きくても良いけど吹流しはNG。
・・・というのが会津福娘。
さて、特徴を分かっていただけたところで、
掬ってもらった福娘の写真を
ご覧いただきましょう!
え?これ地金?(´゚ω゚`ノ)ノ
「これ、調色してるんですか?」と
思わず聞いてしまったのですが、
荒井さんは笑いながら「まさか」。
六鱗柄はそこそこの比率で出るそうですよ(;・∀・)
上見の写真です。
尾に蝶尾の特徴が出てて、
確かにボディは中寸。
@まつやま、正直、ぶっ飛びました(:.o゚з゚o:.).:∵
これはスッゴイ!!!
荒井さん曰く、
「福娘はnagaさんが良いのを全部もってっちゃった」から
「今はいいのがあまり居ない」状態。
後からnagaさんと話したところ、
この六鱗柄の仔はnagaさんも欲しかったそうですが、
譲ってもらえなかったそうです。
いや~、そりゃそうでしょwwwww
さて、この福娘、
けっこうな確率で猩々(全部赤)が出るそうです。
もちろん、掬って見せてもらいましたヽ(´ー`)ノ
六鱗柄の仔よりも、お腹が丸いですねー。
少し琉金寄りな感じがして、
@まつやまの好みです!
尾は蝶尾の血ですね~ヽ(´ー`)ノ
見事な開き!
でも、顔はキリリと和金系という…
なかなかに絶妙なバランスです。
上見だとこんな感じ。
すみません、写真失敗気味ですm(__)m
荒井さんによると、
福娘はまだ完成形ではないとのこと。、
累代しても尾やボディのバリエーションが多すぎて、
「今はちょっと行き詰まり感があるんですよ」。
でも、和金に近い体型で尾が蝶尾のような金魚って、
ステキだと思いますし、
少し琉金に近い体型の丸手だって、
全然アリだと個人的には思いました。
和金の血が入ってるだけあって丈夫そうだし、
色柄もいろいろあって楽しいし、
尾が美しいし、
入門魚としてこういう魚種が普及するのも
良さそうだなーとか、
勝手に妄想列車に乗ってしまいましたw
さて!
続いての品種はこちら!
お待たせしました。
「会津じょっこ」ですヽ(´ー`)ノ
じょっこは2010年のLOVE FISHフェアにも
出展されてたそうで、
ご存知の方も比較的多いかもしれません。
じょっこ、とは会津の言葉で「カワイイ女の子」の意。
「嬢+子」で「お嬢さん」って感じでしょうか。
同名のお菓子もあるそうです。
参考:白虎堂
nagaさんは、じょっこに魅入られた瞬間、
「なに?このグッピーみたいな金魚!」
と思ったそうですが、
@まつやまもそう思いましたw
尾ビレは三角形のデルタテールが理想。
そして長く上に伸びる背びれ!
・・・ハイフィンの金魚なんて、
一部の中国系金魚(一点物)を雑誌で
見たことがあるぐらいで、
実物は初めて見ました(;・∀・)
じょっこの群れ~ヽ(´ー`)ノ
若いじょっこは尾も背ビレも、
ピン!としてて、良いですね~!
このじょっこたち。
荒井さんが会津福娘を繁殖し、
選別している時に、
1枚尾の仔をハネようとして、
奥さまに指摘されたんだそうです。
「こういう仔はダメなの?」
なんと!
それが「会津じょっこ」の原型なんですって!
ネットで会津じょっこを調べると、
和唐内の改良中に出現した形質を
固定した、との記述がいくつか見つかりましたが、
福娘のハネから作出したのが
じょっこ、ということのようです。
だから、どちらも「娘」なんでしょうか?
(命名の経緯については聞き忘れました)
ちなみに奥さまは、
ウクライナ出身のすっごい美人。
故郷では金魚を見たことが無かったそうです。
(一部の富裕層は飼育してる、とのこと)
「私が見つけた金魚だから、
じょっこが一番かわいい」
とおっしゃってました。
そりゃそうですよねヽ(´ー`)ノ
じょっこは、水槽飼育。
ずらっと並んだ水槽の中はじょっこが大半でした。
上見のキレイな金魚を
目指して創った福娘なのに、
そこから派生した「じょっこ」は
完全に横見の金魚。
当然水槽になっちゃいますよね~w
選別中にそれをチョイスした
奥さまのセンスに脱帽ですヽ(´ー`)ノ
じょっこは、普通鱗も桜もOKという定義だそうで、
実にいろんなタイプの仔がいました。
シルク系の仔は冒頭に紹介しましたが、
こちらは黒目で赤勝ちの桜系。
お好きな人にはタマラナイ、
アルビノのじょっこも!(´゚ω゚`ノ)ノ
出自がまったく違うものの、
中にはブリストル朱文金のような、
ハートテールっぽい仔も出ちゃうそうです。
ブリストルも朱文金と蝶尾の交配で
作出された魚種だそうですから、
図らずも似た雰囲気の仔は生まれるでしょうね。
でも、じょっこはあくまでデルタテール。
この仔も尾に切れ込みが少なく、
会津じょっこを見たのは、
もちろんこれが初めてでしたが、
かーなりのインパクトでしたヽ(´ー`)ノ
特にハイフィンが!
長手で優雅な金魚がお好きな方は、
ヨダレものでしょうね!(^q^)
というわけで、荒井さんの作出した、
3魚種を紹介しましたが、
あともう少しだけ、レポートは続きます~ヽ(´ー`)ノ
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