迫力!そして可愛さが同居する二歳 錦蘭会 Chapter4

らんちゅうの番付表は@まつやまにとって、謎多きシロモノなのですが、
特によく分からないのが、東西と数字の使い分け( ; ゚Д゚)
多くの場合、大関・取締・関脇・小結・前頭は東西があり、東が上。
勧進元・行司、脇行司は数字の「一、二、三」が使われます。
なぜ使い分けられてるんでしょうねぇ・・・?(・ω・ )

もともと相撲の番付表に模して作ったものですから、
東西に分かれて戦うわけでもない主催者(勧進元)、行司などが
数字で表記されるのは分かるのですが。
(勧進元は主催者として相撲の番付に記載されてた時代があったみたいです)

でも、そのリクツでいけば取締(運営者)が東西なのはナゼ?(笑)

いくつかサイトを巡って過去のらんちゅうの番付表を見てみると、
勧進元や脇行司が東西で表記されてるケースも散見されました。
どうもその辺は会によってバラバラみたいですね。

で、錦蘭会はというと、紙で配られた番付表は
勧進元一、勧進元二となってたのに対し、
二歳魚の番付板は東西って表記でした∑(`・д・´ノ)ノ

IMGP2139

 

なぜこうなってるのか事情を聞きそびれましたが、
歴史ある会だからこそ・・・なんでしょうか?( ; ゚Д゚)

 

小さいけど魅せる!当歳小の部 錦蘭会 Chapter3 の続き、
今回は二歳魚を一気に紹介していきます。

錦蘭会の二歳部門には、なんと大と小の2部門があります。
@まつやま、初めて見ましたし、会場に行くまで知りませんでした。
参加しようとする品評会のレギュレーションぐらいは事前に調べないといけないですね(;・∀・)

 

東大関

小の部とは思えない迫力。
確かにドーンとした大きさはありませんが、
筋肉質なボディに立派な頭と尾。
井ヶ田芳郎さん(奈良)の持ち魚です。
IMGP2066

錦蘭会公式カメラマン・M杭さん提供の写真です。
フンタンの両サイドにチョコッと白が入っているのが分かります。
胸鰭の柄とあいまって、なんともセクシーですv( ̄Д ̄)v

IMG_1333

 
 

西大関

太っい尾筒、華やかに開いた尾、長いボディ・・・
スゴイですねぇ(;・∀・)
これも徳島・藤原孝司さん(鳴門)の持ち魚。
さすが、としか言いようがありません。
IMGP2084

 

長いけど、十分に腹がついてるので均整が取れてるのが見て取れます。IMG_1388

 

 

立行司

村上勉さん(姫路)の持ち魚。
私が撮影した写真には、大半に眼が映ってて。
洗面器の中からこちらを窺ってる感じがなんともカワイイっす(∩´∀`)∩
可愛がって育てたのが色艶にも出てる気がします。
IMGP2094

迫力のある上見。腹が十分についてますね~
カシラのカタチもキレイですね~。IMG_1339

 

 

東取締

徳島の泰地正一さん(小松島)の持ち魚。
私のような素人が言うのは気が引けますが、
きっちり創り込んでる感じが出てると思います。
IMGP2158

 

提供写真で見ると、尾の前掛かりがキレイv( ̄Д ̄)v
全体的にバランスが取れてますねぇ・・・IMG_1342

 

 

西取締

またまたまたまた藤原孝司さん(鳴門)のらんちゅう。
西大関の仔とはまた雰囲気が違いますねぇ。
思いっきり頭がついてますし、尾もド派手!IMGP2107

こちらの写真で見ると、長さが際立ってて、尾の開きの美しさが分かります。IMG_1392

 

 

東大関

親魚と遜色ない迫力が大の部では感じられますが、
やはりまだ若いのでかわいらしさも同居しているのがこの部門の魅力ではないかと思います。
そういう意味では東大関のこの仔は、まさに迫力と可愛さを兼ね備えてます。
またまた藤原孝司さん(鳴門)の持ち魚です。
長いボディに迫力のある各パーツが揃ってます。
が、なんといってもこの仔はすごく人懐っこくて、人の居る方へ居る方へと泳ぎまくってた印象が強いです。
IMGP1940-001

提供写真でも、迫力と可愛さが感じられます。
もともと長いボディをきっちり太くされたのが見てとれます。IMG_1419

 
 

