では、皆さんご唱和ください!
1、2、3!
じょっこ~っ!!
三たび同じオープニングで始まりました、
福島・関東金魚旅レポート。
【1日目のつづき】です。
(今回はじょっこは出ませんw)
・・・の前に。
いや~、すみません。
もっと早く書くつもりだったのですが、
新年度でちょっくら疲れ気味でございまして(;・∀・)
夜の街に出たり出なかったりで(笑)
あまり皆さんのブログにコメントとかできてませんが、
頑張って読み逃げしてますので、
当ブログも変わらぬご愛顧をお願いします~
では荒井さんのお宅訪問の後編です~ヽ(´ー`)ノ
福島・関東金魚旅(3)会津じょっこ!&福娘だ~!の続きです。
荒井さん(サイトはこちら:TINKER BELL(の飼育場では、
▼会津錦
▼会津福娘
▼会津じょっこ
・・・の3新品種を見せてもらったのですが、
ほかにも!
じゃーん!サバ尾!
問答無用のでかさ!(笑)
サバ尾は、玉サバの一種というか・・・
新潟の地金魚「玉サバ」の長手の呼称ですね。
こんなド迫力のサバ尾は、
なかなか見る機会がありませんから、
@まつやま、「うぉぉ!∑(`・д・´ノ)ノ」状態でした~
一方。
前回もご紹介しましたが、
荒井さんはすっごく丸い玉サバもお作りになってる。
少しずつ陽が傾いてきて、
薄暗くなる飼育場で、
しばし玉サバ論議。
かなりディープな話をしていただきましたが、
その一端をご紹介しますと・・・
――サバ尾は体型的に、荒井さんが創られた品種と通じるものがありますよね?
荒井さん「私はサバ尾、好きなんですよ!」
――玉サバ(丸手)より?
荒井さん「はい。動物好きだし自然が大好きなんで、自然な泳ぎができる魚に惹かれるんでしょうね」
――そもそも・・・玉サバって、品評会に出てるような、すっごい丸い仔が昔からいたんですか?
荒井さん「今みたいな肩もグッと出てるような仔は少なかったと思います」
――素人の推論ですが、福だるま人気が玉サバ文化に影響を与えてるんじゃないかと。
荒井さん「ありますよ!やはり福だるまに負けない丸い体型の玉サバを!って意識は作り手にあるでしょう」
――実際、品評会には(写真で見てる範囲でも)すごい玉サバが続々と出てきてますよね。
荒井さん「そうですね。でも一方では長手・・・サバ尾も大切にしていかねば、と思ってます」
その後、お宅のリビングに招いていただき、
厚かましくもお邪魔しちゃいました。
この日は本当に天気が良かったですが、
やはり暗くなると肌寒くなりましたし。
薪ストーブとデッカイ水槽!
う~ん、北国の金魚飼育!って感じヽ(´ー`)ノ
薪ストーブなんて、オシャレ!と
@まつやまは軽薄に考えちゃったのですが、
荒井さん曰く、「いざという時でも、これなら暖が取れますからね」。
・・・会津若松市は震災直後、
太平洋側からの物資が止まってしまい、
GS前に車の列ができたそうです。
薪ストーブは震災前に設置してたので、
役に立ったそうです。
オシャレじゃなくて、リアルに実用だったんですね・・・(;・∀・)
その水槽ですが、
会津錦たちがワラワラと泳いでました。
桜体色でけっこう大きめなサイズの会津錦が
群れで寄ってくる図ヽ(´ー`)ノ
うひょひょ~!って感じでした~
その中で存在感アリアリだった、
巨大な玉サバ(´゚ω゚`ノ)ノ
さらさらに、ぶっちぎりの巨躯を見せつける、
白い玉サバ(´゚ω゚`ノ)ノ
他の仔とくらべても、桁違いのでかさ!
親玉サバを掬ってもらいました。
荒井さんはお仕事でお忙しい中、
かなり厚かましいお願いでしたが、
快く見せてくださいました。
「まずまず理想的な体型ですね」と荒井さん。
そして先ほどの白いモンスター玉サバ!
荒井さんによると、
小さいころは、あまり丸くない仔だったらしいのですが、
「この仔はデカくできる」とピンと来て、
育ててみたところ、こんなになっちゃったそうです。
飼育場のタタキや水槽に居た仔たちだけで、
圧倒されてたのに、
室内にもこんなスゴイ仔たちが居たんですね~(;・∀・)
完全にノックアウトされましたヽ(´ー`)ノ
その後、リビングには荒井さんのご家族が
入れ替わり立ち代わり来て、
私の相手をしてくださったり、
料理を振舞ってくれたりヽ(´ー`)ノ
娘さんの手作りのケーキ、美味しゅうございました!
お母様お手製の粕漬けもバッチリでした。
なんといっても感動したのは、
会津の郷土料理、ボウタラという料理。
(棒タラ煮、という表記が正確なのかな?)
タラの干物を水で煮戻し、
さらにお酒で何日間もコトコト・・・
あの薪ストーブで熱したそうですよ!ヽ(´ー`)ノ
その後ようやく味を付けるという、
手間がすごくかかった料理。
これがもう、骨まで美味しい!
味付けも濃すぎず、
ご飯なしでもパクパクいける、上品な仕上がり。
いや~!来てよかった!wwwww
さらにさらに!
この日の夕食は一人で済まそうと思ってたのですが、
荒井さんが郷土料理屋さんに連れていってくださいました。
古民家風の佇まいで、
中は広々としたお店でした。
やはりボウタラも出て来ましたし、
貝柱を入れた小汁(こづゆ)、
ニシンの山椒漬けも!
名物のわっぱ飯もいただきましたヽ(´ー`)ノ
いや~、どれも美味美味!
会津料理ももちろん初体験だったのですが、
素晴らしく手が込んだお料理が多い。
敢えて例えればフランス料理的というか・・・(;・∀・)
海が遠く雪深い場所だけに、
保存食的な海産物しか入手できなかったのを、
工夫して、時間を掛けて、
美味しい料理にしてきたんだろうな、と思いました。
もともと水が良く、
お米やお酒が美味しいというのは知ってましたが、
こんなに奥深い料理文化があったんですね~(;・∀・)
美味しい会津料理(お値段も格安!)に
舌鼓を打ちつつ、さらに荒井さんとじっくり話しさせていてて・・・
@まつやま、ふと思ったんです。
ご覧いただいたように、
荒井さんは、玉サバもサバ尾も、
そして朱文金など他の魚種も、
見事に育てる技術をお持ちです。
他所(よそ)から来た素材(金魚)を
楽しみつつも、
それだけに留まらず、
ひと手間もふた手間もかけて、
独自の文化(地金魚)を編みあげようとしてる。
会津錦、福娘、じょっこという、
荒井さんの金魚たちと、
会津料理には共通した「何か」があるような・・・
ホテルに送ってもらいながら、
荒井さんにそんな思いをぶつけてみたところ、
「いや~、そうですかね~」と
照れたような困ったような
笑顔を浮かべてらっしゃいました。
その「何か」とは、
厳しい自然の中で暮らす人たちの意地なのか、
「無い」ことを逆手にとって素晴らしい「有」を生む粋(いき)なのか、
わずか半日の滞在では分かりません。
またいつか、会津の地にお邪魔して、
素晴らしい金魚と、
素晴らしい「何か」に触れたいと思いましたヽ(´ー`)ノ
この項、了。
旅レポートは続きますよ~。
・・・まだようやく1日目終了て(;・∀・)
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