お久しぶり!おばこさん!(1)関東・新潟 金魚旅2012秋の続きです。
というか、ですね。
前エントリーで、
「この金魚の魚種が一発で分かったらスゴイ!」と
クイズめいたことを書いたのですが。
りんさんが空気を読まず…いや、見事に!
一発で正解されたので、
すぐに続きを書かざるを得なくなったんですね(笑)
そうです。
この、なんの変哲もない和金、
ただ、なんか透明鱗も混ざってそうな感じの仔は、
「平成倭」(へいせいやまと)なのでしたヽ(´ー`)ノ
大和郡山の中野養鯉場さん作出の魚種で、
鯉の血が流れてるんだそうです。
金魚愛好家の間では有名な話みたいですが、
私が金魚を飼い始めたころ、
このことを知って、衝撃を覚えました∑( ̄□ ̄;)
鯉と金魚(フナ)の交雑種は「コイフナ」と呼ばれ、
普通に自然界でも居るそうですが、
一般的に生殖能力はほぼない…と憶えてたんです。
(最近ネットで復習したら、稀にはあるそうです)
コイフナ的な金魚が居て、
ちゃんと繁殖もできてる、というのは
スゴイ!アグレッシブだ!と思いまして。
@まつやまは普通の品種が普通に好きな
ノーマルな金魚好きですが、
鯉と金魚の交雑種の固定って話に
すごく惹かれたんですね~(゚Д゚;)
で、2年半前に初めて
金魚ショップおばこ(長竹金魚園)を訪問し、
平成倭を見た時は、
「おおおぉぉぉ∑( ̄□ ̄;)!これがヘイセイヤマトか~!」と
かなりカンゲキしたのでした。
2010年3月撮影。その時の訪問で金魚の写真はこの1枚でした。
私と平成倭の初遭遇から約半年後、
中野養鯉場の社長さんが亡くなられ、
その後、お店などでも平成倭を見ることはなく…
それでも少し気になってた@まつやま、
ちょうど中野氏が亡くなったころ、
おばこさんとアメーバピグで会話して、
「次、行った時にまだ居たら、必ず買いますよ」
なんて話をしてたんです。
おばこさんはクールに
「そう(笑) きっと残ってるよ」
みたいな返事でしたけど。
その後約2年…
正直、まったく忘れてました(゚Д゚;)
和金系の金魚も好きなんですが、
琉金だ、福だるまだと丸手金魚に血道を上げてましたからねぇ…
おばこさんの店に行くこともなかったし。
で、今回、おばこさんのお店で雑談してる時、
それらの記憶がフラッシュバックしてきたんです。
「倭」の文字が頭の中にドーンと!
あの時は雨が降ってて、
あの隅っこの大きいタライから、
おばこさんが掬ってくれたんスよねぇ…
みたいな「昔話」をしてると、
おばこさん、極めて冷静に、
「・・・まだいるかも」
うそでしょ!と笑いながら、
網を操るおばこさんを見てると、
・・・いた!
ま・だ・い・た!
2年半、売れ残ってた平成倭が(笑)
おそらく最後の1尾だそうです。
おばこさんが一生懸命思い出したところによると、
そもそもそのタライには
約30尾の平成倭がいたとのこと。
知人からの貰い物だったそうです。
で、少しずつ少しずつ売れていき、
今年の夏に、あるお客さんが、
「和金系の赤いので可愛い金魚」を所望され、
数尾、買っていかれたそうです。
魚種の指名買いではなかったんですね(゚Д゚;)
おばこさんもさすがに、それがラストだと
思っててたそうですが、辛うじてまだ残ってたんですね~
さて掬われたこの仔。
2年半前から大きくなってない。
少し痩せてしまってる5歳魚。
でも、死なさずにちゃんと維持してるところが、
さすがおばこさん!
鯉との交雑種はかなり丈夫という
話も聞きますし、
この運命的な再会を素通りできません(`・ω・´)ゞ
というわけで・・・
現在、我が家でトリメン中なのでしたヽ(´ー`)ノ
みゅ~爺に続き、高齢金魚をお迎えしちゃいましたが、
娘らは「小さくてカワイイ!」と喜んでおりました。
今からガーンと大きくはならないでしょうけど、
大事に飼いたいと思いますヽ(´ー`)ノ
今回、おばこさんとは初めて、
まとまった会話をしたのですが、
(1対1で話したのは初めてかも)
ファンキーなブログに負けず劣らず面白かったです。
特に、金魚の通販が少なかった時代、
「ベンチャービジネスとして」
現在のお店を立ち上げた、って話は感心しました。
「愛好家直送の生体通販」って、
10年前にはほとんど無かったそうで、
ニッチなところを突けば、勝算はあると考えてのことだったそうです。
なかなか、そういう発想で金魚屋さんになる人は
いませんよねヽ(´ー`)ノ
こういう独自性の強いお店は大好きですし、
いつまでも頑張ってほしいと思いつつ、
おばこさんのお店を出て、
電車で新横浜駅へ。
行き先は静岡県三島市!
続きます。
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