金魚の品種名について

不定期に「初心者の主張」を綴ります(゚Д゚;)
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金魚の世界は自由だと思います。
↑これは皮肉も込めて、の感想。

 
金魚を飼い始め、飼育本に載ってる
金魚の品種をいろいろ覚える…
そのころは私も楽しかったんですが、
ネットを見始めて様相が一変します。

 
何種類いるの?金魚って(笑)

 
マイナーな品種も含めて言えば、
相当数にのぼるでしょう。
しかも尻尾の形状や
養魚場や地域など作出由来の
「冠」がついたりすると、
大変なバリエーションになります。
【参考】
http://0url.info/orenmetz

 
中国では褪色や体型によって、
ある程度呼び名に命名規則が
あると聞きますが、
日本の場合、そういう規則に
当てはまらない呼び名も多く、
初心者には大混乱の元になりますヽ(´ー`)ノ

 
例えば、らんちゅう体型の頭が赤い
金魚は鵞頭紅と書くようですが、
呼び方が「ガコウトウ」なのか
「ガトウコウ」なのかネット見ても
分からないです(笑)

 
これだけのバリエーションが出来た
原因はいろいろあるようです。
新品種の作出(固定)というのは、
金魚を飼う人たちにとって
一つの「誉れ」なんですね。

 
新品種ができるっていうのは、
品種AとBをかけ合わせて両方の品種の
特徴を持つ金魚Cができれば良いって
ものではないらしく、
CとCの掛け合わせで
一定の確率でCがでないといけないのですから、
とても大変なことだと思います。

 
親子何代にもわたって、ようやく品種を
固定した、なんて話もあるみたいですし。

 
ところが、その固定率には決まりもなければ
ガイドラインもないので、
ある程度、姿形が固定されるとすぐに
名前がついてしまうようですね。

 
これはまぁ、社会的に認知されるかどうか
ってことよりも、「品種を固定した」という
名誉のための命名ですから、止めようがないし、
整理するのも難しいのは分かります。

 
ところが。
先輩方に話を聞くと、「売らんがため」に
名前を付けちゃうケースもあるんだそうです。
品種の固定なんてレベルじゃなく、
単に掛け合わせで面白い形ができちゃったから、
それを売るために、
形状と色から適当な名前を付けて、
市場に出したり、店頭に出したり
するケース…

 
金魚のバリエーションは増えた方が楽しいし、
いろんな形の金魚が新たに登場するのは
胸がワクワクします。
購買意欲をソソるためには、ネーミング
大事だとも思います。

 
江戸の昔から、品種には異名が
いろいろあったようですから、
その事自体は責められないのかもしれません。
でも、金魚についてる名称が
純然たる品種名なのか、
形状を表す言葉が付いてるのか、
産地を表す冠が付いてるのか…
品種によって飼い方が変わったり
気にするポイントが変わったりする以上、
正直、初心者は戸惑います。

 
例えば
だるま琉金は
だるま体型の琉金なのか、
「だるま琉金」という“品種”なのか、
分からない。
分からなくても良いじゃん、
っていうのは中級者以上の感覚です(笑)

 
だるま琉金と普通の琉金とで
同じ飼い方で良いのか、
特別な飼い方があるのか、
初心者はそんなことで悩むんです。

 
福だるまとも混同しやすいですし(゚Д゚;)
近年は玉琉(フナ尾琉金)って呼び方もあり、
私は正直最初、かなりこんがらがりました。

 
素人目には、今の状態が続けば、
「品種の名前らしき名称」の数だけが
闇雲に増えて、
誰も全体像を把握しないまま、
品種と形状と産地を巡る表記が
どんどん混同され、
混乱が大きくなり…
結果として流れ星のように
消えていく品種が増えて、
誰も得しないって事になりそうな気がします。

 

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かつては金魚の権威であった、
故松井佳一博士らが品種認定をし、
現在では日本観賞魚振興会がその任を
負っていると聞きますが、
残念ながらサイト(http://www.jafa-net.org/
にも、認定された魚種や認定方法についての
記述は見当たりませんでした。

 
論文の世界では著書名や著者、発行年などの、
本に関する表記が統一されてたりします。
金魚はそこまでやるのは大変でしょうけど…

 
・認定品種か申請品種か通称かの区分け
・体色・体型等についての記述法
・産地等についての記述法

 
―などについて、表記上の一定の基準みたいなものを
設けるわけにはいかないものですかね…

 
今後もいろいろな金魚、新しい金魚が見たいと
思うだけに、名前の整理整頓も進めてほしいと
切に思う初心者でした(゚Д゚;)

 

クレクレ君

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クレクレ君。
なんでもクレクレ、
タダでクレクレと
厚かましく騒ぐ連中を
ネットではこう言いますよね。

 
もともとはWAREZ(ソフトの違法交換)
用語なのかな?

 
ネットの原初の基本理念である、
「ギブアンドテイク」なぞどこ吹く風。
対価なしに一方的にモノや情報を
欲しがる連中をバカにするための言葉。

 
初心者ながら金魚の世界に触れ、
クレクレ君はここにもいるんだ、と
驚きました(笑)

 
ブリーダーや仔引きをした人たちに
「ハネで良いからほしい」と
ぶしつけなメールを送ったり、
知り合いでも無いのに
「無料ならもらいますよ」と言ってみたり。

 
ブリーダーと友達とか知り合いなら
問題ないでしょうが、
「行きずり」の人がそういうことを
求めたりすることもあるそうです。

 
ハネるぐらいならタダでくれ、って
ことらしいですが、
そういう人たちは、ファーストフード店行って、
「期限切れで捨てるハンバーガーくれ!」って
言ってるのと同じという自覚がないんでしょうか…

 
お店は絶対にそんな事には応じない。
商品価値がゼロ円だろうが、
飢えてる人がアフリカにいようが、
品質管理と商品の価値と
店の看板を守るためには、
「賞味期限切れハンバーガー無料配布」なんて
絶対にできないわけです。

 
金魚も同じなのに、と思います。
魚種のあるべき形、価値を守るために
ハネという行為をしてるのに…
仔引きする人たちだってハネたくて
ハネてるわけじゃない。

 
辛い思いをしてハネてる方もおられる。
そういう人の中には、
「ハネだけど良いところもあるから、
もらってくれる人がいれば」と言うケースも
あります。

 
私もそうやって譲っていただいた
金魚を飼ってます。
でも、そんな場合も大半は友人知人が対象。
他人がクレクレ言う筋合いのものじゃない。

 
クレクレ君は、ブリーダーたちの
金魚への愛情を逆手にとったり、
ハネる労苦につけ込んだりしてるようにも
見えます。

 

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金魚業界のクレクレ君は
金魚そのものに限ったことではありません。
「情報クレクレ君」もいます(笑)

 
飼育方法、病気の治療法などなど、
掲示板やSNSで質問し、答えがあっても放置。
誰かが教えてくれるのが当然って態度の人。
少なからず見かけます。

 
インターネットは情報を共有する場ですが、
「共有」とは本来「持ち寄る場」であり、
持たざる者が、与えてもらって当たり前って
場所ではないはず。

 
これは単にマナーの問題かもしれません。
でも、相談に乗ってくれた人、
情報を提供してくれた人に感謝の気持ちを
忘れちゃいけない…
当たり前のことですが、
私のような初心者は心の余裕がないだけに、
お礼を書き忘れたり、
自分が望むレスをくれた人にだけ感謝したり、
結果として「クレクレ君」になってる
可能性もあります。

 
クレクレ君になってないか自己点検を
せねばと思う今日この頃です(゚Д゚;)