金魚は安上がり?

不定期に「初心者の主張」を綴ります(゚Д゚;)

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金魚すくいは1回200円とかでできます。
(もっと高いことも安いこともあるでしょうが)

子供がやりたい、って言うからすくってしまい、
いざ持ち帰ってみて、ふと困る(´-ω-`)

うち、水槽ないんだけど…

どこにでもある風景でしょうかw

 

我が家は最初、そんな感じでした。

 

金魚は気軽に飼えるイメージが強い魚です。
江戸時代から庶民の愛玩魚であり、
恐らく現在でもメダカ、またはクワガタなどと
並んで「気軽に飼えるペット」のベスト3には
入ると思います(私の脳内調べ)。

では、本当に金魚飼育って気軽にできるの?

このブログは初心者から見た金魚飼育、
とりわけ「飼い方」を考えてきましたが、
金銭面でも少しだけ検証してみます。

私の場合、飼い始めた時は金魚すくい。

32センチ水槽セットを買い、
案の定次々と金魚を死なせました。

飼育本やネットを調べて、
少しずつ環境を改善してきました。
ようやく1ヵ月半後に辿りついた環境が
底面濾過だったりします。

それまでの試行錯誤はホントに無駄も
多かったので金銭的にいくら使ったかは割愛します。

私が初めて「立ち上げ」に成功して、
手がかからない水槽を、仮に同じように
ゼロからもう1つ作るとしたら…

つまり、素人である私が自信を持って、
「これだけ揃えたら金魚飼えます!」と
答えられる環境にいくら掛かるか考えます。

外の鉢で飼うとか、プラ舟だったら
安く飼えるとか、いろいろと安上がりな
方法はあるのは承知です。

室内で水槽飼育をする、
という条件で考えてみましょう。

むろん。

上級者から見れば大笑いでしょう。
こんな道具要らんわ!というのもあれば、
「あれが無いからダメなんだよ」と
言うグッズもあるでしょう。

上級者になれば、小さい水槽、
最低限の設備で飼えるでしょうからね。

でも初心者は金魚の微妙な変化や
水の良し悪しを的確に判断できませんから、
いろいろと装備が必要になるのも事実です。

では、我が家の和金水槽を「ゼロ」から
再現してみましょう。

セット購入せず、単品購入。

価格はチャームさんと近所のペットショプで調べました。

 

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水槽(51センチ)           ¥1,980
底面濾過装置              ¥580
外掛けフィルター           ¥1,550
フィルター交換用カセット3個入り    ¥365
大磯砂9リットル(15キロ)       ¥1,679
水中型ソーラー水温計       ¥1,780
ヒーター(サーモ付)         ¥2,499
水質検査試験紙(6in1)      ¥1,480
粘膜保護剤・カルキ抜き入り(500ml)   ¥987
LEDライト               ¥8,820
素焼き土管               ¥450
エアポンプ              ¥2,400
プロホース(砂利掃除用)         ¥798
ピペット(スポイト)           ¥498
フロートクリーナー(苔掃除用)      ¥980
パイプブラシ              ¥460
エアチューブ5メートル          ¥348
バイクテリア繁殖濾材(リング濾材)   ¥398
45リットルバケツ            ¥2,080
17リットルバケツ            ¥878
手柄杓                  ¥105
網(中)                ¥125
網(小)                 ¥105
ウールマット               ¥370
PSB(水質浄化栄養細菌)1リットル    ¥790

合計・・・¥32,505

ライトは蛍光灯ならもっと安いですし、
バケツぐらい持ってる、という人もいるでしょう。

その辺は読み手で補正してくださいヽ(´ー`)ノ

しかし、これで終わりではありません。

金魚本体(?)の金額は入ってません。

ホームセンターでフツーに琉金の当歳を
4匹買えば1400円程度でしょうか。

餌も計算してません。
金魚も餌も価格の幅が非常に大きく、
金魚の数にもよるでしょう。

でも、餌は年間1500円はかかるとして、
これに水道代、1ヵ月300円弱、
電気代1ヵ月1000円程度が加わります。
(嫁の概算による)

