不定期に「初心者の主張」を綴ります(゚Д゚;)
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ネットで知り合った先輩から、
出産祝い的なニュアンスで、
自家産の黒蝶尾をいただきましたヽ(´ー`)ノ
念願だったので、嬉しいですっ!
実はこの半年、あるお店の方にお願いして、
黒蝶尾を探してたんですが…
「良いのが問屋に出てない」ってことで、
手に入れられなくて。
確かに…
地元のホームセンターでも黒蝶尾は見ますが、
正直、「これ、黒出目だよな?」と思ってしまうんですね。
尾が、特徴的なあの形じゃないんですよ(゚Д゚;)
地元の専門店の方に聞いてみたら、
「今、黒は中国から入ってくる量が少ない」とのこと。
ヘルペスの問題もあるようですし、
更紗は売れても黒はイマイチ…
だから流通量も少ないんじゃないか、と。
それと、国内でも蝶尾は大量生産してるところが少ないと聞きました。
あの芸術的な尾の形は、
いわゆる「歩留まり」が高くないので、
大量生産、大量販売には向いてない…
って話もあるようです。
なので、良質の黒蝶尾は、個人ブリーダーの方が
作れれてるものに限られつつある…のかもしれませんね。
(この辺の情報、間違ってたらすみません)
で、ですね。
蝶尾初心者の私(金魚自体、初心者ですw)は、
とりあえず、ちょっとネットで調べてみたんです。
英語で蝶尾ってなんて言うのかな、と。
ヒントはすぐに見つかりました。
日本語サイトで丁寧に解説してくださってるページがありました。
「金魚と水草Spla@ash!」さまの「英語DE金魚」
(勝手にリンク、失礼します)
パンダ蝶尾は「Panda Butterfly(パンダ バタフライ)」なんですね。
で、英文サイトを調べると、
蝶尾は「Butterfly Tail(バタフライ・テール)」。
もう、ヒネリも何も無い直訳ですねヽ(´ー`)ノ
他にも「Butterfly telescope(バタフライ・テレスコープ)」って呼び名もあるそうですが、
これも「telescope」は望遠鏡=出目金を指す言葉ですから、分かりやすい。
余談ですが、英文サイトを調べてて、
いきなり間違いを発見して、ちょっと混乱しましたwww
このページなんですが…
写真と名称は蝶尾なのに…
解説文が「The butterfly-tail goldfish is called the jikin in Japan」。
直訳すると「蝶尾は日本では地金と呼ばれている」。
その後も、X型の尾が…って書かれてて(゚Д゚;)
完全に地金の説明文ですがな。
これ「Butterfly Goldfish」でググると、
トップで出てくるんですよー!
全国の蝶尾ファンの中で、英語が得意な方が居られたら、
訂正を求めるメールを出してください(笑)
(私は英語に興味があってもダメダメですから)
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ヽ(´ー`)ノ
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ところが(゚Д゚;)
他の英文サイトを(意味も分からずに)見て回ってて、
蝶尾は別の呼び方があることを発見しました(゚Д゚;)
それは「Butterfly Moor(バタフライ・ムーア)」。
ほかにも「Butterfly tail Moor」とか
「Moor with Butterfly tail」とか…
つまり「蝶+ムーア」で「蝶尾」なんですな(゚Д゚;)
じゃぁ、その「Moor」ってのは何だろうって調べたら、
要は黒出目のことを「Black Moor」(ブラック・ムーア)と
呼ぶらしいんです。
英語のウィキペディアによると、出目金はTelescope eye。
そのページを見ると
「黒い出目金はブラック・ムーアと呼ばれる」と書いてある。
つまり「黒」もしくは「パンダ」だけが「ムーア」と
呼ばれる出目のようです。
先に紹介した「英語DE金魚」でも、
黒出目だけ単独の項目として
「ブラック・ムーア」として書かれてますし、
ウィキペディアの信頼性はともかく、
黒出目の別称と考えて間違いなさそうです。
そこで当然の疑問が出てきます。
ムーアって何?
①荒地
②ムーア人
って、辞書には書いてる。
さて「黒荒地」では意味が分からないので、
「黒ムーア人」ってことで推論を続けます(゚Д゚;)
ムーア人ってのは、「北西アフリカのイスラム教教徒の呼称」だそうです。
(世界史はてんで分かりませんので…。出展はウィキペディア)
「黒いイスラム教徒」=黒出目金では、
まったく意味が分からないので、
もうちょっと調べてみます(゚Д゚;)
シェークスピアの「オセロ」の影響で、
ムーア人は黒人だと誤信してるヨーロッパ人が多いようですが、
実際は単独の人種ではないようで、
黒人もいればコーカソイドもいるようです。
だけど、金魚がヨーロッパに中国から移入された18世紀ごろであれば、
ムーア人=黒人、と考えてる人も多かったかもしれないです。
(参考:清水義範、西原理恵子 雑学のすすめ)
なぜ黒出目金が英語で「ムーア人」なのか?
これは調べてみたけど私の英語力では無理でした(゚Д゚;)
でも、可能性として単純に「黒いからムーア人」という、
体色を由来として名付けられたってことも有りうるのかな…と。
ムーア人=黒人って図式なら敢えて
「Black」を付けなくても良いとも思えますが…
ヨーロッパでは最近まで南方(アフリカ大陸)から来た黒人を
「ブラッカムーア」と呼んでた、って記述も
ネットにはありますから、
(参考:『古代アフリカ・エジプト史への疑惑』(第5章-7)黒色の巨人神 [タイタン])
「黒」と「ムーア」って言葉は慣例的に
一緒に使われてきたのかもしれません(゚Д゚;)
以上の説に自信はありませんが、
水槽のアクセントとしては抜群で
ユーモラスな印象がある黒出目が
ヨーロッパのイベリア半島(スペインやポルトガルがある)を
長年にわたって支配してきたムーア人の名
が冠せられてると考えると、
日欧の感性の差とか、歴史の違い、
スケール感を感じられたりして…
因みに、「moor」を黒出目限定でなく、
出目金全般に使ってる例もネットでは散見されます。
この香港系サイトでは「Red and White Moor with Butterfly Tail」って表記がありました。
「更紗の黒蝶尾」って読めちゃうのですが(笑)
もしかしたら「moor」が黒限定ってのも、今や崩れつつあるのかなぁ…と。
それにしても…
中国でも日本でも蝶尾は1品種扱いで、
出目金とは別に扱われてますが、
英語ではあくまで、「蝶の形をした出目金」って呼ばれてるのも、
面白いと思いましたヽ(´ー`)ノ