「ミラクルバクテ誕生秘話」特別インタビュー第3部

 

昨日は「金魚ビギナーですが、何か?」が
アメブロから引っ越して、
独自ドメイン的に運用を始めて以来の
ページビュー&訪問者がありました。
普段、アクセス解析を気にしない@まつやまですが、
驚きました∑(`・д・´ノ)ノ

ミラクルバクテに興味がある方って
ことのほか多いんですねヽ(´ー`)ノ

ブログ村金魚ランキングもおかげさまで
IN、OUT、PV、注目記事の全部門で
1位に返り咲いてました(゚Д゚;)
(注目記事1位は羽衣オランダネタでしたがw)

読者の皆さまに感謝です!ヽ(´ー`)ノ

 

さてさて~
「ミラクルバクテは生き物です」特別インタビュー第2部の続き、最終回です。

今回はミラクルバクテの誕生秘話!
この話は@まつやま、いつか聞いてみたかったのですが、
なかなかチャンスがなくて・・・
高田社長の話を聞きながら、
「ほほ~!∑(`・д・´ノ)ノ」「へ~!∑(`・д・´ノ)ノ」と
驚きっぱなしでしたw

というわけで、
おそらく本邦初公開!
ミラクルバクテがいかにして生まれたか!ヽ(´ー`)ノ
お読みください!

 

誕生秘話

 

@まつやま:

ミラクルバクテの中身はかなりご説明いただきました。
でも、どうやってできたんでしょうか?
そもそも、ミラクルバクテは自然にあるもの・・・
どこかで採取されたものなのですか?

高田社長:

いえ、採取されたものではなく、
多様な自然由来の成分を組み合わせて
人為的につくったものです。
ある人が観賞魚向けではなく、
他の目的で開発したものです。
人為的に開発されたから、
中に入ってるバクテリアの種類が多いんですね。

皆さんが恐らく聞いたことのあるバクテリアも
含まれています。
ただ、バクテリアの世界では、
「良いもの+良いもの」が、
必ずしも良いものになるとは限らないのですが、
たまたま凄くいいものができた、とは言えるかもしれません。

 

@まつやま:

ミラクルバクテが完成したのは
いつぐらいのことなんでしょう?

高田社長:

いま、ミラクルバクテと我々が呼んでいるものは、
約20年前には作られていたんです。
本来の開発目的としての使われ方では、
メジャーな存在ではなく、
まだ世に出回ってはいません。

元々の開発者は水質浄化に使えるとは思ってたのですが、
観賞魚に使うという発想はまったくありませんでした。

私がたまたま、その方と知り合いだったので、
その縁でまず固形をいただいたんです。
「試してみたら」って感じで。
それが観賞魚用水質浄化用品としての
ミラクルバクテのスタートです。

しかし、実は私はそれ(後のミラクルバクテの固形)を
手にして3年間は使う気にならず、
放置してました。
こんなの金魚に使って大丈夫かな、と思ってね(笑)

そこで、30年来の付き合いだった
佐藤さんに渡したんです。

筆者注:
佐藤さんとは発売当初のミラクルバクテの製造元
「らんちゅうサトウ研究所」代表でらんちゅう師の故佐藤実さん

 

彼は「簡単濾過槽※」をらんちゅう飼育に使い、
水を引っ張る飼育を実践していたんです。

かつては、らんちゅう飼育も
水をいかに引っ張っるかがポイントだったそうです。
佐藤さんは昔からの、
金魚にストレスをかけない飼育法を続けてたので、
ミラクルバクテと相性が良かったんでしょう。

私は逆に、当時は3日で水を換えちゃうような
らんちゅう飼育をしていたので、
効果なんて分かるはずもないですよ(笑) 

IMGP4516
「簡単濾過槽」は水深の浅いタタキ池で使う濾過器。水を吸い上げて、器の中に入れた濾材の中に注ぐ方式の簡単な構造になっている=写真左奥、高田社長の飼育場にて撮影

  

@まつやま:

簡単濾過槽ってミラクルバクテより先に
あったんですね!∑(`・д・´ノ)ノ
知りませんでした。

高田社長:

その簡単濾過槽にミラクルバクテを入れて
使ったのはいいんだけど、
佐藤さんも数日では効果もなにも分からない、と言う。
そこで、最初にミラクルバクテを作った人のところへ
2人で出掛けて話を聞いてみようってことになりまして。

