えー、今回の「金魚ビギナーですが、何か?」は
初期のスタイル・・・
読者をほぼ意識しない、
@まつやまの長文メモだとお考えください。
読む必要はまったくありませんwww
先日、この仔はなんて金魚でしょ(゚Д゚;)で紹介しました、
羽衣オランダ(仮)。
この仔の呼び方が良くわからない・・・と
書いたのですが。
本人は恐らく・・・
呼び方なんて好きにすれば?
って感じだと思いますwww
ちょっと整理して考えてみます。
この仔は現在、日本では概ね、
- 羽衣(はごろも。青文魚の部分褪色した状態)
- 羽衣オランダ
- パンダオランダ
と呼ばれている、というところまではOKだとして。
(一応、そう表記してるサイト等で画像で確認しました)
まず最初に考えねばならないのは、
この仔はオランダ獅子頭のなのか、
それとも羽衣・・・つまり、
青文魚が褪色したものなのか、ということです(笑)
はいそこ!「どうでも良い( ・∀・)」とか言わない!
オランダはご存知の通り、
日本においても古い魚種で
1700年代終盤から1800年代初頭にかけて、
中国からもたらされています。
一方、青文魚は、Wikipediaやその他のサイトによると、
戦後(1958年)に中国から輸入されたのが最初。
参照:セイブンギョ – Wikipedia
日本にとっては、かなり新しい魚種ですね!
もちろん、@まつやまにはDNA鑑定の能力も
巨額の調査費を使えるだけの巨万の富もありませんので、
ここは推測するしかありませんが、
常識的に考えて、
この仔は一般的に言うところの
「オランダ獅子頭」ではないでしょう!
素赤や更紗のオランダを掛け合わせて、
白と黒のツートンカラーという
組み合わせの仔が簡単に出てくるとは考えにくい。
※ただし、褪色過程では一時、あり得る・・・かな(゚Д゚;)
また、パンダオランダ×パンダオランダで
繁殖したら出てくるのは恐らく、
素赤や更紗のオランダではないだろう・・・
と思われます。
つまり「パンダオランダ」というのはあくまで愛称。
英語で青文魚を「ブルーオランダ」なんて
表現するのと同じノリだと思うことにします。
では一応、この仔は、
呼び方はどうあれ、
ルーツは青文魚だとします。
そこでもう一つの疑問!
前にも書きましたが、
青文魚の褪色したものだったら
単に「羽衣」でいいはずです。
わざわざ「羽衣」+「オランダ」と
呼ぶ必要があるのか、ということです(笑)
はいそこ!「飽きた・・・(;´ρ`)」とか言わない!
大抵の文献やネットでは、
青文魚が褪色して白黒になったのを「羽衣(はごろも)」、
完全に白く褪色したものは「白鳳(パイフォン)」と呼ぶ
ってことですから、単に「羽衣」だけでいいはず。
青文魚がオランダ体型なのは分かってるんだし、
わざわざ「羽衣オランダ」なんて
言わなくても良いのではないか、と(゚Д゚;)
ならば、逆に問おう!
青文オランダっているの?(゚Д゚;)
・・・と思ったら居るんですね~∑(`・д・´ノ)ノ
うわ~!ややこしや~(´;ω;`)
”青文オランダ” – Google 検索
青文魚は金魚関係の書籍でも、
「オランダ体型」に分類されてますし、
わざわざオランダと断らなくても、
消費者が怒ったりはしないんじゃないかと
思うんですが・・・
「白い白馬」ならぬ「白馬の馬」みたいな
表現に読めちゃう(笑)
そこでふと思い出したのが、
「かつて青文魚は琉金みたいに顔が尖ってた」という
先輩の話。
かれこれ前に金魚に詳しい人に
教えてもらったことがありまして。
琉金っぽい青文魚???
