選別勉強会!ズンドコらんちゅう飼育記(中)

 

来た!ズンドコらんちゅう飼育記(上)の続きです。
2014春・関東遠征の連載と同時並行ですみません。
書いてる方も頭がこんがらがってきますwww

 

この日は媛らん会メンバーによる選別勉強会。

といっても、会の公式行事ではなく、
媛らん会のうち若手数人が、
会長(ブログは「らんちゅう愛媛だより」)のご自宅に押し掛け、
選別の仕方を教えてもらおう!
・・・という、少々厚かましい企画です(゚Д゚;)

研究会という公式な勉強会が7月からスタートするのですが、
らんちゅう初心者が、それまでに間違いだらけの飼育&選別をやったのでは、
修正のしようもありません。
金魚飼育歴6ヵ月にして媛らん会に入会した、
「大型新人(笑)Tさん」の勉強のため・・・と言うことで
会長にお願いして開いてもらったものです。
(@まつやま&他の参加者は便乗ですwww)

前にも書きましたが、@まつやまの飼ってるらんちゅう稚魚は、
Tさんの二腹目から分けてもらったもの。
Tさんの後ろで会長のアドバイスを盗み聞いて
今後の参考にさせてもらおうという魂胆デスヽ(´ー`)ノ

 

午前10時、会長のお宅に行ってみると、
蘭土竜さん(ブログは「蘭土竜のブログ」)の持ってきた稚魚について、
会長が選別し、アドバイスをされてる最中でした。 

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写真の仔はセーフ・・・だったと思うのですが、
けっこう大きく育ててるのに、
サシのために「もったいないけど0点」(会長)の仔も居ました(´;ω;`)

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蘭土竜さんのらんちゅう稚魚。カワイイ感じヽ(´ー`)ノ

 

 

いや~、言葉は聞いたことがありましたが、
サシ、恐るべし!

サシ(差し)とは、尾芯が筒に刺している状態のことで、
@まつやまの理解では、尾びれのセンターの切れ込みが、
尾の「身」の部分まで食い込んでる、ってことかと。

これは品評会では完全にアウトとされてしまうのだそうです。
(細かい規程は各自調査w)

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@まつやまの稚魚でサシの例(´;ω;`)

 

会長からサシの見分け方などを教えてもらいつつ、
「家に帰ったらすぐ見てみよう」と焦った@まつやまだったのでした(゚Д゚;)

 

続いてTさんの稚魚が登場。
小さいバケツに入れられた稚魚・・・
その数2000弱!∑(`・д・´ノ)ノ

孵化直後に@まつやまに500弱分譲し、
その後、半分に割った舟が酸欠らしき状況でほぼ全滅したそうですから、
逆算すると当初は4500もの稚魚が居たってことですね(゚Д゚;)

会長、驚き&呆れつつ「よく維持してたね~」とおっしゃってましたが、
この数は確かに初心者には扱いきれないです。
この日はTさんの稚魚をほぼ全部持ってきてもらい、
会長が選別して数をガッツリ減らしました。

IMGP4463

 

 

会長が「これはダメな仔です」と選んだ、
問題アリな稚魚を間近で観察するTさん。
こういう仔たちとOKな仔を比較することは
選別眼が養うのにすごく役立ちそうです。
いや、改めて贅沢な企画ですね~w

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こちらは会長がOKした「合格組」。
今後Tさんが大きく育てていくでしょうヽ(´ー`)ノ

IMGP4499

 

 

なにせ数が膨大でしたので、
今回は良い仔だけを残す「抜き選別」。
ですから、「選に漏れた仔でも、まだ良いのがいるはず」と、
蘭土竜さん&アズーさん(ブログは「アズーのらんちゅうとベランダ金魚」)は、
かーなりマヂメに「お宝探し選別」をしてました(^^)