現地で佐藤さんが注目したのが、
液体タイプ・・・今のミラクルバクテ超濃縮液。
見るなり「これ、良さそうだ」と言い出したんです。

私は「そんな臭い液、どうするんだ」と思いましたし、
正直、佐藤さんは頭が変になったのかと(笑)
でも、彼は勘が良いというか、
匂いや色で直感したみたいです。
これは飼育に使える、と。

結果、液体の方が即効性があり、
らんちゅう池の汚れが凄い勢いで分解され、
金魚の活性も上がっていることを
佐藤さんが「発見」したわけです。

その後、固形タイプもしばらく経つと
大きな効果が出てくることを確認し、
ミラクルバクテとして発売することになったんです。

 

@まつやま:

ほほ~( ´・∀・`)
それで観賞魚業界…特に金魚の世界で突出して
知られる存在になったんですね。

高田社長:

そうです。
でも、いろんな用途で使えることを、
我々は試してますし、応用ジャンルは広いですよ。
まだオープンにできない部分もあるのですが、
水質浄化や消臭ではかなりの成果を挙げています。

例えば、合併浄化槽が故障して、
部屋まで悪臭が充満してるようなお宅があった。
家人が「まずは臭いだけでもどうにかならないか」と
業者に相談したそうです。
すると、既存の消臭製剤では
効果が出るまで3~4日かかる、と言われたそうです。
そこで私がミラクルバクテを試すよう勧めたところ、
30分ほどで匂いが消えたと驚かれた。

他にも汚泥処理などの大規模設備の試験でも
良い結果が出ています。
ミラクルバクテには油を分解する能力は無いと思うのですが、
浄化槽などの油分の粘性を取る効能はあるようで、
こびりついた汚れを簡単に水で流せるようにはなるようです。

今後は観賞魚業界でも、
もっと使ってもらえるよう努力すると同時に、
さまざまなジャンルでミラクルバクテを広げていきたいです。

 

@まつやま:

ミラクルバクテは佐藤さんが
「らんちゅうサトウ研究所」として
世に出しましたが、
高田社長が社長を務められてる
ラピッドリ・ジャパンもその遺志を継ぎ、
さらに広げて行かれる、と。

高田社長:

はい。
今後ともよろしくお願いします。

IMGP4487
ミラクルバクテの製造元、ラピッドリ・ジャパンの高田社長が育てているらんちゅう

 


 

金魚の世界で「ミラクルバクテ」といえば、
かなり有名になってますが・・・

愛好家として最初に手にしたのは、
実は高田社長だった!
そして3年間、怖くて使わなかった!

・・・なんて話は聞いてて大爆笑でした≧∇≦

好奇心旺盛な佐藤さんが、
「いいよ!オレっちで使ってみるからよ!」って感じで
試してみたんでしょうね。
目に浮かぶようですwww

 

金魚自体もそうですが、
普段使っている飼育用品が世に出るまでの話、
つくったり売ったりしている人たちの話を聞くと、
必ずドラマがありますし、
とても身近に感じるようになります。

今回のインタビューで、
・・・下手な聞き手&構成ですが・・・
ミラクルバクテがより身近に感じた方が
1人でも居られたら幸いですヽ(´ー`)ノ

(了) 

インタビューまとめリンク:
ミラクルバクテ特別インタビュー序章
「ミラクルバクテの正体に迫る」特別インタビュー第1部
 「ミラクルバクテは生き物です」特別インタビュー第2部
「ミラクルバクテ誕生秘話」特別インタビュー第3部

 

 

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「ミラクルバクテは生き物です」特別インタビュー第2部

「ミラクルバクテの正体に迫る」特別インタビュー第1部の続きです。

第1部ではミラクルバクテの
中身をかなり詳しくお話しくださった、
ラピッドリ・ジャパンの高田社長。

ご自宅の飼育場にはラベルが貼られてない
ミラクルバクテがズラリと整列してて、
普段から効果を検証されているのが窺えます。 

IMGP4518

 

お話をうかがってると、
ビシッと答えていただけるだけでなく、
「ここまで話していいの?」と思えるほど
すごく丁寧に説明してくださったのですが・・・
バクテリアの名前や化学物質の固有名詞が
バンバン出てきて、
文系の@まつやま、目が回りそうでした(゚Д゚;)

・・・ひとつひとつを追求される・・・
凝り性の方なんだな、と思いました(笑)

飼われてるらんちゅうを掬って見せてもらったのですが、
迫力十分ですし、すっごく人に馴れてました。
かなり愛情と手間を掛けられて育てられてるのが分かり、
ここにも高田社長の「凝り性」が垣間見えるなぁ、と
思ったりしました。

IMGP4496

 

こちらに向かって突進してくる、らんちゅうwIMGP4514

 

 

さてミラクルバクテ特別インタビュー第2部は、
「ミラクルバクテは生き物です」と題してお送りします!