西大関

迫力満点の河原文男さん(神戸)のらんちゅう。
どのパーツを見ても力強い!って印象です。
この仔もよく泳いでましたねぇ。IMGP1954

 

提供写真を見ると、イタズラに太いだけでなく、全体のバランスが良いことが分かります。IMG_1481

 

 

立行司

山口公好さん(徳島)の持ち魚が立行司ゲット!
徳島勢、強し!ですねぇ(;・∀・)
山口さんは媛らん会の昨年(2014年秋)の品評会、当歳の部で1位を獲られてます。
ナニモカモ太いのに、すごくキレイに泳ぐ印象の仔です。IMGP1963

フンタンがモッコモコで迫力十分の頭、
尾の形もきれいですし、木目の細かい鱗が特徴的です。IMG_1433

 

 

東取締

媛らん会にも参戦していただいている松宮和博さん(川西)の持ち魚。
このフンタン、木目の細かい鱗・・・
そうなんです!我らが媛らん会の会長さんが当歳まで育てた仔なんだそうです。
それを松宮さんが引き継いで、二歳でここまでしっかり育てられたんですねv( ̄Д ̄)v
IMGP1985

迫力と上品さが同居したような雰囲気がよく分かる写真です。IMG_1438

 

 

西取締

申し訳ないのですが、西取締は@まつやまの写真は掲載ナシです。
撮影に大失敗してました(ToT)
M杭さん提供写真でお楽しみください。

こちらも藤原孝司さん(鳴門)の持ち魚。
もうパソコンが「ふじわら」と打つと「藤原孝司」と先読み変換するようになりましたよ(笑)
デッカイけど眼がチョコンと赤くてカワイイって印象の仔です。
赤いパーツを上からカシャーン!とはめ込んだような柄(笑)
でも、尾はキレイですし太みもバッチリです。
IMG_1487

 

 

続いて媛らん会メンバーの持ち魚。

西関脇

ベテラン・山下幾夫さん(松山)、さすがの創りです。
肉瘤の付き方は、まさに媛らん会の会長さんの系統っぽいデス(´∀`)
ふだん物静かな山下さんが、珍しくちょっと興奮されてるようにお見受けしました。
改めておめでとうございます(∩´∀`)∩IMGP1722

 

 

東前頭八枚目

こちらも山下さんの持ち魚。
下向きの写真で申し訳ないのですが、エサを求めてるのか、
こちらへこちらへ泳いでくるのでこんなアングルの写真ばかりでした(笑)
この仔もボディはドーンと長くて尾とカシラが立派でした。IMGP1739

 

二歳にも小の部がある、というのはやはり特徴的ですし、
それだけ参加魚が多いという証左でもあると思います。
当歳の大の部レポートで書きましたが、
やはり関西の金魚文化の影響もあり、
「大きい」ということだけに主眼が置かれないよう、
小さくても良い魚を評価する場として二歳小の部が創られ、続いてるんじゃないかと。

個人的な好みとしては大の部に出てる長手のらんちゅうがカッコイイと感じますが、
いつか小の部でも評価されるような可愛いけどシッカリした創りの仔を育てられたら楽しいだろうな、と思いました。

続きます。

 

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小さいけど魅せる!当歳小の部 錦蘭会 Chapter3

DSCN2610

食い倒れの街、大阪!

大阪に行って毎度思うのは、食い物の美味さ。

今回、錦蘭会の昼食で配られたお弁当、
美味しかったんですよ!
特にオコワ、味が濃くてワタシ好みでした(≧∇≦)/

私はデブですが食に詳しいわけでもなく、
地元・愛媛でもそんなに食べ歩いてるわけではありませんが、
例えば東京で美味しいものに出会ったら、
「これだけ人が居れば美味い店もあるよね」と思えますし、
名古屋やお隣・高知だったら「独特な食文化だなぁ」で済ませられます(笑)
ですが大阪のコストパフォーマンスのスゴさを見せつけられると、
敗北感というか、悔しさを感じます。
「どや!安くて美味いのがホンマモンや!」
言外に言われてる気がして(被害妄想w)

 

さて、閑話休題。
当歳大でI got it! 錦蘭会 Chapter2 の続き、今回は当歳小の部をご紹介。

 

