ひごペットフレンドリー泉ヶ丘店でワーイヽ(´ー`)ノ 金魚三都物語 6話

 

松山市は今日まで地方祭でした。

娘らは子供神輿に付いて歩いたのですが、

私は家から一歩も出ずに静養。

でも、風邪はほぼ完治ヽ(´ー`)ノ

 

少しでも連載を進めます。

 

空振り・・・ 金魚三都物語 5話の続きです。

【2日目のつづき】

 

親友の結婚式まであと2時間。

行くあてをなくして困った@まつやまは、

路側帯に車を止めて考え込みました。

 

いま居るのは大阪府堺市。

 

堺市で金魚…といえば!

 

一説によると、

金魚が伝来したのが

ちょうど510年前の堺市

 

…という雑学はこの際、何の役にも立たない(笑)

 

 

で、ふと思い出したんです。

大型ペットショップチェーンの堺のお店が、

金魚が充実してる、って何かのブログで読んだような・・・

 

総合ペットチェーンなら、

例えブログ掲載がNGになったとしても、

「日曜は休みでした~」ってことはないだろう・・・

 

ってことで、iPadで店名と住所を調べ、

15分ほど車を走らせ、

着いたのはひごペット泉ヶ丘店」さん。

 

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ペットショップ ひごペットフレンドリー」さんは、

近畿一円で12店舗を直営する大型ペットチェーン。

知人に後で尋ねてみると、

関西人ならたぶん、多くの人が知ってるとのこと。

 

 

泉ヶ丘店さんは、住宅街の中にひょっこり立地してて、

「・・・こんなところに?」という第一印象でしたが、

驚いたのはお客さんの数。

日曜の午後とはいえ、@まつやまが駐車場に入るのに、

数台分待ちましたからね(゚Д゚;)

けっこう広い駐車場があるにも関わらず、です。

 

お店に入ってみても、まー、大賑わい。

 

イヌネコ・鳥・観賞魚といった、

ポピュラーなペット以外にも、

けっこう大きめのトカゲなどの爬虫類系、

カエルやカブト・クワガタなど、

珍しそうな動物・昆虫がいっぱいでした。

 

 

で、お目当ての金魚ですが・・・

コーナー、ありました!IMGP8023

 

観賞魚全般が充実してそう。

金魚コーナーはそれほど広くないものの、

アクア売り場の一番前。

フロントですよ!

 

どんな仔がいるかな~と、

テンションがあがりつつ

見て回ると・・・

 

シャキーン!

待たせたな!

・・・って感じに見えた飯田琉金(笑)

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こちらのお店に来る前に、

2軒空振ってますからね~

「飯田だぁぁヽ(´ー`)ノ」って感じになりますよ(笑)

 

さすがの赤。三歳で大きさもヨシ。

 

お隣の水槽にも琉金!

ダルマ琉金と表記されてました。

短尾ですし、コロコロしててカワイイっす~

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同じ水槽のダルマ琉金。

右後方にうっすら鯉が写ってますが、

それは隣の水槽です(笑)

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国産金魚の混泳水槽。

オランダが多かったですが、

ちょっとそそられる良い型の琉金もいました。IMGP8025

 

 

 

写真は失敗(´;ω;`)

「姫だるま」・・・福だるまの透明鱗ですね。

おチビちゃんだったですが、黒目で可愛かったデス。

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グレーっぽい色合いが素敵だった、
キャリコ・パールスケール。

中央の仔だったらピンポンと呼べそうなのに…と思いました。

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らんちゅう体型では、江戸錦さん!

そしてライオンヘッドさんがいました!

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朱文金とレモンコメット。

レモンコメットはホントにレモン色でキレイでした~。

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こちらのお店では、水槽のポップに

「●●のオススメ」と、店員さんの名前が書かれてましたし、

@まつやまがブログ掲載の許可をお願いした時も、

若い男性店員さんが笑顔で「ぜひ!どうぞ!」と即決してくれました。

 

顔の見える接客・・・を目指してらっしゃるんでしょう。

すごく好感が持てました。

 

 

金魚の品揃えという意味では、

やはり専門店に比べ、

一般的な魚種中心ではありますが、

「おっ!」と思わされるような目玉金魚もいて、

限られたスペースの中で、

「良い金魚も見てもらって、買ってもらう」って

意気込みが感じられました。

 

