@まつやまが金魚を飼い始めて8ヶ月後の日曜日。
2010年2月のこと。
 
自分で金魚を飼うだけでなく、
いろいろと見て回るのが楽しくなり始めたころでした。
 
まだ長男は生まれてなかったですが、
家族で高知に金魚巡りに出かけました。
 
手始めに高知県香南市のショップに行き、
丸鉢を見て「うぉぉ!さすが高知!」と興奮したり、
キレイなディスプレイに感動したり。
 
喫茶店で休憩後、次の店を目指しました。
 
 
ところが。
突然の腹痛。
ハンドルを握ってられないほど。
背中まで痛くなり、息が辛くなる。
 
結局、嫁に運転を代わってもらい、
救急病院へ行き、
落ち着いたところで、すぐ松山へ帰ったのでした。
 
 
その時、行けなかったお店の一つが、
高知市の熱帯魚園さん。
 
 
2年半ぶりのリベンジ戦です!
 
 
 
 
日曜市でも金魚!ふじさんと土佐錦魚デェト!その4の続き。
 
昼ごはんはタタキを食いながらの金魚談義。
店を出たのが午後2時半ごろ。
このまま愛媛に帰るのももったいないし、
「熱帯魚園さんに行ってみる?」と
ふじさんに尋ねてみたところ、
「おまかせします~」との答え。
 
おいおい、
「何が食べたい?」と訊かれて
「美味しいの!」って答える
バカップルの女じゃあるまいしヽ(`Д´)ノ
 
 
車に乗り込み、ナビの言うがまま、
かなりの遠回りをして辿り着いた「熱帯魚園」さん。
品評会場から歩けたじゃねぇか!って距離でしたヽ(`Д´)ノ
 
 写真右奥の木々が見えるところが高知城。
 
 
お店についたとたん、
ふじさんのテンションが急上昇!
 
「まつやまさん!ホラ!ホラ!」
店頭のフネを見て大喜び。
 
 
・・・いや、確かに見事な金魚ですよ。
良い形の地金さんです。
 
 
でもねぇ、ふじさん。
ここ熱帯魚園さんは土佐錦魚の総本山みたいなお店なんだよ~
土佐錦魚保存会さんとも、
日本土佐錦魚保存協会さんとも、
きちんとお付き合いされてて、
古い土佐錦魚の文献にも登場するようなお店なんだよぉ~
 
・・・と説明する間もなく、
「まつやまさん!らんちゅう、デカくないですか!」
 
 
そうだね、うん、これはスゴク立派ならんちゅうだね。
 
でもねぇ、ふじさん。
熱帯魚園さんは、 
全国に散らばるトサキンの愛好会の 
交流を図ろうと立ちあげられた、 
NPO法人「土佐錦魚の集い」の事務局的な 
お店なんだよぉ~ 
 
・・・と説明する前に、
店に入る前から、ワーワーと大騒ぎしている
金魚バカ2人に、
ご主人は業を煮やしたのか、
「屋上見られます?」
 
 
デブ@まつやまは、階段が大嫌いですが、
この時ばかりは軽やかに登りましたよ。
屋上に何があるかは、一応知ってましたからヽ(´ー`)ノ
 
 
だって屋上は・・・
土佐錦魚天国!
 
階段を上がって左側がこれ。
主に当歳の丸鉢がずらーり!
 
 
 
反対側がこんな感じ~ヽ(´ー`)ノ
 
 
屋上を見た瞬間のふじさんは、
(ΦωΦ)
 
こんな顔でした(笑)
 
 
丸鉢の当歳。
夜明けから水換え作業をされて、
午前7時半までかかるそうですから、
手間と愛情と、そして南国・土佐の太陽を浴びて、
元気いっぱいです。
 
 
 
この仔たちは二歳だったかな?
品評会で1尾1尾、洗面器の個体を
見て回るのもいいですが、
迫力ある土佐錦魚が群れてるのって、
スゴイ!ヽ(´ー`)ノ
 
 
 
密かに@まつやまが購入を迷った金魚。
もう完全にワタシ好みwww
 
 
 
 
おい!どうしてそんな模様になったの!?
思わず問い質したくなった親魚。
イチゴ氷に練乳がかかってるところを
連想したのは、@まつやまがデブだからでしょうか(゚Д゚;)
 
 
 