 

生きている

  

@まつやま:

ミラクルバクテを販売するうえでの
難しさってありますか?

高田社長:

液体のミラクルバクテはねぇ(笑)
出荷後も発酵がありますから、
ボトルが膨張することがあるんですよ。
ボトルの強度などは、あれこれ試しましたし、
今もボトルからごく少量のガスが抜けるような
仕組みを考えてます。
液体販売はなかなか難しいですよ。

 

@まつやま:

発酵が続いてるというのは、
ミラクルバクテが生きてる、という証拠ですから、
仕方ないですよね。

高田社長:

売る側の手間を減らすためには
発酵を減らせばいいんです。
実際、そういうサンプルを作って、
故・佐藤実さんに試してもらった事もあったのですが、
やはり効果は減っちゃうようなんです。
効果を減らすのはダメだということで、
変わらず「呼吸する」ミラクルバクテを提供させてもらっています。

 

@まつやま:

ちなみに「膨張しないミラクルバクテ」って
どうやって作ったのですか?

高田社長:

例えば製造して2年以上経ったミラクルバクテは、
匂いも膨張もしなくなります。
ただ、それはバクテリアが死んだわけではなく、
餌がないので活動を停止しているだけなんです。

そういう時は、ミラクルバクテの固形を少量、
超濃縮液に加えてやると再び活性化して、
匂いも膨張も復活しますよ。
固形に中にはバクテリアの餌になる成分が入っていますから。

超濃縮液は購入から1年を目処に
お使いいただきたいのですが、
いったん活性が下がったものでも、
ちょっとした工夫で使えるようになるんです。

 

@まつやま:

そうなんですか∑(`・д・´ノ)ノ
じゃぁ、買った直後の「元気なミラクルバクテ」に
固形を加えてやると、
更に活性化してパワーが上がったり・・・

高田社長:

しますよ。
ぜひ試してみてください。

@まつやま:

パワーアップするんですか!∑(`・д・´ノ)ノ
それはゼヒ試さねばデスね~!

高田社長:

膨張にはお気をつけて(笑)

 

@まつやま:

お話を伺ってると、
ミラクルバクテは「飼育用品」ですが、
「生き物」なんだなぁ、っていうことを
再認識させられます。

高田社長:

ミラクルバクテ以外もそうですが、
液体のバクテリア商品が、
なかなかメジャーにならないのは、
生き物だから、というのはあると思うんです。

効き目がある状態で出荷する、ということは
活性が高い状態での販売が必要になる。
ということは、匂いも膨張もするし、
熱処理をしなくちゃいけないケースもあるでしょう。
作り置きもできませんから、
常時作り続ける必要が出てくる。
これらはコストにも跳ね返ります。

ミラクルバクテはその点、
分析により安全性が分かっているので
加熱処理もありませんし、
幸い生産能力に余裕があり、
作り続けてもコストに影響が少ないんです。
匂いと膨張は・・・工夫を続けてますが(笑)

ただ、生き物ゆえに
何もかもに効くとか、
どんな場合にも万能とか、
そういう事はないことは理解して
お使いいただきたいです。

ミラクルバクテを使うと
金魚が病気になりにくい、というのは
ユーザーさんからも多くの声が寄せられています。
ですが、それでも病気が出てしまった場合、
ミラクルバクテはいったん外して
治療した方が良いと思っています。

ミラクルバクテは多様なバクテリアの集合体ですから、
金魚に害を与えている菌に味方をし、
悪い方向に作用するバクテリアも
いるかもしれないですから。

ですから金魚にミラクルバクテを使うにも、
きちんと使い方を聞いてほしいですし、
説明できる観賞魚店でお買い求めいただけたらと思います。

 


 

固形を数粒、超濃縮液に入れると、
ミラクルバクテのパワーがさらに上がる!
とても興味深い「裏ワザ」(?)ですし、
購入後、時間が経ってしまった超濃縮液を
お持ちの方には朗報かとヽ(´ー`)ノ

@まつやまも今度試します!

では、次回、ミラクルバクテ特別インタビュー最終話に続きます!
どんみすいっと!

 インタビューまとめリンク:
ミラクルバクテ特別インタビュー序章
「ミラクルバクテの正体に迫る」特別インタビュー第1部
 「ミラクルバクテは生き物です」特別インタビュー第2部
「ミラクルバクテ誕生秘話」特別インタビュー第3部

 

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