さて、今回の「金魚ビギナーですけど、何か?」は
初期のスタイルでお送りします。
ダラダラな長文、
そして薄い内容、
写真なし、というスタイルです(笑)
旧スタイルの代表例としては、
こういうエントリーがありましたが、
まぁ不評だらけwwww
コメントは当然ゼロ!
先輩からも「訳わからんこと書いてたな」と言われるし。
黒出目はイスラム教徒?(゚Д゚;)|金魚ビギナーですが、何か?
でも、たまにこういうのも書きたくなるんですよ~
先日、何気なく琉金に関するサイトを巡ってて、
ふと、英語で琉金はなんて言うか、気になりました。
※@まつやまの英語力は、中学1年生同等です。
※今回は英語サイトの話が大半ですが、誤訳が山ほどある可能性あり。
※修正訂正等の指摘歓迎デス。
英語版ウィキペディアによると、琉金はズバリ「Ryukin」なんですね。
日本語版に比べて詳しかったりするのが、
さすがだと思いましたが・・・
そこで挙げられてた英語での別名が
Japanese ribbontail(ジャパニーズ・リボンテール)
the fringetail(フリンジテール)
the fantail(ファンテール)
the veiltail(ベールテール)
いろいろありますねぇヽ(´ー`)ノ
呼び名が多いということは
それだけ親しまれてる証拠!
英語圏でも琉金は人気がある魚種のようです。
良かった良かった!
・・・で終了すれば良いんですが、
たいてい、金魚の場合、
特に呼び名の話になると、事はそう単純じゃない事が多い( ̄ー ̄)
まずベールテール。
日本の琉金界を混乱させている、
(と勝手に@まつやまが考えている)
「○○テール琉金」の一つとして、
国内でもよく使われている言葉。
単純に「ベール」だけで言えば、
花嫁が顔を隠してるあのふわっとした布のことを指すわけですが、
英語版wikiに従えば、「琉金=ベールテール」に
なっちゃうわけで、
ベールテール琉金は「琉金琉金」かよ!
って、ツッコミはさておき(笑)
その英語版wikiで「Veiltail」を見ると、
ややこしいことに、ベールテールはアメリカで、
一つの魚種として扱わてる・・・
というか「ベールテール」という魚種があるんですね∑( ̄□ ̄;)
1890年代に開発された金魚で、
(ブリストル・アクアリスト・ソサエティのVeiltail紹介ページでは1920年代~30年代とある)
世界に「フィラデルフィア・ベールテール」として
知られている―と書いてありました。
ホントかよ、と思いGoogleで検索すると
いきなり出てくるページ(Kokosゴールドフィッシュフォーラム)には、
ちゃんと定義が書いてあり、
コメットと並びアメリカを起源とする2魚種のうちの1つとの表記が∑( ̄□ ̄;)
背びれが長く、尾は長く下がってるのが特徴。
キャリコと黒出目金から作出され、
その後出目性ではなくなった・・・と読めます。
いやぁ、知りませんでした!
私が知らないだけで琉金ファンなら、皆さんご存知なんだろうか?
フィラデルフィア・ベールテール!
このブログをお読みの皆様、
ぜひ一度口に出して、言ってみてください!
フィラデルフィア・ベールテール!
なんかカッコいいwww
ただ、この魚種、名前のインパクトとは裏腹に、
不人気のためか、いったんはアメリカから姿を消すものの、
ヨーロッパに残っていた血統で今も維持されてるようです。
逆に日本や中国で金魚の尾形を「ベールテール」と
言い出したのはいつ頃からなんでしょう?
少なくとも2003年以降でしか、Google検索には
ひっかかりませんでした(;・∀・)
このへんは輸入金魚に詳しいお店とかに
聞かないと分かりませんが、
尾形を呼ぶより先に品種としての「ベールテール」が
世に出ていた可能性は高そう。
以下は妄想ですが、
ベールテール琉金って呼び名は、
「花嫁のベール型の尾をした琉金」というよりは、
「(魚種としての)ベールテール風の琉金」って
意味合いからスタートしたのかも。
だとすれば、現在に至るまでベールテールの定義が非常に曖昧なのも
少し納得できます。
「蝶尾風」琉金とか、「土佐錦魚の反転尾風」琉金って金魚がいたとして、
その定義を決めるのは難しいでしょうからね(;・∀・)
横道に逸れますが、
素人@まつやまの理解では、
尾が大きく長くフワッとした感じの琉金がベールテール。
ブロードテールはベールテールと区別が曖昧っぽいですが、
尾が横に大きく開いてるのがブロードテール…(ですよね?)