傾いた陽を浴びて気持ちよさそうに泳ぐ土佐錦魚たち。
屋上の土佐錦魚はほぼ全部自家産だそうです∑( ̄□ ̄;)
 
 
 
私が土佐錦魚を堪能&撮影してる間も、
ふじさんは一言も発せずに、
当歳を物色中。
屋上に上がってすぐ、店主さんにお値段を尋ねたと思ったら、
「土佐錦魚ハンター」に変身ですよ。
 
で、ふじさんの物色が続く中、
ご主人とお話させていただきました。
 
 
昭和42年、屋号のとおり熱帯魚店としてお店を開き、
熱帯魚の餌として近くの川でイトメを採取し、
販売していたのだそうです。
 
すると、土佐錦魚の愛好家がそのイトメを求めて
お店に通うようになり、
ご主人もいつしか、土佐錦魚のトリコになっていまい、
以来、約40年間にドップリ。
 
人の世話を厭わない性質(たち)とお見受けしましたが、
やはり一時期は高知市議も務められたそうで、
土佐錦魚の愛好会と行政との連絡役として
活躍なさったそうです。
 
 
こういう人、こういうお店が、
あの土佐錦魚たちを支えてきたんだな…と、
感慨深いものがありました。
 
 
 
さて、ようやく土佐錦魚を選び終えたふじさん。
 
「もういいですか?」とドヤ顔。
・・・君を待つために、私とご主人は雑談してたんだけどねヽ(`Д´)ノ 
 
 
何尾買ったのかな?・・・
洗面器を覗いてみると、
そこには元気で形の良い当歳が5尾。
 
 
あれ~(゚Д゚;)
最初は2、3尾とか言ってなかった??
 
「まつやまさんが買え買え言うから」
 
誰もそんなに買えとは
言っとらん!ヽ(`Д´)ノ
 
 
 
さて。
1階に戻り、店舗の水槽を見て回りました。
 
お店の中にもいろいろ金魚がいましたよ。 
写真はかわいいピンポンズ。 
ほかにも日本オランダなどなど。 

 
私はせっかくだからと、土佐姫を購入し、
奥様と、お店を継がれている息子さんにご挨拶。
 
「あれ?先週も来てなかった?」
実は奥様、前の週の土佐錦魚保存会(10月14日)の品評会にも
来られてて、@まつやまのことを憶えていただいてましたヽ(´ー`)ノ
 
…つながるなぁヽ(´ー`)ノ
 
 
奥様はすごく楽しい方で、
私が11月3日に加須に行くことを話し、
「良い琉金がいっぱい見れますからねぇ」と言うと、
「え~!私も行きたいっ!ヽ(`Д´)ノ」
 
・・・その日はNPOの「集い」の日でしょうに(笑)
 
奥様は以前、熊本県長洲町にも金魚を見に行かれたそうで、
金魚&旅行が大好きなご様子。
 
息子さんは津軽錦にハマってらっしゃるそうです。
 
いや~、素敵なご家族だ!
一家そろって金魚大好きなんですね!
 
 
 
なんて思ってたら、ふじさんの姿が消えてる。
 
店の外に出てみると、
熱帯魚園さんお手製の丸鉢に夢中でした。

 
・・・買うの?
「安いんですよ!ヽ(´ー`)ノ」
 
・・・・愚問だったね。
 
 
 
お店と駐車場の隙間の僅かなスペースが、
丸鉢の製造工場。
ご主人が日に3個ずつ、お作りになられてるそうです。
 
なかなかレアな光景じゃないでしょうか?
私は丸鉢の型、初めて見ました。
確かにお値段は安い!
 
 
 
 
私の車に、嬉々として丸鉢を積み込むふじさん。
・・・2コ買ったんだ(゚Д゚;)
 
 
 
丸鉢と当歳5尾を積み終え、
ご主人と息子さんに見送られながら、
熱帯魚園さんを後にしたのでした。
 
 
愛媛への帰路の車中。
 
@まつやまが
「いっぱいお金遣わせちゃったかな、ごめんね」と
年長者らしく気を使ってみたところ、
ふじさんの返答は…
「いやぁ!安かったですから!
 まつやまさんが話して、
 ボクが買う!役割分担ですね!」
 
暴走列車、健在だなぁ(゚Д゚;)
ここまでテンション高いふじさんを見たのは初めてでした(笑)
 
 
あと、ほんの少し続きます。
ラストは「ふじさんのヒ・ミ・ツ」です!
 
 
 
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