 

ともすれば水槽管理が雑、とか

どこにでもいる金魚がメーン、というイメージを

持ってしまいがちな大型ペットショップですが、

お店の方針、個々の店員さんの努力で、

金魚の裾野を広げることはできる!と心強く思いました~ヽ(´ー`)ノ

 

 

 

@まつやまはこの後、大急ぎで車に戻り、

高速を飛ばして大阪市へ。

結婚パーティー、ギリギリ間に合いました。

 

新郎の大学時代の仲間・・・私の仲間でもあるのですが、

特に九州勢がテンションが高くて(笑)

笑いあり涙ありの良い結婚披露パーティーでした。

 

 

宿はミナミの繁華街・宗右衛門町通りの旅館。

深夜にそこで家族と合流。

キッザニアが楽しかったらしく、

娘らはハイテンション。

 

@まつやまは旅館の窓から道頓堀を眺めつつ、

ジェットコースターのような一日を家族に話して聞かせたのでした。

 

 

関西レポート、次は京都!

つづきます。

 

 

 

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空振り・・・  金魚三都物語 5話

 

 

びっくり!新高滝観魚園さん! 金魚三都物語 4話の続き。

【2日目の続きです】

 

 

残り3時間ちょっと。

大阪を南へ。

キタのビル群を抜けるハイウェイ。

 

いつ崩れるか憂いてた関西の空。

歓迎してくれてるように

どこまでも蒼い。

 

BGMにジョン・コルトレーン。

ハンドルを握る手でゆったりとリズムを刻む。

 

 

30分で贅沢な時間が終わりを告げた。

 

そこは松原市。

目当ての店はすぐ見つかった…が。

 

降りたシャッター。

誰も居ない店舗。

エアレショーンの音だけが、

魚の存在を知らせる。

 

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通りかかった女性に尋ねてみる。

 

「日曜日はお休みが多いかね~」

 

御礼の言葉とニヒルな笑みを残し、

再び運転席に戻る。

 

「日曜の休みは読めない…な」

自分を納得させるため、

誰もいない車内で呟いてみる。

 

ダッシュボードに放り投げていた、

自分のサングラスにそれを笑われた気がして、

舌打ちしながらタバコに火を点ける。

 

 

 

堺市。

車はさらに南へ下った。

 

少し遅い昼食。

不味いうどん。

ツイてない。

 

 

残り時間は2時間半。

気分を変えたくて、

カーステにはMisterioso。

ソニー・ロリンズは裏切らない。

いつでもほどよくアゲてくれる。

 

 

道に迷う。

いつものことだ。

カーナビのミスリードは

メーカーが悪いのでも、

ソフトが悪いのでもない。

頼ったヤツが悪い。

信じたヤツが悪い。

人間と同じだ。

 

 

突然、池に出た。

整備され、美しい。

 

そのすぐそばに、次の店はあった。

 

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古く小さいお店。

店の前に金魚すくい。

50円。

 

 

近所に住んでいると思しき男の子が

祖母に連れられ、ポイと格闘中。

 

 

タタキを見る。

特筆すべきものはないかもしれない。

 

店番の奥さんは、

「コメットは奥やで」

 

・・・なぜコメットかは分からない。

 

こんな小さい街の個人店は今はもう少ない。

 

 

 

ブログをやってます。

そう伝えた瞬間、

奥さんは笑顔で、

しかし、強い意志を込めてこう言った。

 

「ウチなんか、ええわ」

 

関西弁のイントネーションは

こういう時分かりやすい。

良い、ではなく

ダメ、を意味する「ええわ」。

 

不思議と、すっと、その「ええわ」が胸に落ちた。

作り笑いでない笑顔で「そうですか」と言えた。

 

 

夫とふたりで作り、守ったお店。

「50年まで後ちょっと」

それまでは金魚すくいは50円。

 

また来ることは多分ない、と思いつつ、

「子どもを連れて、また来ます」。

 

最後は少しだけ作り笑いだったかもしれない。

でも、そんな嘘をつきたくなるぐらい、

素朴で素敵な店。

 

 

 

残り2時間。

次の店、あてはない。

 

車のキーを回し、

Blue Monkを聴きながら

シートを倒してしばし目を閉じた。

 

「どうする?」

口からこぼれた自問が、弾む旋律に溶けた。

 

 

 

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