東大関

鎌田守さん(徳島)の持ち魚。
太い頭に美しく開いた尾、アシメントリーな柄、
お見事です~(∩´∀`)∩

IMGP1765

 

公式カメラマンのM杭さん提供の写真を見ると、
やはり私の写真なんかより、良さがよく分かります( ; ゚Д゚)
尾が凄いし、カシラもド迫力、それでいて可愛さを感じます。
IMG_1079
 
 

西大関

中野龍文さん(丹波)の持ち魚。
なんとも可憐でキレイですねぇ。
フンタンはモッコモコ、尾もピーン!
IMGP1786

 

この写真だと尾筒周辺のウロコが鹿の子なのが良く分かりますね(≧∇≦)/IMG_1140

 

 

立行司

高橋明麿さん(磐田)の持ち魚。
鮮烈な赤と尾の美しが印象的です。
立行司は両大関とは違う観点で優れている魚に与えられる・・・
って話を聞いたことがありますが、まさにそんな感じですね(≧∇≦)/

IMGP1794

 

M杭さん提供の写真では、尾の美しさが分かりやすいです。IMG_1086

 

 

東取締

メチャクチャ元気だった吉田健治さん(徳島)の持ち魚。
泳ぎまくるし、近寄ってくるしで、ヤンチャな感じが好感(^^)
IMGP1870

 

お腹も創り込まれてますし、フンタン、尾などの各パーツが
バランス良く発達している感じがします。IMG_1092

 

 

西取締

中川昭彦さん(西宮)の持ち魚。
きめ細かいウロコと鮮やかな赤が印象に残りました。IMGP1812

 

幅もあるし、ボディもガッチリ太いし、前掛かりのある尾もキレイです。IMG_1143

 

 

続いて媛らん会メンバーの持ち魚。

勧進元一

事務局長・アズー氏、壱等ゲットおめでとうデス!
昨年は遠征で入賞が無く、今年は気合が入ってましたもんね~
桜尾? 前掛かりがキレイですし、ウロコの木目が細かい。
今度、尾の選別について教えてくださいm(__)m 
IMGP1697-001IMG_1120

 

 

さて、ここでトラブル
錦蘭会の方が「当歳小の部、西前頭八枚目!誰の魚!?」と
何度も何度も大きな声で呼びかけたのですが、
誰も名乗りでない。
「名乗りでないなら持って帰るよ~」

ワタクシが阿波錦魚連合会の品評会でやらかした、
「自分の魚が入賞してるのに気づかない」というミスが、
ここでも発生しているようです。

IMGP1850

 

媛らん会のメンバーは、私のミスで懲りてますから、
互いの魚の写真を持って、何度も確認作業をしました。

「違うと思うんだけど・・・」
似た柄の魚を出品していた媛らん会の大型新人・Tさんが、
錦蘭会の係の人に自分の魚の写真を見せました。
念のため、って感じで。
すると・・・
この魚だ。はい、名前を札に記入して!本部に持って行って!」

というわけで、西前頭八枚目はTさんがGET!
おめでとう!でもワタシと同じミスしたね(  ̄ー ̄)ニヤニヤ

・・・と思ったのも束の間(笑)

十数分後に別の人が、自分の魚ではないかと名乗り。
慌てて再確認する錦蘭会の人。

IMGP1892

 

結論は「・・・こっちの写真の魚やな」

なんとTさんの魚ではなかったのです。
絵に描いたようなぬか喜び( ; ゚Д゚)

もちろん錦蘭会の方もTさんに丁寧に謝っておられましたし、
Tさん自身も受賞に半信半疑だっただけに、むしろホッとしてました(笑)

皆さんも人違いならぬ魚違いには気をつけてくださいね!

 

当歳小の部を見ての感想ですが・・・
写真でもお分かりいただけると思うのですが、
「小」って感じがあまりしない。
実際はやはり小さめだとしても、各パーツのバランスがきちんと取れてて、
迫力もあるし・・・むしろ太みという点では、かなりシッカリしてて。

小さいから創るのは簡単なんじゃないかとワタシみたいな初心者は
考えてしまいがちですが、
小さくてもちゃんと見栄えがするらんちゅうを創るというのは、
むしろ難しい・・・と思います。

当歳大の部とはまた違った面白さが少しだけ分かった・・・
ような気がしています(≧∇≦)/

 

続きます。

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