これらをすべて単純に足しますと、
金魚飼育初年度は51,005円
が必要ということになります。

その他、常備薬と水草関係は計上してませんが、
特に薬は無いよりはあった方が良い。

これも青系、黄色系、虫対策と揃えれば、
3000円以上はかかるでしょう。

もちろん、次年度からは安くなります。

電気代と水道代、餌と、消耗品ぐらいしか
出費は必要なくなりますから、

劇的にローコストでいけるでしょう。

消耗品を買っても、半額以下の
23,000円程度でいけそうです。

まぁそれも、
金魚を増やしたり、設備を拡充しないという
条件付きですけどヽ(´ー`)ノ

さて、この金額を見て、金魚を気軽に
飼えるかどうかと言われたら、
正直二の足を踏む方は多いのでは
ないかと思います。

でも、私が言いたいのは、
「金魚飼うのは金かかるから止めよう」って
ことではありません。

それに実際にはこれほど多額のお金を
使ってるわけでもありません。

水槽とフィルターなどはセットで買えば
かなりお得でしょうし、バケツなどは
使い回しもきく場合があるでしょう。

100円ショップなどを活用すれば、
ブラシなどは安いものもありますし、
苔とりグッズも自作できることを
後から知りました。

もっともっと節約できると思います。

ライトは要らない、という考え方もあるでしょうし。

売り手も最近は考えてくれてますので、
60センチ水槽を含む21点セットで1万円弱!
なんて商品もあったりします。

この点、金魚関係の先輩たちに聞くと、
「水槽関係はかなり安くなった」と
言われますから…

こうやって計算してみると、
賢い消費者になる、というのは、
余分な出費を抑えることも
含まれるんだなぁと実感します。

ただどれだけ節約しても、
水槽である程度ちゃんと金魚を
「飼いはじめる」には、千円単位では
とても済まないってことも、
動かしがたい事実です。

我々初心者は最初、何もかも揃える必要が
ありますから、お金がかかるのは
ある程度仕方ない。

言い換えれば、それだけの覚悟がなければ、
金魚という小さい生命を預かる資格はない…
のかもしれません。

賢い買い物をして、
財布にも金魚に優しい水槽ライフを
送りたいものですヽ(´ー`)ノ

何も敷かない、という選択肢

不定期に「初心者の主張」を綴ります(゚Д゚;)
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  金魚飼育の本を読むとほぼ例外なく、
水槽の底には砂利を敷くと書いてある。
先に砂利を軽く洗って、 水槽に敷き、レイアウトを整えてから注水…
  図式で丁寧に解説してある。

  砂利を敷くと何が良いのか?
①見栄え
②バクテリアが棲む
③底面濾過ではろ材になる
④底がピカピカだと金魚の色が白くなる
  ・・・ぐらいでしょうか。

  金魚を元気に飼う、という目的が全てであれば、①は無視できる。
③の底面濾過は、ろ過能力の高さと コストパフォーマンスで無視出来ない飼育方法。
④の底面の色については、工夫次第でどうとでも解消できる。 底が白っぽくなければそれでいい。

  問題は②のバクテリアの住処になるってところ。 バクテリアが棲むってことは良いことです。 水を綺麗にするバクテリアだけなら(笑)

 先輩の受け売りでもありますが、 バクテリアには良いのも悪いのもいるわけでして。
良いバクテリアだけを選別して住まわせることが できない以上、金魚によくないバクテリアや菌だって棲む。

  phの調整に役立つというメリットもありますが、 これは苔でも生えればカバーできます。

 逆に砂利を敷くデメリットは?

①メンテが面倒
②リセット時の手間が大変
③金魚が砂利を誤飲するリスクがある
④汚れが貯まり、病気の温床になる可能性がある
 

 つまり…あくまで経験の浅い初心者の意見ですが…
 底面濾過をやらない限り、砂利は敷かなくていい! って結論になります。

  安価でパワフルな底面濾過…
 私も現在、一つの水槽で運用してます。
というか、私が初めて「この水槽の水はできた」と 断言できるようになったのは、底面濾過を導入してからでした。
  今ではようやく、底面濾過なしの水槽でも、 ちゃんと水ができるようになりましたが…

  底面濾過は砂利を使いますから、 そのデメリットはそのまま甘受せねばなりません。
  なので、飼育者各人が、ろ過能力の高さとメンテの悪さなどを 天秤にかけて判断するしかないわけです。

  水を汚す魚の代表格である金魚を、 底面濾過で飼うということには、 諸先輩方の意見でも賛否が分かれるところのようです。

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 初心者が最初に水槽を買った時、砂利も何も敷かない 「ベアタンク」だと、何か物足りなく、殺風景な気もします。 一方で、砂利は必須じゃないし、むしろデメリットも多いかも、 ということは初心者には分かりにくいし、伝わりにくい。

  残念ながら、底面濾過の導入のメリット・デメリットも含め、 判断する材料を示してもらう機会は絶無に近いわけです。
  漠然と砂利を導入してしまう我々初心者へ向けて、 もっと最初から選択肢を提示してもらえれば助かるんですけどね。