私は実物を見たことがないので、
その話をとんと忘れて
青文魚=オランダ体型だとばかり
思い込んでましたが、
Gyoogelさんでも、All About さんでも、
肉瘤の発達しないタイプがある、とか、
かつては肉瘤がないのが主流だったと
書かれてるんですね∑(`・д・´ノ)ノ
オリジナル(琉金体型)の青文魚の
写真を掲載されているサイトを見つけたので
勝手にリンクさせもらいます。
どーも、青文魚はややこしそうですね~(゚Д゚;)
いままで深く考えたことなかったのですが、
@まつやまも「羽衣オランダ」(仮)の飼い主になった以上、
おさらいしておこう、と思い、
いろんなサイトに書かれてることを要約してみます。
青文魚というのは、
昭和30年代、最初に日本に来たころは、
琉金に近いカタチで肉瘤はなかった。
「文魚」というのはナニかっていうと、
中国での金魚のカタチに関する分類の一種。
三尾や四尾の金魚を上から見ると、
「文」の文字に似てるからそう呼ぶそうで、
琉金や和金体型の金魚も含む総称のようです。
(中国のサイトによっては蝶尾や頂天眼も「文魚」に含まれてたりします・・・)
本場・中国では現在でも
青文魚(色の濃い墨っぽいのは藍文魚と呼び分ける)は、
肉瘤ナシで琉金っぽい体型が一般的のようです。
藍文魚は香港で切手にもなってます∑(`・д・´ノ)ノ
やはり肉瘤はナシ。
日本ではいつからかオランダ体型の
青文魚が多く輸入されるようになり、
当初は高頭青文と
呼び分けられたりもしてたようです。
それが2000年代初頭には
オランダ体型の青文魚が大勢を占めるようになり、
琉金体型青文は姿を消し、
いつしか「高頭」の表記も消えてしまい、
高頭青文が「青文魚」の地位を奪った・・・
なんて書くとちょっと劇的ですが、
@まつやまの想像だと、
なーんか、なし崩し的な話のような気がしますね。
中国での「文魚」の幅はメチャクチャ広い。
獅子頭とか高頭とかは、
あくまで頭のカタチの特徴を表現するもので、
そういうプラスαな特徴があれば、
高頭◯◯と呼んで付加価値を高めるけど、
原則、ボディに関しては
みーんな「文魚」でOK、みたいなw
だから、微妙な体型の四尾の金魚も
文魚って表記になるんですねw
中国では金魚の品種を、
血筋関係なく外形と体色で決めちゃうそうです。
「魚種名」というより、
「呼称」ですね。
なので・・・以下も想像ですが、
かつて中国サイドが輸出する時に、
肉瘤が出ようが出まいが、
「(普通鱗で)青い体色の四尾&三尾金魚」は全部、
青文魚の名称で売ったのではないかと。
肉瘤が出るタイプの仔たちでも
個体差があるし、
肉瘤が出そうな仔とそうじゃない仔を
仕分けするのも面倒。
だから、まとめて「文魚」と言えば間違いじゃない。
日本側は肉瘤があろうと無かろうと、
中国側が「青文魚です!」と言う以上、
「あ、これも青文魚なんですね(゚Д゚;)」と仕入れ、
そのまま流通させてたってことじゃないかなーと。
仮に。
この@まつやまの推論が正しいとすれば、
新たな疑問が浮かびます。
青文魚は日本で金魚として
認定されている品種の一つです。
故・松井圭一博士の分類には
青文魚は登場しませんから、
その後、追加された魚種ということになりますが
日本観賞魚振興事業協同組合は
現在主流のオランダ体型と、
元祖の琉金体型の
どちらを「認定」したのでしょう。
もしくは両方・・・つまり体型は関係なく、
体色を認定してるんでしょうか?
だとすると、ちょっと乱暴な気も(゚Д゚;)
極端に言えばキャリコと東錦を
同じ魚種扱いしてるみたいな。
(素人の独白です。ご容赦をw)
ようやく@まつやま的結論ですが・・・
はいそこ!寝ない!
羽衣うんぬんの前に、
その元になる青文魚が、
魚種としてきちんと
規程されているものなのかどうか、
それすら私には分かりませんでした(゚Д゚;)
日本における金魚の品種(魚種)は、
▽体型と体色が決まってるもの
(朱文金、コメット、キャリコ、東錦、地金魚などなど)
▽体型が決まっててカラーバリエーションがあるもの
(出目金や蝶尾、ピンポンパールなどなど)
▽体型は決まっててカラバリが微妙に別種扱い
(三色琉金とか黒らんちゅうなどなど)
・・・というパターンがあるように思うのですが
いずれも体型(身体的特徴)は決まってます。
しかし、青文魚や、同時期に日本に初移入された、
茶金に関しては、これらのパターンに当てはまらない。
カラー優先でボディのバリエーションが認められてる魚種、
って感じなんですね。
(少なくとも現状はそうなってるように見える)
だからいろんな呼び方が交錯して、
私のような素人は大混乱(笑)
・・・ってのが現状かと。
現在お店などが
「青文オランダ」とか「羽衣オランダ」と呼んでいるのは、
青文魚に決まった型が無さそうなので
オランダ獅子頭のカラーバリエーションという意味ではなく、
青文魚のボディタイプのバリエーションを表現してる、と
考えることもできます。
※実際はもしかすると逆かもしれません。
現在のオランダ型青文魚は、
恐らくオリジナル琉金タイプと交配して固定し、
わざわざ創った金魚でしょうから、
もはやオランダ獅子頭のカラバリで
色が固定されたモノと考えるべきで、
本来それを青文魚と呼ぶこと自体に無理があるのかも・・・
とも思えます。
つまり旧来の青文魚はほぼ日本には居ない、と(゚Д゚;)
最後に本題である、
我が家の金魚の呼び方を考えてみますw
「羽衣」だけで良いだろうと私も思ってたのですが、
現在の日本の金魚界では、
どんな体型の金魚か分からない(笑)
正確には「高頭羽衣」と呼ぶべきでしょうが、
「コートーハゴロモ」って響きはカワイクないし、
はごろもフーズの株価(東証2831)が
値上がりしたみたいだし。
消去法的ですが、
羽衣体色でオランダ体型の金魚、という意味で
やはり「羽衣オランダ」としておきます(笑)
以上で解決!
メデタシメデタシ!ヽ(´ー`)ノ
え?
お店とかでたまに見掛ける
青琉金はどういう位置付けか?
・・・そこは各自調査でm(__)m
このアホみたいに長い、
なんのタメにもならない文章を
最後まで読んだ方、
マジでソンケーしますヽ(´ー`)ノ
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