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会長のお話は「ほほー!」と勉強になることばかりでしたし、
何より会長の稚魚・・・
@まつやまやTさんの仔たちと同時期に孵化したのに、
比べ物にならないぐらい太くて大きくて、
そして良いカタチの仔たちを見ることができたのも
すごく参考になりました。

そのカタチや大きさを少しでも頭にインプットすべく 、
舟の中の稚魚を(@まつやまなりに)かなり真剣に観察しました。

 

・・・こういうのがホントの意味での「勉強」なのでしょうし、
やはり、自分でも飼ってみないと、
なかなかここまで真剣に学べないものだな、ということを
再認識した次第デス。

 

この日の午後は家族と西予市の名水「観音水」で食べるそうめん流しに行きました。
源流部も初めて見ました。
ただ、頭の中には「サシ」という言葉がグルグルと・・・(笑)

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ズンドコ日記は続きます。

 

 

 

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来た!ズンドコらんちゅう飼育記(上)

 

らんちゅうの針仔が我が家に来た。

肉瘤が苦手な家族が多いため、
@まつやま家では本来、「飼育禁止魚種」に該当しますが、
なんだかんだで、昨年の7月までは居たんです。
会社のOBさんからいただいた協会系らんちゅうを
当初長男のベビーバスで飼ってたので
「ベビーバスらんちゅう」と笑われてた仔たちの生き残りが。
その仔も死なせちゃってからは、
正直、飼う気はなかったのですが・・・

 

この針仔たちは、地元・愛媛県のらんちゅう愛好会「媛らん会」
最近入会された大型新人(笑)Tさんが孵化させたもの。

Tさんとは数年前からの知り合いなのですが、
半年前に、金魚・・・というからんちゅうを飼い始めたんです。

Tさんがらんちゅうを飼い始めてしばらくした頃、
「タマゴがいっぱい孵化したら分けるから、まつやまさんも飼いましょうよ」と誘われたんです。
正直、Tさんのキャリアが浅いことを甘く見て、
「いいですね!その時はシェアしましょう」なんて
軽々しく返事をしてたのが、そもそもの発端。

人工授精のやり方とかレクチャーしてみたりして、
@まつやま、いい気になってたのがマズかったデス(´;ω;`)

Tさん、3~4月に人工授精で2腹も採っちゃって(゚Д゚;)
しかも、2腹目は数千尾居るという・・・∑(`・д・´ノ)ノ

約束は約束!
らんちゅう稚魚を育てることになるとは、
夢にも思ってませんでしたが、
これも勉強!と思い針仔を譲り受けに行きました。

もらった瞬間は「あ、こんなもん?」と思えるぐらい、
少なく見えたのですが、後から数えると500尾弱居ました(゚Д゚;)

とりあえず室内に水槽を久々に据えて、
初のらんちゅう稚魚飼育をスタート!

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ブログでは魚種を書いてませんでしたが
もらって来た当初、家族にも魚種を詳しく伝えず、
「稚魚もらってきたよ~」と誤魔化してたからデスwww 

 

 

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移動させた日には餌をやってないので、
この日からブラインシュリンプを与えてみました。

喰ってる喰ってるw

ですが、この時点ではまだ全然らんちゅうどころか、
金魚とも思えない容姿と大きさw

60センチ水槽に水深浅めに水を張り、
水槽台の上に据え、下段でブラインを孵化。
「うむ。稚魚が見やすい」と悦に入ってたのですが、
これが後々、私にも稚魚にも悲劇を招くことになるとは、
分かってませんでした(゚Д゚;)

 

この日は長男の幼稚園の家庭訪問。
らんちゅう稚魚の水換えをしようとして、
掬う作業に腰が悲鳴を上げる(´;ω;`)