さらに尾が開き、蝶尾のように(反翅型でしたっけ?)
反転するぐらいのものがメープルテール。
一時期、いろいろ読んだり尋ねたりしてみましたが、
「これが定義」ってのはないんですねぇ・・・
話を戻します。
上記のサイトなどによると、魚種としてのベールテールは、
▼切れ込みのないダブルの尾ビレ
▼尾ビレの先端はナイフで切ったような鋭さ
▼しばしば本当のベールのように尾ビレが垂れ下がる
▼体高があり、背ビレも高い
・・・ってあたりが定義になってるようです。
(この定義が正しいのかどうかは不明ですが・・・)
現在、ベールテールの定義は、
日本では諸説入り乱れてるわけですが、
魚種の定義を尊重するなら、体高や尾ビレまでを含めて
「ベールテール琉金」と呼ぶに相応しいかどうか
判断する必要があるかもですね(;・∀・)
「ダブルの尾ビレ」というのは四つ尾でしょうし、
図でも四つ尾に見えますから、
三つ尾のベールテールは、
ブロードテールと呼んだ方がいいのかも・・・
さて。
琉金は英語圏ではベールテールとも呼ばれているが、
実は「ベールテール」という品種が別に居た、ってことで
驚いた@まつやまでしたが、
実は同じパターンが他にもあるんですねぇ(;・∀・)
それはファンテール(Fantail)。
まずは無難に英語版wikiで見てみると、
「琉金の西洋での呼び方」とある…んですが、
四つ尾だと明記されてる∑( ̄□ ̄;)
四つ尾限定の呼び名???かと思えば、
詳細が書かれているところには、
「尾は琉金より発達せず」「出目性もある」との表記∑( ̄□ ̄;)
こりゃ、西洋人は「Ryukin」と「Fantail」を
別種扱いしたり、ごっちゃにしたり、混乱しとるな!
と直感的に思いました(笑)
で、アクア関係のサイトをいくつか回ったのですが、
アクア・コミュニティ・ドットコムの琉金の説明ページを見ても、
「琉金は日本で発達した、ファンテールに類する金魚」との表記が・・・
ここでは別種扱いですね~(;・∀・)
ANIMAL-WORLD.COM(アニマル・ワールド・コム)の
ファンテール説明ページでは、
「琉金はファンテールの日本バージョン」と書かれてる(笑)
先ほども紹介したブリストル・アクアリスト・ソサエティの
琉金紹介では「ベールテールとファンテールの中間が琉金」とある。
微笑ましかったのは、ヤフー知恵袋の米版では、
「ファンテールと琉金はどう違うの?」との質問に対し、
「琉金は背中へ高いアーチがある」との回答があり、
ベストアンサーに選ばれてました(笑)
日本では・・・
書籍『金魚の魚種80種カタログ』(杉野裕志氏著、どうぶつ出版、2007/04)によると、
琉金の中の尾型の表現として
「ファンテール」が説明されてて、
日本の切れ込みが深い尾と対比し、
丸みがあり、切れ込みが浅い尾がファンテールだと説明されてます。
非常に分かりやすいですヽ(´ー`)ノ
英語サイトの混乱ぶりと比較すると明確な説明です!
金魚80品種カタログ (どうぶつ出版・飼育ガイド)/どうぶつ出版
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以下は仮説ですが、
和金体型でもファンテールと呼ばれる金魚が
アメリカにはいるようなので、
あまり体高がなく、フナ尾じゃないものは、
西洋ではザックリと「ファンテール」と呼び、
琉金未満な仔たちもハネずに売ってるんじゃないかと(;・∀・)
売らんかな、の命名は洋の東西を問わず、って感じなのでは?
そういうところはアバウトなのに、
分析・定義好きなアメリカ人たちは、
「ファンテールの定義」までも考え出して、
別魚種として扱い、琉金とどこが違うか論じて、
楽しんでる、ってことかもしれません。
だとすれば、ある種、豊かな心・・・みたいなものを感じますねヽ(´ー`)ノ
ファンテールだろうが、
ベールテールだろうが、
ブロードテールだろうが、
リボンテールだろうが、
メープルテールだろうが、
スワローテールだろうが、
ショートテールだろうが、
琉金はカワイイっすからねヽ(´ー`)ノ
そういう人たちが遠く海を隔てて、
大勢いるのかと思うと私も楽しくなってきますヽ(´ー`)ノ
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