中腰で稚魚を掬い、バケツに移動させるのに深くしゃがみ・・・の繰り返しは、
デブ@まつやまには苦行以外のナニモノでもありませんでした。

「腰が!腰が!」と泣き言を言う私のあまりの不甲斐なさに、
見かねた嫁と下の娘も水換えに参戦の図www

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ちなみに、この日、「尾が開いてる!」と
最初に見つけたのは長女。
@まつやまは、言われてみて「・・・そうかも(´;ω;`)」。
情けない観察力デス。
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我が家に来た時点よりは少し大きくなった気がする。
背びれがないのも肉眼で分かるし、
大半の仔は尾が開いてるのが確認できるようになりました。
琉金の稚魚に比べても、驚くべき早さで尾が開きますね∑(`・д・´ノ)ノ

IMGP4305

 

 

順調!と思えたのはこの辺まで(´;ω;`)
フィルターも設置し、ミラクルバクテも入れ、
稚魚スクスク!って感じです。
エアは稚魚が水流に負けないよう弱め。

IMGP4315

 

 

朝、嫁に「稚魚が死んでる!」と叩き起こされる。 

かーなり死んでました。
一気に水が悪くなってる感じ。

蒸れによる病気&酸欠が原因だと推測されます。

エアは弱めでしたし、水槽の水深を浅めでヒーターを使ってたので、
フタはしてなくても蒸れる条件は揃ってたのか、と反省。

一刻も早く体勢を立て直すべきなのでしょうが、
琉金稚魚用に買った水槽が宅配トラブルで遅れたりで、
器が調整できない(´;ω;`)
とりあえず全換水で様子見。

 

稚魚は少数死亡。
朝見たら数尾、夕方見たら数尾死んでる、っていう状況。

琉金稚魚の選別も進まず、餌が足りなくなるのが目に見えていたので、
ブラインを湧かすのに2リットルのペットボトルを使っていたのを
梅酒用の瓶(8リットル)にチェンジ。
この大きさの瓶、地元スーパーに売ってなくて(シーズン的に少し早かったのか?)、
わざわざネットで買いました。
しかし、らんちゅう稚魚が全滅したら無意味な買い物になるかも・・・と暗澹たる気分(´;ω;`)

IMGP4379

 

 

らんちゅう稚魚をベランダに出す。
丸タライ(50リットル)でヒーター使用。
その代わり、琉金稚魚水槽のうち1個はヒーター停止。

らんちゅう稚魚、死に止まらず。
塩水浴開始。

一方で過密も原因と考え、選別も行う。

選別用ヘッドルーペも欲しかったのですが、
この日のために用意したのは、
メガネ型ルーペ「Hazuki」(ハズキ)
両手が使えるし、何より仕事でも使えるのでチョイス。
倍率は1.6倍と大きくないですし、
目をけっこう近づけないとダメなので、
本当に選別に向いてるかどうかは疑問ですが、
使いやすいという意味ではGOODです。

IMG_0898

 

Hazukiを装着したところw
IMG_0895

ベランダの水槽再配置と選別にて、
腰がまた痛い・・・(´;ω;`)

 

 

できるだけ薬は使いたくなかったけど、
複合的な原因に効果が期待できる薬Pを入れる。

 

 

ようやく稚魚が死ななくなったヽ(´ー`)ノ
・・・が、この時点で稚魚の数は約100。
選別したのもの合わせて、5分の1になってしまった(´;ω;`)

らんちゅうのことはよく分かりませんが、
この数では、比較的まともな当歳として残る確率は
かなり低くなっただろうと思います(゚Д゚;)

 

 

媛らん会の会長さんに選別の方法を学ぶ「選別勉強会」を翌日に控え悩む。
塩と薬は抜いたものの、
やはり病み上がりの魚を持ち込むのはダメだと考え、身一つで伺うことにする。

この時点で@まつやまのらんちゅう稚魚飼育は、
「ほぼ終了」な感じもしますが(笑)
最初から「何か学べれば」という思いで始めたので、
選別勉強会では何かを掴みたい、という思いがフツフツと・・・

(続きます)

 

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